自転車で東日本一周チャレンジ東海編

きこのです。
とりあえず岐阜の親戚の家までこれたので更新します。といって書き始めたはずが今はもう岩手の二戸ですが投稿します。
いつまでたっても更新できなくて困っていたので本投稿自体頻繁に投稿していきますね。アジャイルで行きましょう。

東海編はずっと雨で、毎日レインコートを着ざるを得ないくらい降っていました。また、初めての長旅ということもあって準備面が拙かった(5キロ以上の荷物をすべて背中のリュックに詰めていた、長距離用の漕ぎ方を知らなかった)影響もあり一番苦戦しました。地形的には序盤の熱海付近の山越えこそ厳しかったですが、それ以外はそこまで厳しくなかったです。

ここまでは以下のスケジュールで来れました。
0日目 杉並-八王子(30km 1.5h 総上昇量300m)
1日目 八王子-湯河原(75km 5.5h 総上昇量800m)
2日目 湯河原-藤枝(115km 9.5h 総上昇量1550m)
3日目 藤枝-浜名湖弁天橋(75km 4.5h 総上昇量650m)
4日目 浜名湖弁天橋-知立(65km 4.75h 総上昇量550m)
5日目 知立-岐阜(65km 4.5h 総上昇量350m)
6日目 休憩

以下各日程について詳細に書きます。旅の序盤で不安に思うことが多く、どうしても長くなってしまいますが、正直東海編以降は自転車旅に慣れて簡潔に書けると思うのでご容赦ください(笑)

0日目 杉並-八王子(30km 1.5h 総上昇量300m)

今まで何度かやってますが、翌日以降の走行距離を軽減するため、八王子の実家まで自転車で移動しておいただけです。ロングライドに慣れてきた今でこそ大したことない距離ですが、やり始めたときはチャレンジでしたし、友達に知られると相当驚かれる程度の距離ですよね。

1日目 八王子-湯河原(75km 5.5h 総上昇量800m) 

初日。この日に8月末までに本州一周できないことがはっきりし、愛知の次に三重ではなく岐阜の親戚の家に行く決断をします。今まで1日100km走ったことないんだからしょうがないですよね(笑)
八王子平塚間はまっすぐ南下。下りなので止まらずに軽々スピードを出したいところでしたが、興奮のあまり写真撮りまくったり、瞬間的な雨のためにマックで休憩するなど、かなり無駄が多かったです。厚木海老名あたりはきれいなサイクリングロードや走りやすい道が多く、永住したくなりました。

平塚小田原間は憧れの国道1号。下りじゃなくなったため、結構平坦な道のはずだけどきつく感じました。車や電車だと近いですが、小田原って意外と遠いんですね。

小田原湯河原間で洗礼を受けた感じでした。国道1号を降り、海岸沿いの県道135号に入るわけですが、湘南のような走りやすい海岸線じゃない!!
左側は崖だしガードレールらしきものも高さ30センチ位しかないし、路側帯狭いし歩道はもちろんないし、アップダウンはそれなりにきつい。
というわけで安全のため山道の740号線を通ることにしましたがもっときつい。Google mapの検索で出てきた謎の獣道を歩かせられたりしながらひたすら体力を消耗しました。
昼ごはんは結局15時過ぎに真鶴より手前のれんがやというお店でとり、店長さんに色々教えてもらいました。大雨が降り出したのと、私がかなりきつそうにしてたのもあって、熱海まで行かないことを勧められました。一生の恩人ですね。
その後大雨の中真鶴駅まで坂を下り、平坦な道で湯河原駅まで出て、温泉街の民宿で寝泊まりしました。きれいでしたがとても写真とる気力はなかったです笑

小田原から真鶴駅までの道がこの旅で一番きつく感じました。

2日目 湯河原-藤枝(115km 9.5h 総上昇量1550m)

ざっくり分けると①湯河原ー西熱海ゴルフコース(熱海の山頂)、②西熱海ゴルフコースー沼津市街地、③沼津市街地ー丸子IC、④丸子ICー藤枝の親戚の家といった感じです。

①湯河原ー西熱海ゴルフコースをさらに分けると熱海までの山越え、熱海からの山登りといった感じです。熱海までの山越えは昨日の740号線と同じくらいきつい道でしたが、平気で歩いて体力を温存しました。熱海からは来宮駅付近を経由して来宮神社脇の川沿いを上りました。見るからに漕げなそうな勾配だったので迷うことなく歩きました(笑)。歩きで登る分には八王子の高尾山程度の山(標高500m)だったので意外と楽で、朝8時スタートでしたが11時半には山頂の西熱海ゴルフコースを通過することができました。

