(公財)ベネッセこども基金

未来ある子どもたちが、安心して学習に取り組める環境のもとで、自らの可能性を広げられる社…

(公財)ベネッセこども基金

未来ある子どもたちが、安心して学習に取り組める環境のもとで、自らの可能性を広げられる社会を目指しています。 https://benesse-kodomokikin.or.jp/ https://www.facebook.com/benessekodomokikin2014

記事一覧

「特別」ではなく「学びへのアクセスに必要なもの」——心温まる、子ども目線でのアバターロボット実践成功事例3

「病気の子どもにとっては『特別』ではなく、学びへのアクセスに『なくてはならないもの』なのです」。京都女子大学発達教育学部教育学科の滝川国芳さんがアバターロボット…

「やりたい」を引き出す実践広がる——心温まる、子ども目線でのアバターロボット実践成功事例2

アバターロボットの活用によって、治療中の子どもたちが参加しづらかった授業やさまざまなイベントが「日常」になりつつある。「アバター」という言葉を聞くと、ウェブ上だ…

学校と病院つなぐアバターロボット——心温まる、子ども目線でのアバターロボット学校生活参加活用実践事例1

治療中の子どもたちが学校生活を続けられるよう、アバターロボットを使った実践が広がっている。とはいえ、その使われ方はさまざまだ。なぜなら、子どもたちの体調や個性、…

「『病気だから仕方ない』は終わりに」 アバターロボットやメタバースを活用した学校の実践進む

自宅や病院から学校に「通う」。授業に参加したり、休み時間に友達と話したり——。治療のために子どもたちが諦めていた「やりたい!」がかない始めている。変化に関わる人…

東日本大震災での実体験。障がいのあるお子さんやご家族の避難生活は?

災害への備えはだれにとっても大切。でも、もし病気や障がいのあるお子さんを守る立場だったら、なおのことかもしれません。今年開催11年目を迎えた「障がいのある子と家族…

障がいのある子と家族のための「サバイバルキャンプ・防災ワークショップ」に参加しました!

もしも災害が起きたら、障がいのある子どもとどう過ごす? いつどこで起こるかわからない大災害。 たとえば首都直下型地震は、今後30年以内に70%の確率で起こると言われ…

ニューメディア開発協会×ベネッセこども基金 共同プロジェクト発表会vol3特別支援学校発表「心温まる、子ども目線でのアバター…

2023年3月23日、アバターロボット実践成功事例の第3回発表会を開催いたしました。 2022年12月の第2回発表会に続き、今回も新たな実践成功事例として、特別支援学校11校によ…

『子どもの声を聴くってどういうこと?子どもの権利と子どもアドボカシー』ベネッセこども基金MeetUpイベントレポート

ベネッセこども基金では、子どもたちを取り巻く社会課題を一緒に考えるイベント「ベネッセこども基金MeetUp」を定期的に実施しています。 2022年11月に実施した「MeetUp202…

ベネッセこども基金×ニューメディア開発協会による2022年共同プロジェクト発表会vol.2レポート(2022年12月2日オンライン開催)…

 2022年12月2日、一般財団法人ニューメディア開発協会と公益財団法人ベネッセこども基金の第2回共同事業発表会をオンラインで開催いたしました。  今回は「心温まる、子…

ベネッセこども基金×ニューメディア開発協会による2022年共同プロジェクト発表会vol.1レポート(2022年5月27日オンライン開催)…

2022年5月27日、公益財団法人ベネッセこども基金と一般財団法人ニューメディア開発協会による共同プロジェクト「病気療養の子どもがアバターロボットで学校生活に参加し『…

【漫画☓社会課題】こども家庭庁創設へ!知っておきたい「子どもの権利」

オンラインイベント:子どもの権利って何だろう?子ども支援の現場から『子どもの権利』を考える会3月19日開催3月19日(土)に開催するベネッセこども基金MeetUp#3「子ども…

