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いじめにあってつらい気持ちになっている子どもたちへ

私は鼻炎があり、よく鼻をかんでいます。最近、授業中に鼻をかんでいたら、同級生に「静かにしてよ」と注意され、それから同級生たちに「コロナ」とからかわれるようになりました。同級生たちは、私がさわったものをさわってから「ウイルスだ」と言って他の人の持ち物につけようとして、他の人はそれを嫌がって逃げるという「ばい菌ごっこ」の遊びをしています。私が「やめてよ」と言っても、同級生たちはおもしろがって逃げ回ります。学校に行くのがとても辛いです。私が悪いことをしたから、いじめられても仕方がないのでしょうか。

1 「いじめられても仕方がない」人は、一人もいません。

 同級生にからかわれたり、避けられたりするのは、とてもつらいですよね。あなたが反論したくても、仲良くしたくても、同級生はからかい、仲間外れにするだけで、まともにあなたの話を聞いてくれなかったら、あなたはどうしようもないですよね。どうして自分がこんな目にあうのだ、なんでこんなことになってしまったのだ、と戸惑いますよね。

 あなたは、ひょっとしたら「自分が授業中にうるさくしたから、自分はいじめられても仕方がないのだ」と思っているかもしれません。しかし、世の中には、「いじめられても仕方がない」という人は一人もいません。ある人が、他の人のことを「いじめてもよい」ということは、絶対にないのです。
 あなたが、授業中に鼻をかんで、同級生があなたのことを「うるさい」と思ったとします。それならば、同級生はあなたに対して「もう少し静かにして」と言えばよいのです。ただそれだけのことなのです。同級生があなたのことを「うるさい」と思ったとしても、それは同級生があなたのことをいじめてよい理由にはならないのです。

 いじめをする人は、いじめる相手について、「この人はこんなにひどいことをしたのだ。だから、この人はいじめられても仕方がないのだ。この人はいじめられて当然なのだ。」というように、「この人がいじめられる理由」をとても強く言います。しかし、それは明らかに間違っています。

 あなたは、「いじめられても仕方がない」人ではありません。あなたは、決して「他の人から傷つけられてもよい」人ではありません。いじめられても仕方がない人など、どこにもいないのです。そのことをよく覚えておいてください。

2 あなたのつらい気持ちを、誰かに話してください。

 あなたは、今とてもつらい気持ちになっているでしょう。そのあなたのつらい気持ちを、どうか誰かに話してください。
 話す相手は、あなたが信じられる人であれば、誰でもいいです。お兄さん、お姉さん、学校の仲のよい友達、違うクラスの友達、習い事をしているならそこでの友達など、とにかく、自分の話をしっかりと聞いてくれそうな人に、話をしてみてください。
 一人でつらい気持ちを抱えていると、つらい気持ちを誰にも話せずにいると、それだけで、とてもつらいことです。誰かに自分の気持ちを話すだけで、あなたの気持ちは楽になります。どうか、自分のつらい気持ちを自分一人で抱え込まずに、あなたが「この人なら自分の話を聞いてくれる」と思う人に、あなたの気持ちを話してください。

3 信頼できる大人に助けを求めてください。

 そして、できれば、誰か大人に話をして、助けを求めてください。
 お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさんなどの家族、習い事をしていたらその先生やコーチでもいいです。もちろん、担任の先生でもいいです。もし担任の先生が話をよく聞いてくれなかったら、他の先生でもよいです。例えば、前に担任になってくれていた先生や、音楽の先生、保健室の先生でも構いません。校長先生と話ができるなら、校長先生に話してもいいのです。
 あなたが、「この人なら自分の話をしっかりと聞いてくれる」と思える人に、自分の気持ちを話して、助けを求めてください。

4 「いじめ」に「自分の力で勝つ」必要はありません。

 あなたは、ひょっとすると、自分の力で「いじめ」を解決しなくてはいけない、自分一人で「いじめ」に勝てないようでは、自分は弱い人間だと自分で認めることになる、と考えているかもしれません。
 しかし、「いじめ」は、時には大きな川の流れのように強い力を持つことがあります。「いじめ」は、とても自分一人の力では立ち向かえないほど強くなってしまうことがあるのです。大きな川に落ちておぼれそうになった時は、どうすればよいでしょうか。他の人に助けを求めて、ロープを投げてもらい、岸に引っ張り上げてもらうのがよいですよね。
 あなたは、「いじめ」に対して、一人で立ち向かえないからといって、あなたは「自分が弱い人間だ」なんて思う必要はありません。どうか堂々と、他の人に助けを求めてください。

5 あなたの話を聞いてくれる人は必ずいます。

 もし、あなたが「自分には誰も信頼できる大人がいない」と思うのであれば、ぜひ、いろんな相談窓口に相談してみてください。あなたの話をしっかりと聞いてくれる大人は、必ずいます。もしあなたに「いじめにあってつらい」と思う気持ちが少しでもあるのであれば、いつでも、相談してみてください。

 相談窓口は、次の記事にまとめています。どうか見てみてください。そして、この中の窓口のどこかに、相談してみてください。

「家にいるのがつらい子どもたちへ」

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