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Xデザイン学校 2024 ベーシックコース #02 エスノグラフィ/行動観察

リフレクション

なぜ、すぐに書かないとダメなのか?感想は何がいけないのか?
腑に落ちなかったが、
リフレクションの目的が、
「次はこうしよう、失敗から学んだことを記録する」ことであり、
「時間が経つと、無意識に思い出して最適化するので、物事の真実を捉えられない」という理由からだということで、腑に落ちた。

なるべく、早く書くことで、その時感じたことや理解できたと思ったことに脚色がかかりにくくなる、ということかと思う。

ちなみに、備忘録、思考をまとめるときのメモ書きなどは階層化した箇条書きを使っているが、リフレクションには向かなそうだ。
なぜなら、箇条書き自体が、情報や思考を言語化したものを最適化してるから。

定性調査と定量調査

定量調査は数字化できる一部分にすぎないのは、確かに。
「データドリブンからは新しいものは出てこない」については、
確かに数字で示さないと説得力がないのは実感しているが、定量データからは、その数値の「なぜ」がわからないと感じている。
ということで、トライアンギュレーションが重要、とのことだが、
マクナマラの誤謬の例がわかりやすかった。
というのも、以前「映像の世紀バタフライエフェクト」でこのテーマの回を観たからだ。
定性調査、定量調査、統計資料の3つの図が示されていたが、
統計資料というのは、定量的なものを統計的な手法で分析すること、ではなく、統計的な客観的な資料(男子高校生の身長データとか、都道府県の人口とか、そういうやつ?)、と理解してみた。

【超重要】質的調査の全体像

行動・整理データ(外から観察)+発話データ(内から観察)=プロトコデータ、というらしい。
これを観察できた「事実」と捉えて、分析する。
その後、コンテキスト(行為の全体像)、ゴール(潜在的なニーズ)、プリファレンス(暗黙の価値観)の3点を確認して、ソリューションの提案に繋げる。

コンテキストとゴールはよくヒアリングするが、プリファレンスについて意識することはなかったのだが、プリファレンスが「個人」の行動の根源みたいなものがあるとしたら、そこに「なぜ」が隠れていそうだ。

PDUモデル

プラットフォームとディベロッパーとユーザーのうち、ディベロッパーがピンときていなかった。
プラットフォーマーが提供するものを使ってサービスを提供するのがディベロッパーということか。
プラットフォームには、課金システムとビッグデータが必須とのこと。

また、プラットフォーマーになるからには、ユーザーを囲い込む必要があるし、それを維持して、競合プラットフォームを駆逐しないと、逆に敗退してしまう。それこそが一番大変な気がする。競合もあの手この手で一番を狙うわけだから、熾烈だろう。
ということは、囲い込んだら勝ち、ではなく、常に一番のプラットフォーマーであるべき、という覚悟が必要ということか。
確かに、「面倒だから、すでに入っている⚪︎⚪︎でできるならそれでいいや」と囲い込んだだけでは、魅力的な何かや環境依存の理由で他に移られてしまったら、そこから奪い返すのはとても難しい。
だから、存在意義(パーパス)とか共感が重要なのだろう。
そして、より多くのディベロッパーを囲い込むために必要なのが「民主化」ということだと思う。
身内だけが幸せになるクローズドではなくオープンであることが重要なのは今っぽいし、存在意義(パーパス)を掲げて多くのディベロッパーとユーザーに共感してもらうには、そこでクローズドで身内の豊かさの追求を掲げていては、そもそも受け入れらないだろう。

感想

とはいえ、感想も書いておく。
なぜなら、あとで読み返した未来の自分が、「あ、この時は、こんなことを感じていたのか」と振り返るのに役立ちそうだから。

実は、前回のブートキャンプで、想像よりもハードだと気づき、気が重い#02だったが、今回の内容は、興味深く、面白く聞けた。
チーム作業も他の人の意見が聞けるし、現職では自分がリーダー的な役割が多く、他のリーダーがどのようにチームを引っ張っていくのか、参考にする機会が少ないので、メンバーとしてチームに参加できるので、新鮮だ。

他の業種の方との会話や発言は、現職にもつながるヒントがいっぱいありそうだと、今後の期待感が高まる#02だった。