子どもの権利って何だろう?子ども支援の現場から「子どもの権利」を考える会 ベネッセこども基金MeetUP#3

ベネッセこども基金MeetUpとはベネッセこども基金MeetUpは、子どもたちを取り巻く社会課題を発信し、多様な関わりを増やし、解決策について一緒に考えていくイベントです…

【第3部トークセッション】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

本記事は、2021年12月6日(月)に行ったベネッセこども基金MeetUP2021#2イベント 第3部:トークセッションのレポートです。 トークテーマ1:社会的養護のもとの子どもたち…

【第3部 質疑応答】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

本記事は、2021年12月6日(月)に行ったベネッセこども基金MeetUP2021#2イベント 第3部:質疑応答のレポートです。 Q1 『ボランティアの採用や研修はどうしているの?』 HU…

【第2部活動団体報告:チャイボラ 大山遥代表】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

本記事は、2021年12月6日(月)に行ったベネッセこども基金MeetUP2021#2イベント 第2部:活動団体報告 NPO法人チャイボラ 代表理事 大山遥様の講演内容のレポートです。 …

【第2部活動団体報告:HUG for ALL村上綾野代表】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

本記事は、2021年12月6日(月)に行ったベネッセこども基金MeetUP2021#2イベント第2部:活動団体報告 NPO法人HUG for ALL 代表理事 村上綾野様の報告内容のレポートです。 …

「特別」ではなく「学びへのアクセスに必要なもの」——心温まる、子ども目線でのアバターロボット実践成功事例3

「特別」ではなく「学びへのアクセスに必要なもの」——心温まる、子ども目線でのアバターロボット実践成功事例3

「病気の子どもにとっては『特別』ではなく、学びへのアクセスに『なくてはならないもの』なのです」。京都女子大学発達教育学部教育学科の滝川国芳さんがアバターロボットの事例発表会で口にした言葉だ。では、全国の学校でははどのように活用されているのだろうか。今回は、2024年3月にも開かれた4回目となる「心温まる、子ども目線でのアバターロボット実践成功事例」で発表された事例から紹介したい。(笹島康仁)

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「やりたい」を引き出す実践広がる——心温まる、子ども目線でのアバターロボット実践成功事例2

「やりたい」を引き出す実践広がる——心温まる、子ども目線でのアバターロボット実践成功事例2

アバターロボットの活用によって、治療中の子どもたちが参加しづらかった授業やさまざまなイベントが「日常」になりつつある。「アバター」という言葉を聞くと、ウェブ上だけの体験で完結すると思われがちだ。けれども実際には、仮想空間での体験がリアルの世界での「やりたい」という気持ちを引き出すことがある。今回は、メタバースを活用した文化祭、生徒会選挙、伝統的な祭りへの参加など、さらなる発展を見せているアバターロ

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学校と病院つなぐアバターロボット——心温まる、子ども目線でのアバターロボット学校生活参加活用実践事例1

学校と病院つなぐアバターロボット——心温まる、子ども目線でのアバターロボット学校生活参加活用実践事例1

治療中の子どもたちが学校生活を続けられるよう、アバターロボットを使った実践が広がっている。とはいえ、その使われ方はさまざまだ。なぜなら、子どもたちの体調や個性、病院や学校の体制も一様ではないから。では、どのような実践が広がっているのだろうか。2023年12月、実践を発表し合う「心温まる、子ども目線でのアバターロボット学校生活参加活用実践事例」が開かれた。発表された事例からその一部を紹介したい。(笹

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「『病気だから仕方ない』は終わりに」 アバターロボットやメタバースを活用した学校の実践進む

「『病気だから仕方ない』は終わりに」 アバターロボットやメタバースを活用した学校の実践進む

自宅や病院から学校に「通う」。授業に参加したり、休み時間に友達と話したり——。治療のために子どもたちが諦めていた「やりたい!」がかない始めている。変化に関わる人々は言う。「薬よりもランドセル」「病気だから仕方ないと諦めてきた時代は終わりにしたい」。では、なぜ実践が進んでいるのだろうか。2023年12月、プロジェクトに関わるメンバーが実践を報告し合う「ベネッセこども基金MeetUp2023」を取材し

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東日本大震災での実体験。障がいのあるお子さんやご家族の避難生活は?

