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選挙が終わって

はじめてかもしれない
しっかり関わった地方選挙

いままでは、
投票に行きました

結果をなんとなく知る

投票した人、当選したな~

よかった

おわり

今回も、そんなに大きく意識が変わったわけではない
ぼーっと結果を見ていて
投票率とか、気にはなったものの
誰が、どれくらいの票をとって当選したのかなど
今回の結果だけを
ほんとにぼーーっと見ていた

わたしは、事を起こすことはしていても
結果を考察する、まとめるというところが
苦手で、ちょっと逃げていた部分がある

どう思った?

ある人に尋ねられて、少し戸惑った
やってなかったことはない
感じたこと、思ったこと、確かにあった
手帳には思ったことを書いていたし
身近にいた人にはシェアしていたかもしれない

だけど、ほんとに考えていたかというと
まだまだ
やったことで満足している部分が大きかったと思う

自分の意見を、公にすることの怖さ
誰かの正しいにおびえていたり
どう思われるかを気にしている

議員=公の人だから
意見を公開しても当たり前

でもわたしは?
この企画をして実行したわたしは
自分の意見を公開することをためらっている

わたしの中の、卑怯な部分と
自己顕示欲といろいろがわっと出てきている

今回は、思うことなどを
素直に書いてみようと思う

■前回の選挙との比較 その①投票率

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これまでの宇和島市議会議員選挙の投票率は上記のとおり

同時に行われていた市長選挙の投票率はこちら

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※選挙ドットコムから引用

2005年、市議会議員選挙は100%!?
なのに市長選挙は83.18%って、なんでだろ??
そもそも100%の投票率ってあり得るのだろうか
ここに載ってある数字に、まず違和感

ですが、とりあえずこれが正しいとして見ていきます

毎回同時にあった市長選挙が、今年はなかったから低かったのか
それでも2005年の結果をみると、市議会議員選挙の方が関心は高そう

やはり、感染症の影響が大きかったと考えるのがおそらく普通
投票所は込み合うかも?不特定多数の人が出入りすることを考えると
自然と足は遠のいたのだろうか
投票に行くということを目的とするならば、
期日前投票もあるし、時間帯を考慮していくなど
方法はいくらでもある

選挙管理委員会からの、管内放送や車での啓発もなかったから
もしかしたら、選挙ということを忘れていたのかもしれない・・・
いや、それはないか
しかし、誰かに促されないと行けない人がいるならば
これも原因のひとつと成り得る

前回の選挙2017年は、わたしが宇和島に来て間もない頃で
もっとにぎやかだった記憶はある
だけど、選挙の入場券はなかなか届かず、選挙権ないのかなと
調べたことは覚えている
新市長への期待もあっただろうし、選挙がある!!というのが
ちょっとしたお祭りのようになっていたように記憶している

この4年間過ごしてきたことと、今回の有権者へのアンケート回答を見ても
市民が行政に、政治に関心を持っていて
自らの意思で積極的に投票に行くということは考えにくく
投票率がいつも70%近くあることの方が、わたしからみると不思議

ただ、とてもまじめであることから
以前のわたしのように、とりあえず投票には行くという人や
知り合いに頼まれたから行かないとという律儀な性格ゆえ
なんとなく、頼まれたから、会社で言われているからという
自主的ではなく、仕方なくというか、使命感というか
義務感とかそういうもので投票にいっている人が多いのではないかと思う

そう考えると、田舎であればあるほど
地元に近すぎるところほど
立候補者と有権者の関係が歪んだものになってるようにも思える

候補者が、誰ともわからない市民に、想いを伝えることなど必要ない
と言ってしまえる環境も納得できる気がする

4年前と比べたら、豪雨災害の被害やら感染症のことで
悩みも不満も不安も、大きくなっていることがあるはずなのに
投票率がこんなに下がったということは
そもそも興味がなかったことに加えて
あきらめだとか、よくわからない怖れによって
投票に行く権利を放棄した人が多かったということ

まじめゆえ、まん延防止重点措置のとられている期間だから
指示に従って、外出を控えた結果が、投票率低下につながったのか

自分の暮らしにとって、重要な位置づけとる選挙、投票を
不要不急の外出だと捉えていたなら、どうかしていると思う

そのたった1票で、暮らしがかわると思っている人が少なく
もし変わるとしたならば、行かなかったことで、大きな力に
なにか大切なものを奪われるのではないかという
ネガティブな要素の方が大きいのではないだろうか

暮らしと投票、選挙が密接に関係していることも知っている
ただ、それは自分で選ぶことではなく、大きな何かに従うこと
それによって、守られている気がしているのかもしれない

だとしたら、希望はとてもわずかなものとなってしまう
だって、ただ知らないだけなら、知れば変わるから
知っているけど、それを選んでいるのであれば
それを変えることは容易ではない

それから、選挙権が18歳以上になって2回目の地方選挙
若い世代の投票率がどうだったのか
ここの層が、どれだけ興味を持って、自分事として選挙をとらえるか
立候補者との年齢差もあり、共感できることも
もしかしたら少ないかもしれません。

いまの社会、その世代のせいにして憤りを感じることもある
だけど、おかげで今があるということもある

これからの時代を担う層への働きかけは、幼児のころからはじまっているのだと思う

■獲得票数からわかること

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前回の選挙戦との比較をしてみました
現職の議員さんで、票を伸ばしているのは佐々木宣夫候補ただ一人
三間地区からの立候補者が一人というのも関係しているかもしれません。
その他の現職議員さんは、多い人で800近い票を失っている
前議長の福島さんは444票マイナスで落選!?

