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「ユメシズク」・曲構成について

歌詞統一祭2023冬 参加曲です。
「歌詞統一祭」とは、同じ歌詞にいろんな曲をつけていこう、という企画です。

この曲は、cataclecoさん(@CataclecoT)の作った歌詞にメロディをつけて、AIボーカリスト めろうさん に歌ってもらったものです。

少し裏話などを。

今年は「ゆうまぐれ」・「ヨイサガシ」の2曲で参加していましたが、ほかの方の曲を聴いているうちに、「ユメシズク」にも曲をつけたくなりました。

なぜ、最初から「ユメシズク」を作らなかったのか? 歌詞が少し艶っぽくて、明るい曲調になりそうです。少しハイテンポが似合っています。曲を作るには気持ちのテンションが必要です。

ちょうど「ヨイサガシ」を作ったばかりだったので、テンポが上がらない上がらない。個人的な悩み事でテンションが上がらないこともあって、「ユメシズク」の歌詞を半日見ていても、メロディが全然出てこなかったのです。(で、あきらめて作ったのが「ゆうまぐれ」。こちらはスルスルと作れました。)

そして当日。歌詞統一祭がはじまり、珠玉の曲がたくさん生まれました。
もちろんユメシズクの歌詞を使った曲も数多くあります。他の方の素敵な曲(マジにいい曲ばかり)聴いているうちに、自分もなんとなくテンションも上がってきました。もしかしたら! 自分つくれるかも!!

また、「ヨイサガシ」・「ゆうまぐれ」が変拍子っぽい作りで、嫁には不評だったことからちょっと見返してみたい気持ちもありました。実は「ヨイサガシ」も「ゆうまぐれ」も、いわゆるAメロ・Bメロ・サビのような形式を踏んでいません。ここも不評だった。せっかくだからちゃんと曲の形式を踏まえてみよう。

歌詞統一祭2日目の午後、日曜の昼下がり、いたって真面目な気持ちで「ユメシズク」の歌詞を眺めて、曲作りスタート。

短期決戦なので、自分の得意技で作らないと間に合わない。得意技、それはギターを使ってコード先でつくるやり方。本当はアコギで作りたかったけど時間がないのでエレキで、できるだけ優しい音色に調整。コーラスよりもディレイで広がる感を出す。

イントロサビは軽やかに明るく、Aメロに続く感を出す。少し間奏を入れて、Aメロは本気のスタート。

Bメロは短いので、サビにバトンタッチするために少し塩味を出す。「いたいけど」の部分が少し字余りになってしまったので、一回ブレイク。(ちなみに、ここに入るハーモニックスはシンセじゃなくて本物。テイク5でようやくOK w。)

そしてカラッとした明るいサビを作る。(ここが1週間前はメンタル的に作れなかったところ)少しコードにない音もはさみながら雰囲気を盛り上げていく。サビの後半は大好きな転調ーー。

そしてこれまた大好きなメジャー7thで、歌詞の最終行をしめくくる。ミックスして投稿したのが、歌詞統一祭最終日の夜23:55。ちゃんと構成された曲、できたじゃん! 自分! えらい!!

嫁に聴かせたら、今度は合格したw

長文をお読みいただきどうもありがとうございます。

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