東日本大震災での実体験。障がいのあるお子さんやご家族の避難生活は?

災害への備えはだれにとっても大切。でも、もし病気や障がいのあるお子さんを守る立場だったら、なおのことかもしれません。今年開催11年目を迎えた「障がいのある子と家族のための サバイバルキャンプ & 防災ワークショップ」。一般社団法人みらいTALKさんが主催した、障がいのあるお子さんや医療的ケアの必要なお子さんとそのご家族のための、一泊二日の防災訓練です。

防災訓練の全体像については、先日こちらの

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障がいのある子と家族のための「サバイバルキャンプ・防災ワークショップ」に参加しました!

障がいのある子と家族のための「サバイバルキャンプ・防災ワークショップ」に参加しました!

もしも災害が起きたら、障がいのある子どもとどう過ごす?

いつどこで起こるかわからない大災害。
たとえば首都直下型地震は、今後30年以内に70%の確率で起こると言われています。(2014年・地震調査委員会より)

備えが大事とわかっていても、本当にちゃんと準備ができているかと言われると、少し自信がない方も多いのではないでしょうか。
特に、障がいのあるお子さんや、医療的ケアが必要なお子さんの場合、

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ニューメディア開発協会×ベネッセこども基金 共同プロジェクト発表会vol3特別支援学校発表「心温まる、子ども目線でのアバターロボット実践成功事例」レポート

ニューメディア開発協会×ベネッセこども基金 共同プロジェクト発表会vol3特別支援学校発表「心温まる、子ども目線でのアバターロボット実践成功事例」レポート

2023年3月23日、アバターロボット実践成功事例の第3回発表会を開催いたしました。
2022年12月の第2回発表会に続き、今回も新たな実践成功事例として、特別支援学校11校による13の取り組みが紹介されました。いずれも、現場の先生方が様々な工夫を行い、子どもたちが笑顔になる取り組みばかりです。今回はその一部をご紹介するとともに、現在進めているメタバースの活用事例についてもご報告いたします。

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『子どもの声を聴くってどういうこと?子どもの権利と子どもアドボカシー』ベネッセこども基金MeetUpイベントレポート

『子どもの声を聴くってどういうこと?子どもの権利と子どもアドボカシー』ベネッセこども基金MeetUpイベントレポート

ベネッセこども基金では、子どもたちを取り巻く社会課題を一緒に考えるイベント「ベネッセこども基金MeetUp」を定期的に実施しています。 2022年11月に実施した「MeetUp2022 #1 」では、「子どもの権利と子どもアドボカシー」をテーマに取り上げ、500名にお申込みいただきました。
イベント全体は本記事の最後に掲載されている動画からご覧になれますが、イベントの要点をぎゅっとまとめましたの

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ベネッセこども基金×ニューメディア開発協会による2022年共同プロジェクト発表会vol.2レポート(2022年12月2日オンライン開催)※当日の動画も公開中

ベネッセこども基金×ニューメディア開発協会による2022年共同プロジェクト発表会vol.2レポート(2022年12月2日オンライン開催)※当日の動画も公開中

 2022年12月2日、一般財団法人ニューメディア開発協会と公益財団法人ベネッセこども基金の第2回共同事業発表会をオンラインで開催いたしました。
 今回は「心温まる、子ども目線でのアバターロボット実践成功事例」として、学校イベントや授業参加、友だちづくり、進学支援など、特別支援学校7校による11の成功事例発表を行いました。

■ニューメディア開発協会×ベネッセこども基金 共同事業発表会について 発

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ベネッセこども基金×ニューメディア開発協会による2022年共同プロジェクト発表会vol.1レポート(2022年5月27日オンライン開催)※当日の動画も公開中