福島さんについては、議長だったとはいえ
年齢も上から二番目ということもあり、支持者の多くが同じくらいであれば
この状況下、投票にいくことができなかった人たちがいたのかもしれない。

票を伸ばしている、佐々木さん。
わたしは直接お会いできなかったし、電話もつながらなかったため
お話を直接聞いてはいませんが、SNSの投稿を頻繁にされており、
選挙期間中は、映像、写真はなかったものの、ご自身の考えや、思うこと
また、街宣車スケジュールも、演説スタイルも、細かくまとめてありました。すっきりしていて見やすいなと思いました。

SNS投稿については、他の候補者の方もされていて、演説している動画をアップしている人も何人かいました。毎朝、ライブ配信されてる方もいましたね。これは、パフォーマンスでもありますが、ご自身の考えを自身の声、言葉で語るので、効果はあったかと思います。

PVみたいなのもありましたが、個人的には、じーーっと見ていないといけないので、めんどくさくて途中で見るのやめたくなってしまった
音声の方がいいですね。ながらでも聞けるから。

あと、ほんとにいらないと思ったのは、うぐいす嬢のみなさんと街宣した場所の風景写真とか、きょうのお昼ご飯とかの投稿
いっさい、考えやどうしたいとか載せてなく、きょうはここに行きましたみたいな日記的な、そういうのは選挙期間中は特にどうでもいい
あ、個人的な意見ですが・・・

多くの人の目に触れるというのは、そこで何を語るかより、人の記憶に残りいやすかったのだろう。
毎日、同じ場所にいるよね。なんとなく目に入る。名前が耳に残る。

SNSにおいては、すっきりと知りたい情報をまとめてあると印象が良いということ。
街頭演説などは、内容より、おおく目に触れること。
これらが得票数につながるやり方なのかなと感じた

なぜ、議員になりたかったのか、議員になって何をしたいのか
これまで、なにをしてきたのか、そういうのは大きく関係してないようにも
思えた結果だったと思う

トップで当選した兵頭さん、元議員さんで、前回は市長選に立候補し敗れた方だそうで、現職じゃなくても知名度もあり、信頼感もあったのでしょう。

多くの現職議員さんの票が減った一因も、前回は兵頭さんへの票が分散していたから、とも見れる。

とはいえ、4年間議員として、西日本豪雨からの復興、感染症対策や様々なことをされてきた現職の議員さんたちへ、市民からの評価がこの結果とするならば、相当低く、不満いっぱいととれますよね。

新人議員や元議員に期待しての結果かもしれない。

不満もありますよ、4年もいて議会で1回も発言しないとか、いい年して仲間ごっこみたいなことして、議論ができないとか、もっとこうあってほしいとか、ね。
だけど、いろいろやってきてくださってるんですよ。市民のために、宇和島のために。
個人にとって満足がいかないことでも、市全体としたらいいことかもしれない。ちゃんと市民の声を拾おうとしてくれている方も、いましたよ。
少なくとも、わたしは行政に声を届けるとき、親身になって相談に乗ってくれ、間に入ってくださった議員さんには、本当に感謝しています。

そういうのが、全然伝わっていないのかもしれないですよね。

知りもしないのに、知ろうともしないのに、非難するだけして、新しいものを求めても、それはずっと同じことの繰り返し。

女性の議員さんが増えたという事実については、これまでとは異なった視点での議論や提案がしやすくなるのかもしれないという点で、良かったと思う


「議員さんをひとりぼっちにしないこと」

わたしが政治のことを勉強し始めたときに聞いて、心に残っていること

選挙の時だけ、応援してあとはほったらかし。
自分の声も届けなければ、挨拶もしない。
何しているのかも興味ない、知ろうとしない。

どうしても聞いてほしいことがある。助けてほしいことがある人たちは
常に声を届け、気にかけ、ちゃんと見守る。

そういう人は、主に企業の社長さんだったり、組織を持って活動している人かもしれない。
大企業のいうことだから聞いてるんじゃない。(一部そういう人もいるかもですが)
ただ、いつも気にかけて、知ろうとしてくれている人がそうだっただけ。
わたしたち、ちゃんと自分から声、届けていますか?
聞きに来てくれるの待ち?何万人もいる人の中に、手も振らない、声も出さず、どうやって気づいてもらおうとしているの?
THE傲慢。

なんにも言わんけど、知り合いだし、会社の役員やし、当然票入れてくれるやろ?っていう議員さんもおるかもしれない。
自分に都合のいい声だけ拾って、市民の声を聴いたつもりになっている議員さんもいるかもしれない。

どっちもどっち

多くの立候補者が、苦しかったとおっしゃった今回の選挙戦
街に人がおらず、家のなかでじっとしている人が多かった夏
各家を回ることもできず、街宣車で市内を回っていても
出会う人が少なければ、手ごたえは感じられなかっただろう

直接想いを伝えられたかどうか、反応がないというのは
非常に不安で、もどかしかったことと思う

行政、政治への市民参画が、積極的に行われることは
ひとりひとりの意識を少しずつでもシフトしていくために
必要不可欠なことと思う

パブリックコメントの実施や、住民説明会など、開催してくださってはいるけれど、そこに関わっているのはほんの一部の人。
カタチだけの市民参画ではなく、いろんなやり方で意見交換できる場を
行政側も、市民側も作って行けたらと思う。

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