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私の言葉を鵜呑みにしないで欲しかった

「子どもがゲームばっかりしててさぁ」
「あれの、何が楽しんだろうね~」

そう言っていたママさんがいた。
私は、ゲームをやる人だから楽しさはわかる。
依存させる技術もすごいって思う。
だからこそ、大人たちは遠ざけたいのもわかる。
依存されたら最後、我が子をどうしていいのかわからないから。

学校へ行くのが正しいと感じている人が多かったのは過去のことだ。
でも、ゲームばかりがイケないと感じている人が多いのは現在も同じだ。
学校はあった方が、親が楽だ。
子どもにとっては、学校へ行って友だちと関わることが重要だったりする。そこでの縁で一生の友ができる場合もある。
まぁ、コミュニケーションが苦手な子もいるのは知っているから無理強いはしない。でも、そういう子も絶対サポートする人は必要だから、最低限のコミュニケーション術は獲得するといいと思う。大丈夫、探せばあるから。
先生たちは、忙しすぎる。あとは上からの圧力が強くてやりたい授業は難しい。この子を伸ばす方法はここじゃない。きっと、みんなわかってきてる。本当に子どもたちの才能を伸ばしたいなら、分野に特化した教育が必要だってことが。
単なる暗記や、
運動能力の向上や、
人前で猫をかぶる能力や、
人の言葉を聞いて任務を遂行する能力よりも大切なことは、
自分の好き嫌いや得意不得意がわかることだ。
自分で自分のことを知っていることだ。

「子どもがゲームばっかりしててさぁ」
「あれの、何が楽しんだろうね~」
その後に私は、続けた。
「あのゲームってマイクラだよね。確かにあれは女子うけしないかもしれないけどさ、これからの時代プログラミング知ってると面白いよ。段取り力にもつながるし、あのゲームって、プログラミングコードを教える教材としても使えるよね。」って付け加えてみた。

ママさんたちは、一瞬黙った後、
「そっか。じゃあゲームとめなくていいのかしら。」ってつぶやいた。
……それは、その子の興味による。それを見極めるのはあなた保護者の役目であろう。もし、そのゲームを夢中でやっているのなら止めればいい。ゲームをただの暇つぶしとしてやっている、もしくは友達がやっているからとう理由なら、本当にその子の興味のある分野を開拓するのに時間を使った方がいいだろう。公文とか塾とかより、小学生ならたくさん遊んだほうがいい。
まぁ、お受験してからそっちに力を入れるなら止めはしない。

「マイクラ、やらせてみるわ~。」と言った方もいた。
そのゲームが本当にその子に合うのか合わないのかを見極めることが必要だし、子ども自身がおもしろさを感じているのならばやればいいと思う。あとは、やらせる時間だ。子どもにゲーム1時間だけとか2時間だけとか、正直足りないと思うよ。もっと、追求させた方が子どもたちには学びが多いから。ユーチューバーが無料でいろいろ教えてくれる時代だから。
ただ、終わりの時間は最初に約束しておくと、後から親ががみがみ言わなくて良くなるはずだ。

ヘンなことを言ってしまった気がする。
私の言葉を鵜呑みにしないで欲しかった。
それぞれの家庭のやり方は、それぞれの家庭が決めればいい。
迷っているなら相談には乗るけれど、そんなに家庭内に介入して欲しくはなかろう。そもそも子育てに正解なんてない。
みんな、一生懸命やっているのだから。大丈夫だ。愛情をたっぷりかけてあげて欲しい。子育てが終わった先輩ママさんは言った。
「結局ね、食べさせればいいの。」

親がもう少し先を見つめられると選択肢が変わっていくと思う。
今の教育内容は過去の成功体験を引っ張ってきているだけだから。
未来から逆算の教育体系にはなっていない。

あったら、いいな。
時間にも、場所にも、お金にもとらわれず
子どもたちがのびのび学習できる居場所
が。
それって、大人の学び直しにも最適で、
そこには先人の知恵がたくさん詰まっている。
AIも使ってその子にあった特性の学び方を提案させて、
学ぶ道はその子が選んでいける。そんな場所が。

我が子をどうしていいのかわからない、そんな思いがある人たちこそこういう場所で、子どもたち自ら自分を見つけて活き活きと社会貢献していく。
なんなら、親子で自分らしさを見つけられ楽しく生きる。

時に、畑をかりて、作物に興味がある子たちが、実験・観察・収穫・調理までしてもいいし、ここにレシピ研究家が参加しても楽しそうだ。子ども食堂をつくってもいい。

時に、パソコンを持ち寄って簡単なゲーム開発をしてみても楽しそうだ。物語を書く人は、ゲームシナリオを担当して、作曲したい人はBGMを担当していく。共同作業こそが、学びになる。

人が集まるならルールも必要だ。そこに気がついた人は、ここの法律をつくればいい、心理学や占いに興味がある人が加わると面白くなるはずだ。人間の特性に合わせたルールの設定ができるから。

あなたの得意分野はどこだろう?
分からない人は、全部に顔を出せばいい。楽しく作っている人の側にいるだけで刺激になる。サポーターや秘書やお世話役が向いている自分に気づくこともあるだろう。

問題は、資本力だ。
これには、おじいちゃん・おばあちゃんの力を借りよう。日本は世界一貯金の多い国だ。これは、未来への不安が強い国民性が表れている。でも、未来に希望が持てたらどうだろう?自分たちの孫がいきいきと過ごせる場所に投資をしてみてもいいかもと思わないだろうか?ここには、プレゼン力が問われるけれども。今の40代~50代は、親の財産の相続の話が降ってくるかと思う。そのお金をこっちの学びの場に回してみてはどうだろうか?お金は世の中に回って行かないと、循環しないと本当の力を発揮できないのだから。
みんなが豊かになる教育を。

なぁ~んてね。
そんな世界、あったらいいよね。
ただの妄想だ。

※これはハッタリです。妄想のプランです

私の言葉を鵜呑みにしないでね。

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