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フワちゃんへ

フワちゃんから google pixel 7 pro をもらった。

正確にはラジオでメールが採用され、その中から幸運にも選ばれてもらえた。


現在持っているタブレットやらパソコン類でおそらく一番スペックの高い電子機器になった。


フワちゃんからもらったというちょっとした小話もできるし、思い出にもなる。

寿命がきたとしてもおそらく売ったり処分したりしないだろう。
値段も高い。

価格以上に思い出になるものだけれど、そんな大切なgoogle pixel 7 pro を自分は落として背面を割っている。


カバーを付けることを怠り、適当に弄っていたら手から滑り落ちた。
たしか届いて一ヶ月も経ってなかったと思う。


こんな大切なものを管理不足で落として割るような生き難さだ。


カバーをつけてから持ち歩くとか、そもそも落とさないとか、対策はいくらでもあったのに落として割ってからカバーをやっと買うような人間だ。


自分みたいな、どうも普通に生きようとしてもなぜだか上手くはいかない人間にとって多分、フワちゃんのラジオは救いにもなっていたのだと思う。


クロス時代からフワちゃんのラジオは本当に面白かった。

記事で詳しく書いているけれど、ラジオに完全に触れてこなかった人間がするラジオは本当に非常識だった。

斬新だった。
毎日のように暴走だった。


田中みな実ゲスト回で、ラジオの前で本当に声を出して笑ったのを覚えている。
フワちゃんは盛ってなかった、田中みな実は本当に色んな意味ですごい人だったからだ。


かなり本気であの年度の一番面白かったラジオはフワちゃんのオールナイトニッポンクロスだったと言える。

それでもその新しさを面白がっている節があるから飽きがくると思っていた。

だから、上記記事の中では一年で終わってもいいと書いている。
実際はニッポン放送にごねてオールナイトニッポン0に引っ越して放送するようになった。



引越し後のムーブは素直にすごいなと思った、本当にフワちゃんは頭が良いと思った。

クロスのような暴走からマイナーチェンジして、リスナーに突っ込ませるフィードバックフィードバックA面のコーナーの立ち上げやら、最近はたまにしかなかったけれどB面のコーナーもとてもよかった。
猫ミームのコーナーを単発で終わらせるなど、その時流の読み方も凄まじかった。
多分殆どのコーナーはフワちゃん発信だろうと思う。


この頃から、やや適切な表現ではないかもしれないけれど「生きづらさ」にややフォーカスが当たり始めたように思える。


フワちゃんのどうしようもないキャラクターがテレビで出るたびに、リスナーが突っ込みまくる。

それにフワちゃんが言い訳をするのだけれど、たまにもう反論を諦めてしまうときがある、結局フワちゃんが悪すぎることが多すぎたからだ。

もう内容は忘れてしまったのだけれど、リスナーからかなり詰められたときに「せいろーん」と反応したときが笑えたのを覚えている。

そうか、もう正論言われたときは明るく開き直ってもいいんだと、妙な学びを得てしまった。


放送中に精神的に収集が付かなくなり暴れ出す、いわゆる発作はクロス時代からもあったけれど、そんな本当に生きづらそうな中でもどうにかメンタルを保ち、明るい放送を届けてくれるこのラジオが好きだった。


メールもちょくちょく読まれた。楽しいラジオだった。

時折見せるリスナーへの信頼や、ハガキ職人へのリスペクトもラジオ好きとしてはすごく嬉しかった。

海外と日本を往復する生活をすると決めていても、ラジオだけは続けようとしてくれたのが嬉しかった。



ラジオは「生き難さ」を抱えた人たちが聞く側面もあるのだと思う。

ネット上には上記記事で言及した「高3女」の文章が文字起こしされていた。厳密に言えば違法なのだろうか、けれど見てみてほしい。
それだけフワちゃんのラジオが誰かの救いになっていたのだと、知らない人には思ってほしいのだ。

