見出し画像

【コドモエホン つくりかた 9】おわり

ストーリーの3幕構成

【はじめ】【なか】【おわり】

今回は

ついに来ました!

【おわり】です。

ちなみに【おわり】は

どんな場面でしょうか?

【おわり】
・達成、解決できそう。だけど・・
・一番でかいトラブル発生!
・ゴール!

ですね。

では

終わらせちゃいましょう!

「宇宙の向こうのイオン
 どんなお店なの?」

「うちゅうじんばっかり!」

「人はいないの?」

「いるよ!
 みんなうちゅうじんだよ」

「人もみんな
 宇宙人になったんだ」

「すごいね!
 だけど、地球じゃないから
 今まで人だった宇宙人は
 宇宙のイオンに慣れてなくて
 困ってるんじゃない?
 何にすごく困ってる?」

ここらへんで

問題、トラブルをつくります。

「ずーっとういてる」

「あ!無重力か!
 全部浮いちゃうね!」

「だねぇ」

子どもたちは

自分の発想の意味を

理解していないことが

よくあります。

それは良い機会であり

すごいチャンスなので

活用しましょう!


「無重力なら
 ラーメンも浮いちゃうね。
 スープも浮いちゃうね。
 ラーメン食べられないかもね。
 どうする?」

「うーん・・・」

答えがすぐにでないときは

ちょっと待ちましょう。

「そうだ!
 くちのなかで
 ラーメンつくるよ!」

「え・・・
 口の中でラーメンつくる?・・」

「くちのなかでラーメンつくるの!
 ぼくがくちのなかにはいって
 ラーメンつくるの!!
 じゃあ、だいじょうぶじゃん!
 やったー!!!」

「そっか。良かったねぇ。。
 で、ラーメン食べた人は
 どうなるの?」

「おいしい!っていうよ」

「そのあとは?」

「とんでっちゃう!」

「また飛んでいくの?!
 どこに!?」

「べつのイオン!!」

「イオン好きだねぇ。。。。」

以上!

まとめると

こんな感じ

【はじめ】
地下鉄の電車の運転手さんが、ラーメンをつくっていました。そのラーメンを食べた人は、空に飛んで宇宙まで行っちゃいました。そして、地球から人がいなくなってしまったのです。

【なか】
ラーメンを食べる人がいなくなってしまったので、運転手さんは決めました。「みんなにラーメンを食べてほしい!ぼくもラーメンを食べて空を飛んで宇宙に行こう!そして、みんなにもう一度ラーメンを食べてもらうんだ!」
運転手さんはラーメンを食べて、宇宙に飛んでいきました。だけど、宇宙には誰もいませんでした。そこで、運転手さんは宇宙のもっと向こう側に行きました。
その場所は、イオンです!

【おわり】
イオンには宇宙人がいっぱいいました。地球にいた人たちも、みんな宇宙人になっていました。運転手さんは、さっそくラーメンをつくって、みんなに食べてもらうとしました。だけど、ここは宇宙のイオン。無重力なので、ラーメンをうまく食べることができません。そこで、運転手さんは宇宙人の口の中でラーメンを作り始めました。宇宙人たちは、口の中で作られたラーメンを食べました。だけど、運転手さんのラーメンを食べた宇宙人たちは、どんどん飛んでいってしまいました。
「あっ!きっと別のイオンに行ったんだね。ぼくも行かなきゃ!」
運転手さんは自分の口の中でラーメンをつくって、食べました。
そして、また別のイオンに飛んでいきましたとさ。
(おしまい)

ここまでの流れを

子どもたちの前で

一気に話します。

「電車の運転手がいて
 ラーメンをつくっていたんだけど・・・・
 ・・・・・・
 最後は別のイオンに行きましたとさ!
 おしまい!!!」

「おおーーー!!!」

という感じです。

こういう説明をすると

「できる気がしない。。」

と言われることがあります。

だけど

一度でいいので

やってみてください!

意外とできるんです。

うまくつくろうとしなければ

おもしろくしようとしなければ

本当にできるんです!

一度でいいです。

まずは

考えることなく

思いついたものをぶつけて

ストーリーをつくってください。


というわけで

ここまでが

子どもとの共同作業です。

そしてここからが

あなたの作業です。

え?

ストーリーできたんじゃないの?

あとは子供が絵を描けばいいんじゃないの?

はい!

ちがいます!

ストーリーが出来ただけです。

ここから

あなた一人の

地道な、すごく地道な、

たくさんの作業が待っています。

それは

どんな作業でしょうか?!

つづきはこちら!

※製作中

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?