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自分に合うシャンプーの見つけ方


お店やネット、今流行りのシャンプーなど種類が豊富で何を基準に選べばいいのか難しいですよね。

最近はシャンプー難民ともいえるワードがあるほど、

数多くシャンプーがあり、自分にあったシャンプーを選ぶのが難しいというのもあると思います。

今回は自分に合ったシャンプーを見つけるためのポイントをご紹介します。

選び方のポイントを把握し、自分に合うシャンプーを見つけて、美しい美髪、健康な頭皮を目指しましょう。

美容室専売品から市販のものまで、一口にシャンプーと言っても様々です。

シャンプーはその特徴や目的によっておおきく5つの種類に分けられます。

以下では、シャンプーの5つの種類の特徴とメリット、デメリットと合わせて紹介します。


石鹸由来の成分を液状のシャンプーにしてお肌と同じ弱酸性にしたものでお肌に優しいです。

①   弱酸性石鹸系シャンプー
特徴
弱酸性石鹸系のシャンプーは低刺激で泡立ちが良く、
洗浄力も比較的しっかり汚れを落とせます。

お肌と同じ弱酸性なので低刺激で毛穴が目立たなくなる、毛穴の汚れがしっかりとれることや毛穴がとじる

ことで髪の根本の立ち上がりボリュームが出やすいなどの特徴があります。

メリット
しっかり汚れを落としながら低刺激で髪がきしむのをなるべくさけることができます。

ヘアカラーやパーマをされている方でしっかりさっぱり洗いたい方にもお勧めです。

デメリット
石鹸系と比べると質感はよいですが、髪がキュキュッときしむ感じや、指通りが物足りなく感じる可能性があります。

またボリュームがでやすいので、ボリュームを抑えたい方はトリートメントやアウトバスオイルなどでケアする必要があります。

石鹸由来の成分を液体のシャンプーにしており、洗浄力があり、環境にも優しいのが特徴です。

②   石鹸系シャンプー
特徴
弱酸性石鹸系よりも泡立ちと洗浄力があります。
しっかり髪と頭皮の汚れを落としたい場合や、

普段スタイリング剤やヘアスプレーなど使用している場合は定期的な集中クレンジングとしてもお勧めです。

メリット
天然由来の洗浄成分をベースにしたものが多く、人にも環境にもやさしい点がメリットです。

また、さっぱりとしっかり洗いたい、手荒れをおさえたりお肌にやさしいシャンプーで洗いたい方にお勧めです。

デメリット
洗浄力が強いので、洗いすぎると必要な皮脂まで洗い落としてしまい、乾燥肌になってしまう場合があります。

弱アルカリ性であるため、髪のきしみ感があったりボリュームを抑えたい方はトリートメントや洗い流さない

アウトバスオイルでケアする必要があるでしょう。

③炭酸系シャンプー
特徴
アルミ缶などエアゾールタイプで最初から泡状で使用できるシャンプーです。

石鹸系シャンプーなどの元々洗浄力の強いシャンプーに炭酸が配合させた商品になります。

メリット
頭皮の頑固な皮脂の汚れ、髪のスタイリング剤などの
汚れなど、シャンプーだけでは落としずらい汚れを

炭酸が汚れを浮かしてくれるので、髪や頭皮に負担をかけることなく汚れを落としてくれます。

