子どもと絵本をつくるキッカケ
「えほんよんで〜」
うちの子らも、寝る前に絵本を読んでもらうのがものすごく好きでした。「アンパンマン」とか「ぐりとぐら」を毎晩読まされるんです。気持ちは千日回峰行です。
同じことを繰り返すことの大切さは分かるのですが、やっぱり同じ絵本を読み続けると飽きるんです。ですから、まずは、アンパンマンを変なおじさんに変えました。バタ子さんを上沼恵美子に変えました。それで読み聞かせをしたんです。
すると、子どもたちが笑うんです。
バタ子がアンパンマンの新しい顔を投げる代わりに、燃えるゴミを投げたりすると、やっぱり子どもは笑うんです。
私はこのような発想は出続けるので、新しい絵本を買わなくても、毎回新しい作品を読み聞かせてあげることができました。
そんなことを繰り返している日々がつづていた時、息子が幼稚園での出来事を話し始めました。
「たけちゃんとブロックであそんだんだけどね、、そしたらせんせいがねぇ、、、」
見事なまでにオモロない話をダラダラするので
「たけちゃんとブロックで遊んだんやな!
何をつくったんや?」
「かぼちゃ」
「そのかぼちゃ、泣いてるぞ
なんで泣いてるとおもう?」
「トイレがないから」
「そうや!
かぼちゃはオシッコ漏れそうなんや!
なんとかしてあげよう!
どうする??」
というような会話を子どもとしたんです。
※たぶん、こんな内容だったと思う。。
そしたら、それが少しずつストーリーになっていることに気づいたんです。こんなことを毎晩しているうちに、息子が通う幼稚園の先生から言われたんです。
「毎晩、絵本を作っていると聞きました。
うちのクラスの子どもたちとも作れますか?」
つづく
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