視える目がほしいと渇望した日。保育園の窓から。
新人保育士は子ども好き保育士になりたての私は、
正直日々の業務を憶えることがありすぎてパンクしていた。
しかし、子どもはかわいかった。
ただ、かわいい。それだけ。
それはそれで大切な資質ではあるが、仕事としては厳しい。
歌が好きだから、歌手になりたい!
文が好きだから、作家になりたい!
絵が好きだから、画かになりたい!
そういうのと同じだ。プロになるなら何か足りない。
その何かは、何なのか?
まだ、わからなかった。
周りからはよく、
「子どもと遊んでいるだけでお金もらえ