また、頭皮の血行を促し頭皮の代謝をよくしたり頭皮エッセンスなどの浸透をサポートしてくれます。

デメリット
汚れがよくとれる一方で髪がきしみます。
商品によってはヘアカラーやパーマ施術の直後に毎日

使用するとカラーの退色やパーマがとれてしまう可能性があります。

ので、ゴシゴシ洗わず指で泡を馴染ませることを意識して洗うと逆にヘアカラーの定着がよくなったり、パーマがしっかり定着します。

若干コストが高い傾向の商品が多いので、週に2~3回のクレンジングケアとして使用するのもお勧めです。


髪の約80%はタンパクで構成されております。

③   アミノ酸系シャンプー
特徴
アミノ酸はお肌や髪を形成しているタンパク質を非常に細かくしたサイズの物質なので、髪に栄養を補充するの

に向いており、また頭皮に刺激が少ないといわれています。

保湿や刺激が少ないので、必要な皮脂まで洗いとってしまうことがなく、頭皮が乾燥しやすい方や優しく髪を洗いたい方にお勧めです。

メリット
マイルドな洗浄力なので、ヘアカラーやパーマ後などデザインが長持ちする傾向にあります。

髪が少ししっとりした仕上がりになりますので、髪の質感を出したい、髪を落ち着かせたい方にもお勧めです。

デメリット
泡立ちは良くないです。高級アルコール系や石鹸系のシャンプーと比べ洗浄力が弱いので、

スタイリング剤やヘアスプレーなどされている方は髪や頭皮の汚れを十分に落とせない可能性があります。

スタイリング剤を使用していたり、なんとなく洗い足りていないと感じましたら週に2~3回石鹸系シャンプー

や炭酸シャンプーを使用するのがお勧めです。

ごく稀ですが、体質的にアミノ酸が頭皮に対してかゆいと感じる場合があります。

④   高級アルコール系シャンプー
特徴
洗浄力が高く、泡立ちもよいのが特徴です。
「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリ

ウム」といった石油由来の合成界面活性剤が配合されております。

髪と地肌をしっかり洗えます。

メリット
低価格で購入できる商品が多いです。
成分の組み合わせで刺激を抑えたり、

髪の質感をだしたり、様々なメリットを出しやすく商品の種類も多いです。

デメリット
髪質や頭皮のコンディションによっては洗浄力が強すぎて、カラーやパーマ施術後すぐに使用すると、ヘアデザインが長持ちしない原因になりえます。

また、頭皮の必要な皮脂まで洗い落としてしまい、頭皮が乾燥してかゆみなどトラブルにつながるケースがあります。

刺激もあるため、頭皮がデリケートな方や、乾燥肌、アトピーの方などは使用を控えた方が良いでしょう。

低価格のシャンプーの中には、質感を出すためシリコンなどが配合されたものがあります。

こちらのシャンプーは泡立ち、洗浄力、髪の指通りやツヤを感じられても疑似的なものでずっと使用していると乾燥肌や髪がべたついてしまうケースがあります。

⑤   シリコン配合シャンプー
特徴
石油系、高級アルコール系などのシャンプーに多いです。シリコン配合により髪のツヤや指通り、収まりが低価格のシャンプーでも実感できる商品が多いです。

