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本「西の魔女が死んだ」に出てきそう

この本が原作で映画にもなっています。
素敵なお庭のある家に住んでいるおばあちゃん。
あれは、フィクションです。
でも、本当に名古屋にいたのです。
そんなイメージの魔女が。

いや、魔女というと語弊があるかもしれません。
実際は、今井美樹に似ている目鼻立ちのくっきりした美人の奥様。
もう、お孫さんがいるというから驚きでした。
生活の中にハーブやお花、自然が沢山あるのが伝わり、
みんなにハーブソルトを振舞ってくれました。
料理の味が格段にアップしてびっくりです。

そんな彼女と出会えたのは、つい最近著者さんに会いに行ったことから。

この記事を書いた時に、会いに行ったのは長谷川エレナ朋美さん。
そこにいたメンバー同士で、名古屋で集まろうという話が出ていました。
それに呼ばれて、おもしろそうだから昨日ランチ会に行ってきました。
まぁ、ただの女子会です。
あの時、やむなく欠席されていたのが今回出会った魔女さんでした。

「はじめまして。」
魔女さんの第一印象は、モデルさんみたい♡
スラっとしていて、インディアンジュエリーが似合っていました。
素敵にお年をとられている感じ。

ただ、私だけでした。
その場でこの魔女さんとの初対面は。
アウェイ感。
他のみなさんは、「おひさしぶりでーす♪」でした。
おや?
なぜでしょう。

どうやら、話をきいているとそこにいるみなさん全員が長谷川エレナさんのオンラインサロンメンバーさんたちでした。(私は一般人)
みんなめっちゃ仲良くはないけれど、うっすら繋がりがある感じ。
みなさまそれぞれご自分のビジネスを持たれていて、これからもどんどんやっていきます!みたいな感じでしょうか。
専業主婦ポジションの私は、ほぅ。と観察です。

その中でも、ひと際輝いていたのが魔女さんでした。
お話を聞くたびに情報が沢山出てくるのです。
素敵な生き方をされているので、特に話題が尽きないのでしょう。
その方の妹さんが幼児教育に携わっているようで、私の心が反応しました。
アートを中心に、一人一人の才能を伸ばす教育法。
集団保育に適応できない子たちに、シュタイナー中心のアート教育をされているようでした。

わかります。
日本の保育園や幼稚園もがんばっているんです。
本当は、それをやってあげたいんです。現場は。
ただし、あれをやるには圧倒的に人と知識が足りないんですよね。
それでも、困っている親御さんは多いから妹さんはフリーで教育しているようです。オンラインも使いながら、一人一人に合わせたやり方で。

今の教育は、戦後につくられたものです。
時間割通りに進めていく効率重視のもので、それはそれでメリットがあります。ただ、あれが必要だった時代はもう終わっているのです。
日本人は、海外からの新しい思想をうまく取り入れて融合させるのが得意な民族なんだそうです。文字にしたって、なぜかひらがな・カタカナ・漢字が入り混じっていますよね。これは、海外の方からしたら不思議だそうです。
文字をバラバラにしても読めるこの言語がAmazing.

子どもたちの個性は様々です。だけど、一斉に教育しないと回らない現場の体制がありました。ずっと、変わりません。
現場の体制はそのままなのに、さらに個性的な子が現場に多くみられるようになってきました。社会の変化もあるし、要支援がいる子を受け入れることが当たり前になりました。そしたら、ルールチェンジが必要です。教育のやり方を。でも、人はすぐには変われません。ましてや、今までやってきたことのない教育方法を実践しなければならないので、現場は大混乱です。
今までは、ひらがな・カタカナ・漢字が入った日本語だけでよかったのに、
これからは、それに加えて英語やイラストや動画なども活用する時代です。
さらには、監視カメラも登場です。

そもそも、大人が子どもに教え込むのって本当にいるのでしょうか?

