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大巻伸嗣展(国立新美術館)
概要
『大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ』
国立新美術館
2023年11月1日(水)~12月25日(月)※火曜日休館
10:00~18:00※12/3・12/10は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
これから行かれるための楽しみのために、あえて写真は載せていません
訪問時間
木曜日(開催30日目)
晴れ
11:00頃到着
無料なのでチケット等ナシ
コインロッカーあり(100円リターン式)
ベビーカー貸出・授乳室・ミルク用のお湯あり
託児サービスあり(原則毎月第2木曜・第3日曜、第4月曜 ※要申込)
会場の様子
メインの作品が大きいので人がいても見やすい。
人が入った写真を撮るのが目的の人が多く気になった。
写真撮影OK。
真っ暗な部屋があるので、小さい子は怖いと感じるかも。
感想
大規模なインスタレーションで有名な大巻伸嗣氏の展覧会。
蔡國強展と同じく2000m2の広い展示室、さらに天井高8mという大空間をダイナミックに使っていて、スケールの大きい作品が観れるのが醍醐味。
会場は、イヴ・サンローラン展から流れてきている人もいるかなという服の雰囲気で、こちらもSNS用に人を入れた写真を撮る人が多かった。
ただ、その混雑は最初の作品《Gravity and Grace》の部分のみなので、他の空間は空いていた。
《Gravity and Grace》は、写真を撮るのに夢中になっていると気づけないだろう魅力が沢山詰まっていた。
天井や壁に映る影の美しさ、壺の表面に刻まれた世界中の様々な文化が生み出した紋様、作品内部から放たれる強い光によってシルエット化されてしまう鑑賞者。
エネルギーに過度に依存した今日の社会を批評しているこの作品の意味を知ると、その作品に囚われている鑑賞者を見るのも面白く感じた。
もう一つの大規模な作品《Liminal Air Time ̶ Space 真空のゆらぎ》は、部屋が暗いので、目が慣れるまで人にぶつかるのではないかと動きが挙動不審になってしまった。
薄いポリエステルの布が送風機によって波のようになびく姿はとても美しいのだが、送風機の音が不安を煽られるようで、私は少し苦手だった。
なお、展覧会ページにある大巻氏のインタビュー動画を観ると、より作品を感じることができるので、行く前に見るのがオススメ。