ベネッセこども基金×ニューメディア開発協会による2022年共同プロジェクト発表会vol.1レポート(2022年5月27日オンライン開催)※当日の動画も公開中

2022年5月27日、公益財団法人ベネッセこども基金と一般財団法人ニューメディア開発協会による共同プロジェクト「病気療養の子どもがアバターロボットで学校生活に参加し『笑顔』になる。学び、体験のモデル拠点校支援事業」の共同プロジェクト発表会をオンラインで開催いたしました。

2022年8月9日追記
大変ご好評をいただきましたため、発表会当日の動画を特別に公開させていただくことにしました。ぜひ、記事と

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【漫画☓社会課題】こども家庭庁創設へ!知っておきたい「子どもの権利」

【漫画☓社会課題】こども家庭庁創設へ!知っておきたい「子どもの権利」

オンラインイベント:子どもの権利って何だろう?子ども支援の現場から『子どもの権利』を考える会3月19日開催3月19日(土)に開催するベネッセこども基金MeetUp#3「子どもの権利って何だろう?子ども支援の現場から『子どもの権利』を考える会」の理解を深める一助として、子どもの権利が守られていない事例5つをとりあげたマンガを制作しました。

マンガの主人公は基調講演「子どもの権利とはなにか-大人たち

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子どもの権利って何だろう?子ども支援の現場から「子どもの権利」を考える会 ベネッセこども基金MeetUP#3

子どもの権利って何だろう?子ども支援の現場から「子どもの権利」を考える会 ベネッセこども基金MeetUP#3


ベネッセこども基金MeetUpとはベネッセこども基金MeetUpは、子どもたちを取り巻く社会課題を発信し、多様な関わりを増やし、解決策について一緒に考えていくイベントです。

今回は「子どもの権利」について取り上げます。

どなたでもお気軽にご参加ください。

イベント概要
みなさんは「子どもの権利」と聞いて、どのような権利を思い浮かべるでしょうか。

18歳未満を子どもとした「子どもの権利条約

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【第3部トークセッション】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

【第3部トークセッション】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

本記事は、2021年12月6日(月)に行ったベネッセこども基金MeetUP2021#2イベント 第3部:トークセッションのレポートです。

トークテーマ1:社会的養護のもとの子どもたちの「学び」について

>>事務局小松
トークセッションでは、2つのテーマでお話ができればと思います。

1つ目のテーマは<社会的養護のもとの子どもたちの「学び」について>です。

学び=主要科目の学びに限らず、児童養

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【第3部 質疑応答】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

【第3部 質疑応答】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

本記事は、2021年12月6日(月)に行ったベネッセこども基金MeetUP2021#2イベント 第3部:質疑応答のレポートです。

Q1
『ボランティアの採用や研修はどうしているの?』 HUG for ALL 村上氏回答HUG for ALLのボランティアは、現在約80人いらっしゃいます。
30~40代の社会人の方が中心で、一番若い世代では20代の学生さん、一番上は70代ぐらいの方まで、多様な方々

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【第2部活動団体報告:チャイボラ 大山遥代表】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

【第2部活動団体報告:チャイボラ 大山遥代表】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

本記事は、2021年12月6日(月)に行ったベネッセこども基金MeetUP2021#2イベント 第2部:活動団体報告 NPO法人チャイボラ 代表理事 大山遥様の講演内容のレポートです。

ご経歴

みなさん、こんばんは。
NPO法人チャイボラで代表をしております大山遥と申します。

私は元々ベネッセコーポレーションで働いていました。
リニューアルに際して破棄されてしまう教材を児童養護施設に寄付でき

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【第2部活動団体報告:HUG for ALL村上綾野代表】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

【第2部活動団体報告:HUG for ALL村上綾野代表】ベネッセこども基金MeetUP2021#2 ― 社会的養護のもとの子どもの現状と課題 ―

本記事は、2021年12月6日(月)に行ったベネッセこども基金MeetUP2021#2イベント第2部:活動団体報告 NPO法人HUG for ALL 代表理事 村上綾野様の報告内容のレポートです。

ご経歴

NPO法人HUG for ALL活動紹介

はじめまして。NPO法人HUG for ALL代表の村上と申します。

今日は、
① HUG for ALLの活動理念
② 児童養護施設の子どもの

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