うつ病になるまで働くって何だろう

先日、ぼくの後輩が体調を壊してしまいました。
まだ、お医者さんに診てもらったわけではないので、何とも言えないけれど、多分、うつ病か自律神経失調症なのかな、と思っています。

ぼくもうつ病の経験があるので、同じような症状の後輩を見て、それが分かりました。
うつ病って、ライフワークバランスがぶっ壊れたり、心身に負荷をかけ過ぎるとなっちゃうんですよね。

心って形がないし、見えないから壊れないと思われがちなんですけれど、きちんと壊れるんです。
しかも、一度壊れるとなかなか治らない。
心が壊れるっていう言い方は、感覚的過ぎるから、脳の機能障害が起こるっていう言い方にした方がいいのかもしれないですけど。

ぼくは、久しぶりに話した後輩の口数の少なさに泣きたくなりました。
おまえの根拠のない自信に溢れた姿はどこに行ったんだよ。
あれが、本当のオマエだろ？
早く戻ってこいよ。

働くって、本当に何なんでしょうか。。。

ぼくたちは、お金を稼ぎ、自分や自分の家族を生かすために働きます。
辛い仕事に懸命に耐え、歯を食いしばって、踏ん張ります。
冬の寒い朝も、震えながら布団から出て、自分の仕事を守るのです。

でも、はっきり言って、その繰り返しが痛いほどに辛い。
ぼくたちはあちこち壊れながら、ボロボロになりながらも、それでも、生きていくしかないのでしょうか。
そして、これが生きていく、ということなのでしょうか。

生きていくって、本当に、本当に、辛いことですね。

ぼくは、生きることについて、不器用な人間です。
どうしても上手く生きることができず、死ぬことを考えたことが何度もあります。
でも、その度に、ぼくの大切な人たちが、あるいは、まったく知らない他人が、ぼくに手を差し伸べてくれました。

うつ病になると『死』について考えます。
でも、死ぬくらいだったら、周りのだれかに助けを求めて欲しい。
ぼくがしてもらえたように、だれかが絶対に助けてくれるはずだから。

少しだけ現実的な話をさせてください。

皆さんは、傷病手当金って知ってましたか？
健康保険に加入している人なら、一定期間、お金がもらえるんです。
責任感感じて、自分は価値がないしダメな人間だから職場にいられない、なんて一人で勝手に暴走して、辞表を会社に出しちゃう前に、ちょっと立ち止まりましょう。

ここで深呼吸して考えてください。

冬は日照時間も少なくなるので、気持ちが滅入りがちです。
きちんとお日様浴びてますか？
きちんとご飯は食べてますか？
きちんと睡眠をとりましたか？

どん底にいる状態で、勝手に退職しちゃわないで、万全の状態で落ち着いて自分の未来のことを考えましょう。

先のことを何にも考えずにいきなり退職しちゃうか、
休職して傷病手当金をもらいながら回復に努めるか。

どっちがいいかは明白なはずです。
くれぐれも、落ち込んだ状態で人生の重大な決断を下さないでください。

そんな願いを込めて、うつ病と傷病手当金のことを記事に書きました。
もし良かったら参考にしてみてください。

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#はたらくってなんだろう