トリートメントをしなくても指通りやツヤがでる。
しっとりと髪が落ち着く特徴があります。

メリット
シャンプーだけである程度髪のツヤを出したい、おさまりを良くしたい、または指通りを良くしたいが普段

トリートメントやヘアオイルを使用しないといった傾向の方にお勧めです。

単価の高いシャンプーであれば、水に溶けて頭皮の毛穴に残らない、髪に蓄積しないような水溶性シリコンや、

毛先のダメージの部分のみシリコンがコーティングし髪を摩擦などのダメージから保護したり、刺激の強い

界面活性剤から髪や頭皮を守ってくれる優秀なシリコンもあります。

デメリット
シリコンの種類は100種類以上あり、手頃なものから高級なものまで様々な種類があります。

単価の安いシリコンシャンプーは髪や頭皮に蓄積してしまい、細毛・軟毛の方は髪が重くなりすぎてしまう傾向があります。

またヘアカラーやパーマがうまくかからない場合もあります。

頭頂部がペタッとなってしまうケースもあるので、

細毛・軟毛の方は植物性オイルや軽めの質感のオイルで
様子をみながら使用するのをお勧めします。

使用し続けて髪に重さやべたつきを感じた際は、炭酸シャンプーや石鹸系の洗浄力のあるシャンプーで週に1.2回集中クレンジングすると良いでしょう。

お悩み・目的別シャンプーの選び方6選

次に、自分に合うシャンプーの選び方を髪質、頭皮の状態、ヘアカラーやパーマなどをしているかになどあわせてご紹介します。

ヒアルロン酸・アミノ酸は髪を保湿でしっとり落ち着かせ
髪にツヤをあたえ、頭皮も保湿へと導きます。

敏感肌、頭皮のフケやアトピー、髪のうねりやひろがりが気になる

「ヒアルロン酸」「アミノ酸」タイプの保湿成分や界面活性剤のタイプが、髪をしっとりまとめ、保湿による自然なまとまりとツヤがでやすいのでお勧めです。

また髪を保湿することで、梅雨の湿気による髪の
うねりなど、あらかじめうねりを抑えることが
できます。

アミノ酸系シャンプーは低刺激で保湿など頭皮をケアするのにもお勧めです。

髪のパサつき、ひっかかり、ポワポワしたはね毛
(あほ毛)、エイジング毛が気になる

「ヒアルロン」「アミノ酸」「植物オイル」、配合のシャンプーまたはアミノ酸系のシャンプーがお勧めです。

保湿やしっとりした落ち着きにはアミノ酸系シャンプーがお勧めですが、よりツヤや指通り、まとまりをだす

ため、植物オイル配合のシャンプーがお勧めです。

髪のダメージの原因になるUVケアなどのメリットもある為、紫外線の強い時期にも良いでしょう。

しっかり髪と頭皮を洗いたい、軽めの質感、ボリュームを出したい

石鹸系・弱酸性石鹸系タイプのシャンプーがお勧めです。ボリュームがでる一方で、髪のキシみが気になる方はさらさらタイプのトリートメントやミストや

ミルクタイプなど軽めの質感のアウトバストリートメントで補うことがお勧めです。

「加水分解ケラチン」配合など髪のダメージを補い、
ボリュームを出す成分も配合されているシャンプーも良いでしょう。

ヘアスプレーやスタイリング剤はシャンプーだと落としずらい
傾向にあります。

スタイリング剤やヘアスプレーなどよく使用する
スタイリング剤やヘアスプレーに含まれている樹脂、
ポリマーは髪をコートしなかなかシャンプーの界面活性

剤だけでは落としづらい汚れなので、石鹸系や石油系など洗浄力の強いシャンプーでしっかり洗うか、炭酸シャンプーなどがお勧めです。

ただし髪がキシむ傾向があるので、しっかりトリートメントをするか、オイル系シャンプーの使用も勧めです。

ヘアカラー・パーマをしたばかりの髪に
ヘアカラー・パーマをしたばかりの髪は傷みやすいので
ヘマチン配合など、ヘアカラー・パーマ後に使用する専用のシャンプーがお勧めです。


コテやアイロンなど熱でヘアカラーの退色や、髪が傷むリスクがあります。

コテやアイロンをよく使う髪に
髪はタンパク質で構成されているので、コテやアイロンを頻繁に使用すると、生卵を熱すると固くなるように

髪がタンパク変性をおこして硬いごわついた髪質になりやすいです。

またヘアカラーの変色のリスクもあります。

γドコサラクトン (エルカラクトン) 配合のシャンプーやアウトバスを使用すると、髪を熱から守り、

熱の力で髪を毛先までしっかり修復したり、ヘアセットをキープできるのでお勧めです。


髪質ヘアカラーとパーマ歴・頭皮のコンディションで選べます。

シャンプーの選び方のポイントまとめ
①    髪質が細毛か、それとも剛毛でボリュームを抑え
  たいか、また髪のうねりが気になるか。

②    ヘアカラーやパーマをしているなど、
  髪のダメージが気になるか。

③    頭皮は健康か、またはかゆみや皮脂などが
  気になるか。ヘアスプレーやスタイリング剤など
  頻繁に使用するか。

上記のポイントを抑えながら何を1番に重視するかを明らかにしてシャンプーをチョイスすれば、

より自分にあったシャンプーに出会えると思います。

毎日のヘアケアによりさらなる美しさを実感できる、ウキウキした気分にさせてくれる自分にピッタリのシャンプーを見つけましょう。