例えば、料理。
保育園では、食育の一環としてクッキングをやっていました。
子どもの発達に応じてできることを大人が選んでさせています。
3歳児なら、餃子ピザに具をのせるだけとか。
4歳児なら、おにぎりを握ってみるとか。
5歳児なら、包丁を使って野菜を切るとか。
現場では、みんなの安全第一に考えてカリキュラムを組み立てます。
体験の提供です。
でもね、これすらもね、できない子もいたり、できすぎる子もいるんです。

本当の意味で子どもの力を伸ばすのなら一斉保育は違うんです。
料理に興味がある子はもっともっと!とやりたがるのです。
そういう子は4歳でも包丁は使いこなせます。結局、場数なのだから。
料理に関心がないし、そもそも手先が育っていない子には包丁使いは、場数をこなす前に早すぎるのです。手先の微調整能力がもう少し発達してきてからこういうものを握った方がうまく使いこなせます。うまく使いこなせた方が本人たちも楽しいのです。
それを分かっている親御さんたちは、お家でもいろいろ工夫をしています。
それが共同で育てていくという事ですが、それは親側に知識と技術がいります。
その活動ができない子だった場合、周りの大人は勝手にこう思ってしまうのです。「みんなの中で、かわいそう……。」と。
最初からできないとわかっていても、この年齢ではみんながやるのに一人だけやらせてもらえないのは、不公平なのではないかと。ここに保育士は忖度します。親もそう。別に気にしなくてもいいのですが、日本の文化です。
みんな同じがきっといい。だってここは島国だから。

一斉保育のデメリットは、個人の能力にピッタリ合った学習の提供が難しいことです。そこまで求められても現場は対応できません。
対応するには、作業療法など保育領域外の専門知識が必要です。
(統計データをAIに入れて解決できそうだけど、まだ子どものデータ量がすくないし、そもそもデータ提供には否定的かも)

子どもたちは、興味ある分野に見本の人さえいれば勝手に伸びていきます。
逆上がりだって。
お絵かきだって。
料理だって。
歌だって。
かけっこだって。
学ぶことだって。
そこで勝てない相手に出会った時、そこから這い上がれるかどうかは本人次第です。大人はサポートはできますが、乗り越えるのは本人です。
信じ切る前に、手を出してしまうおせっかいな大人たちが多いのは、優しくて事なかれ主義の日本の特徴なのでしょう。挑戦させないようにするしかない。そうやって育ってきた大人たちが私たち今の親世代。

「ぼくたちは、できるんだよ!だから素敵な見本になってよ!もし、いないなら、ぼくたちがやるよ!応援してよ!」
きっと、そう思っている子もいるんだろうな。

子どもたちに世の中を託すより前に、見本となる大人の存在が子どもたちを伸ばすはず。30代~50代ぐらいの大人たちがそうなれるといいんだろうな。自分の好きでかっこよく生きることを。それぞれの原石を磨いて光らせる生き方を。大人たちだって負けないぞって。
そんなことをふわふわと考えていて、生きる背中がかっこいい見本の人として昨日出会った魔女さんはいいなって思いました。
そして、その妹さんの活動内容も、おもしろいと思いました。

彼女たちは自分の好きがはっきりわかっていて、行動でもやっています。
魔女さんのハーブのお店はもうすぐ20周年になるそうです。
それはそれで身近なたちには理解されない事もあったそうですが、
ご本人はとても楽しそうでした。
こういうゆるぎない自信をもって、堂々と生きられる人はかっこいい。

私は庭仕事が得意ではないので、あの方の生活をそのままマネすることはないでしょう。ただ、美しくて憧れる写真や活動内容などは自分のやる気をアップさせてくれます。
私は、私の道を歩きます。
それでいい。そのための、確認の時間だったように思います。
本もいいけど、実際の人と会うとパワーが違いました。
たくさん刺激を受けて、なかなか素敵な時間でした。


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