生き難さを抱えていなくても楽しいラジオでもあったと思うけれど、そんな「生き難さ」を抱えている、もしくは抱えてしまった人たちが元気をもらえるラジオだった。



だからこそ、今回のは駄目すぎた。





起こってしまった原因や真偽はともかくとして、ラジオというのは生死についてものすごく繊細な性質を持つメディアだと思っている。

「過去に〇〇も失言したじゃないか、そいつは守られるのか」という過去の炎上を掘り起こすポストがちらほら見えたけれど、今回のは明確に種類が違う。


誰かに対して、他の人の命を軽んじる直接的な言葉というのは強さであったり、その加害性が段違いだと思う。

ネット上では嬉しいことがあったときでも「〇〇で死ぬ」など平気で使われているけれど、非常に良くない。
本来、生死に関わる言葉を軽率に使うべきではないのだ。

なおかつ、今回は個人に対する攻撃になってしまった。

掘り起こされていた過去の失言もたしかによくない、だめすぎる。
けれどもやはり、今回のは体感でもかなり別物だと思う。

「この一線はどんな言い訳があっても越えてはいけない」という線を飛び越えてしまったのが今回だと思う。


なんならそういう言葉に傷ついてきたような人たちも多く聞いているのがラジオなのだ。


その言葉が信頼しているパーソナリティから出たらどうだろう。

元気をもらっているパーソナリティから出たら、どうだろう。



降板は妥当すぎる、当たり前だった。




ラジオのタグを見ても擁護する人がいなかったのは本当に救いだと思う。

下手をすれば本当に一人もいなかったかもしれない。
それだけ話のわかる奴らなのだ、フワちゃんがリスナーに言ってくれた通りだと思う。


自分はフワちゃんを買いかぶりすぎていたかもしれない。

「不祥事で終わらないでほしい、そのへんのリスク管理もうまそうな彼女だが」と最初の記事で書いたけれど、どうやらそうではなかった。




フワちゃん。
今回はお前がだめすぎる。


お前の謝罪はたしかに腑に落ちた。
めちゃくちゃお前がやりそうな性格の悪い遊びな上に、お前がしそうなミスだった。


けれど、個人的には腑に落ちすぎてしまった。

なんとか信頼しているリスナーには信じてもらおうと、部分点をもらおうと正解を縫うように書いた謝罪に見えてしまったのだ。

それは俺も悪いと思う。多分、お前に対する偏見も間違いなく入っている。

何も悪意がなければ、すぐに「こうこうこういう経緯でした」と言えば多少見え方も変わったはずだったと思ってしまう。
けれど、迅速に言えばよいという判断ができなさそうなこともわかる。

だからこそ、これを疑ってしまうのはこちらにも原因があるのだと思う。


今まではそういう「一線を超える遊び」はしないと思っていた。

そんなリスク管理ができるくらい頭の良さと、価値観の最終防衛ラインをお前が持っていると思ったからだ。

やっぱり買いかぶりすぎだろうか、お前はそんなに計算して文章とか考えられないか?



謝罪を全部信じたとしてもだ。

その悪ふざけのきっかけは偶然なのだろうか。本当に相手に対して何か思うところは100%なかったのだろうか。

真偽はわからない。
でもそんな悪ふざけの対象はすべての人になるのだろうか。

何かしらのきっかけも、悪意も何もなく、その人が対象になったのに理由はないのだろうか。


お前はやたら他人をいじるのが大好きなのに自分をいじられるのは大嫌いだったな、もうそれやめろよ。

すでにA面に送りたいことだらけなのに。


いま、仮にお前がこれを読んでいたとしてもお前にはほとんど響かない可能性の方が高いと思っている。

反省反省精進精進を本当に心から納得しないとできないだろうから、それをちゃんと、親しい人に諭されてしてください。


本当に残念でさみしい。



反省反省精進精進。

しっかりこちらも待ちます。
生きづらい世の中だけど、どうにか生きます。


なんとかして、まかおの成人式くらいまでには間に合わせてください。

アンケートボーイX辞めちゃうらしいから、なんのワークやり終えて、どんな成長をしたのか、もうお前のラジオでしかわからないんだから。


今までありがとうね、フワちゃん。​

またしばらく。


🙇👍

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