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ほんとの本

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読んで印象に残った本、そばに置いておきたい本、目からウロコの本 個人的なレビューを掲載
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#世界

本を読むことの効果 memo

①時間は自在ーいつ開くかいつ閉じるか、ページをすすめる、ページにとどまる、もどるが自在である。 ②メタ視点ー自分の外側からの視点で書かれている。思考の枠の外から内(自分の思考)+外(他者の思考)をみることができる。 ③著者の想いと完全一致することはないが。共感、共鳴できるとうれしい。 ④気づきを得られる ⑤余裕がない読書ではない。余裕がない読書とは(期限がある、勉強のためなど意図的な目的がある、興味の対象と離れている) そのため落ち着きがある。思索しながら文章に浸れる

宮沢賢治はダイヤモンド原石のようなものを心に残す

宮沢賢治の印象。 鉱石のひんやりとした感触 生と死とに突然ハッと気づく感覚 自然と宇宙と一体となる感じ とくに愛読しているわけではないのですが、読んだ後に心にひっかかるものを残すので、すっと心にモヤモヤ感が残っています。 作品と深く結びつく、思想や時代や行動がそのような後味を残しているのでしょう。深くを知っているわけではないですが、生きることの苦しみと喜びが、凝縮した鉱石のような文体で残されています。 過去に読んだのは、多くの作品中ほんの一部ですが、モヤモヤ感をもらって未