②西熱海ゴルフコースー沼津市街地では初の山下りや車道しか通らない長いトンネルを経験します。怖かったですが、サイクリストっぽくて興奮しました。山頂の交差点から県道11号で函南方向に向かうわけですが、しょっぱなから長いトンネルで、一応歩道はついていましたがとても整備された感じの道ではなくいつまでたっても進まなかったので、車があまり来ない隙を見て必死に自転車をこいで抜けました。その後はひたすらダウンヒルです。危ないと感じてブレーキは結構かけていましたが、50キロ近く出ていて驚きました。この旅を通してスポーツバイクにはなれましたが、もう一回行ってもここのダウンヒルは怖いような気がします。沼津市街地まで下りてくると一面が田んぼになっているようなポイントもあり、本当に自転車で遠くまで来たんだなと実感しました。

③沼津市街地ー丸子ICはひたすら平坦。すごく晴れてきて熱中症っぽくなったので、沼津でお寿司を2,000円近く食べて休憩をとったりしました。ほかの方の記事に書いてありましたが、沼津市街地から富士の県道380号はずっと同じ景色でいらいらしました(笑)。富士から由比は再び国道1号で、古い町並みがきれいでした。由比から清水までは大部分が太平洋岸自転車道という、自動車専用道の脇に自転車専用道がついたような道で走りやすかったです。駿河湾を一望できる場所もあってきれいでした。清水から丸子ICは市街地なのですが、ひたすら自転車専用道が用意されていて、ここも走りやすかったです(語彙力)。結構な距離を走った気がしましたが総じて駿河湾は快適でした。静岡は自転車天国ですね。

④丸子ICー藤枝の親戚の家は、緩やかな登り。日が暮れ、自転車専用道もなくなり、小雨が降り始めたことで結構きつく感じました。一部工事してた区間もあったため、大きい歩道橋を渡る必要があったのですが、歩道橋をふさぐようにして巨大なクモの巣が合計3つほどあったので、靴でクモの巣をはたき落としながら進みました。めんどくさかったです。。

この日の夜、背中が腫れあがってしまったので、翌日はリュック軽量化のためにボトルホルダーとサドルバックを購入するのでした。。

3日目 藤枝-浜名湖弁天橋(75km 4.5h 総上昇量650m)

午前中は親戚とだらだらしゃべって、午後13時頃自転車屋(自転車のAKIRAというスポーツバイク屋さん)でゆっくり会話をし、14時頃本格的に出発しました。

この日は島田ー掛川間の標高差200mの山以外ずっと平坦でした。前日でいうと④丸子ICー藤枝のような道がずっと続くイメージです。島田を過ぎ大井川を渡ってすぐに結構な坂道に入りましたが、県道740号と比べるとだいぶましでした。午前中休んだ甲斐もあり半分以上は歩かずに登れました。サドルバックとボトルホルダーのおかげで背中の荷物が1kg程軽くなったのもでかいかも。下りは今日も50キロくらい出てて気持ちよかったです。静岡最後の川天竜川を渡ったら大雨が降ってきたので、最後はまたレインコートを着用して頑張りました。
夜はThe Oceanという超おしゃれホテルに泊まりました。自転車産業が盛んなようでスポーツバイクのレンタルもやってました!浜名湖は観光も盛り上がってそうですのでぜひ行ってみて下さい。

旅が終わってから発覚しましたが、平坦の道でやっと平均20キロくらい(信号等の原則は除く)でるようになったので、やっぱり背中の荷物を軽くするのは大事だなーと思いました。

4日目 浜名湖弁天橋-知立(65km 4.75h 総上昇量550m)
この日は自分がサイクリングの技術を高めるきっかけとなる一日でした。湖西ー豊橋の小さい坂と豊橋-岡崎間の標高差100mの坂以外は平坦でしたが、豊橋-岡崎間の坂でついに右ひざが痛くて漕ぎ続けることができなくなりました。
なんとか継続するためにネットで調べたところ、なるべくかかと側でペダルを踏み、腿裏の筋肉を使ったほうが良いとのこと。それまで私は筋肉やひざへの負荷の高いスプリント向けの漕ぎ方をしていたようです。
お陰様で問題なく坂を上り終え、目的地である名古屋手前にいいホテルがないか調べましたが全然見つからず、仕方なく結構手前の知立で宿泊しました。夜は友達イベント第1弾で、大学時代によく一緒に合コンに行ってた友達と金山で飲みました。
この日の観光としては、立岩という観光地や東海オンエアの聖地岡崎公園を通れて楽しかったですが、岡崎ー知立間はすっかり交通量やトラックが多くてしんどかったです。午前の大雨のせいか路面濡れてたし。

5日目 知立-岐阜(65km 4.5h 総上昇量350m)
この日は名古屋市街の東側を通って岐阜市を目指すルートです。正直ロングライドする方で、名古屋から岐阜市に向かう人はあまりいなそうですので割愛します。

6日目 休憩
親戚19人に会ってました。いっぱいいると楽しいですね。結構親戚の方々には感動してもらったし、中学生のいとこも自転車に関心を持ち始めてくれて嬉しかったです。おじいちゃんはもうぼけているので、「そうか自転車できたのか」と普通に流されました(笑)

東海編は以上です!さっさと日本海編書きます。4日目の膝の痛みを機にサイクリストとして技術的に成長していく様を楽しんでいただければと思います。

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