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今こそTOMOO

忙しなく年末を過ごし、年始は親戚の付き合いをこなして一息つけると思ったらもうすぐに仕事が始まってしまう。

本音を言えばもう少し休みたいところだけれど、生きているから仕方ない。

親戚との挨拶で新年らしくお酒を飲んで、それなりに酔っ払っていたけれど、昨日は早めに切り上げた。

理由はもちろん「TOMOOのオールナイトニッポンX」が放送されるからだ。

TOMOOはオールナイトニッポンX自体の出演は初めてではなかったはずだけれど、冠番組としてパーソナリティを担当するのは初めてだったはずだ。

TOMOOについて触れた上記記事を書いたのが2022年の4月!
二年近く前になる。ここのところ、本当に売れだしているアーティストだとは思う。

上記の記事のタイトルは「ワシが育てた」だけれど、本当に言えてしまうんじゃなかろうか。というかこの放送が実現したの自分のおかげまであるんじゃないか。

最近の活動は、かなりメジャーアーティストらしくなってきている気がしている。

オールナイトニッポンプッシュで流されるとか、J-Waveの箱番組を担当するというのは、どんな若手アーティストでもそこそこあることではある。

ただ映画の主題歌、と聞くと一気にメジャーアーティスト感は出るなあと思う。
テレビで聞く機会はまだ頻繁にあるとは言えないものの、Early Noiseというspotifyで紹介される若手アーティスト特集のプレイリストの中で、最も再生されたらしい。

ヤングスキニーもいるのにこれはすごい話だ。ファンの再生の仕方が違うのだとは思っているのだけれど。

そんなわけで、音楽活動的にも順調と言っていいだろう。
久しぶりにそれなりの熱量で好きになったアーティストだけれど、まだ生で聞いたことがない。

フェスの映像などでライブ活動はちょくちょく確認できているけれど、生演奏の弾き語りで衝撃を受けるタイプのアーティストだと勝手に思っているところがある。
さっさとライブを見に行きたい。


TOMOOは一度「ginger」で跳ねたアーティストだとは思う。

最近の傾向として、こういうバズった時期を迎えたアーティストは、その注目された状態でクオリティの高い楽曲を提供し続けられるかどうかが、広く売れるために重要になっているように思える。

ただTOMOOはメジャーデビュー以降も出す曲出す曲素晴らしい。これはファンの贔屓もあると思うけれど。

多分「オセロ」「Super Ball」あたりは一般的に受け入れられるだろう。
TOMOOをかなり昔から知っている古参、一定の層は「17」や「Cinderella」を高く評価するはずだ。

そんな中、自分が最近になって衝撃だったのはこの「ベーコンエピ」という楽曲だ。

この楽曲はちゃんと聞いたことがなかった。最新アルバムの収録曲である。

ただ、この曲に関しては二人の連弾というか、二人で弾いて、若干(本当に微々たるもの)の音程の不安定さやミスが出るような環境の中で紡がれる歌詞がすごくいい。

見かけたコメントを引用すれば「なぜか経験していない情景が浮かぶ」という旨の記載があった。
本当にその通りだと思う。

Aメロが特に「私もベーコンエピ好きだったんだよ」という何気ない日常を歌う歌詞が、音数の少ないシンプルな演奏のおかげかスッと入ってくる。

つまり音源より良い。ということですよ。繰り返すけど早くライブを見に行きたい。

アーティストとしての活動はライブには行けてないけれど、それなりに追っている具合だ。
今年の目標の一つに「TOMOOのライブに行く」というのを追加してしまおうか。


そんな中、TOMOOはラジオの中ではかなりメジャーな部類だろう、オールナイトニッポンクロスのパーソナリティを担当することになった。

放送はつい昨日、なんなら今日の話である。

TOMOOが好きだし、ラジオも好きだ。

「突き抜けて好きか」と言われたら、そりゃあ双方とも本当のファンには熱量で劣るとは思うけれど。ラジオもTOMOOもどちらも好きという総合値なら自分が一番じゃないかとすら思う。

そんなTOMOOが初パーソナリティを務めるオールナイトニッポンクロスである。しかも年始にもかかわらず生放送をしてくれるらしい、これは嬉しい。

年末まではなんだかんだ忙しなく動いていたせいか、事前募集のコーナーは数えるほどしか送れなかったけれど、リアタイメールも送れて、とりあえず採用されたのは嬉しかった。

自分が採用されなくて誰が採用されるのか、という熱量で送っていたのはやりすぎだったかもしれない。けれど反省はそこまでしていない、だって好きなんだもの。


実際とてもおもしろい放送だった。
だから何のためらいもなく、こんな記事が書けている。

リスナーから猫の鳴き声を募集するイカれコーナーも面白かったけれど、それはともかく、音楽を多少なりともやっていた、好きな身としては即興作曲のコーナーはかなり面白かった。

コーナー自体はアーティストラジオなら割とありそうなもので、リスナーから一行程度の歌詞を募集し、それを元に即興で作曲する。というコーナーだ。

今回はラジオということもあってか、作曲しながら考えていることをかなり言語化して話してくれた。

興味深いのは語感についての話だった。
言葉が開けている「あ行」はアクセントをつけるにしてはふさわしいことが多いだとか、もともとの歌詞が持っているイントネーションに沿って音階、メロディーをつけたいだとか。

通りでなあ、と納得がいった。

これは上記の記事でもちらっと書いたと思うけれど、日本語が持つそのままの語感でかなり耳心地がいいと思っていたのはそういう要因だったのかと思った。

他にも、歌詞を書くコツは「婉曲」だったりとか、本当にアーティストラジオとしても、価値の高い話だなと思った。

そんなわけで自分は全体的に楽しめた。

メールも採用されて大満足だったけれど、じゃあそんなTOMOOが継続してラジオパーソナリティをやってくれるのかというのはわからない。


オールナイトニッポンブランドをやってくれるようになったら、当然できる限り毎週リアタイするだろうし、メールも送るだろう。

終始ワタワタしてたのはファンとしては面白いし、いろんなことを言語化してくれるのも聞いていて楽しい。

音楽の話には感心するし、興味深い価値のある話が聞けて嬉しいけれど、本人が最後に言っていたように「汗をかいた」と言うことだったから、本人がどのくらいカロリーを使っていたか、そしてラジオを継続してやりたいのかというのはわからないので、あまり大きな期待はしないで続報を待とうと思う。

上記リンクからradikoで一週間限定で聞ける。

もしくはSpotifyで音楽を聞いてみてほしい。
TOMOOを全く知らないのであれば、最初は間違いなく「ginger」ではあると僕は思うので、こちらも合わせて。

いや、もちろん色んな曲をお勧めしたいのはやまやまだ。

けれど、その後も聴いていけば、彼女のアーティストとしての側面がこういう曲だけじゃないと分かるとは思うので、あとは気に入ったら掘っていけば自ずと魅力的な曲に出会えるはずだ。

本当にいい時代だと思う。


さて、夕方になった。この記事は読み返して問題なければ夜に投稿しようと思う。

毎年、年末は予定が立て込むので、部屋の掃除はいつも年始になる。これから重い腰を上げて始めるとする。

そしてすぐに仕事か、やれやれ。

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