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おべんと ぎゅっと

おべんとをつつみこんでいる布。あの布とむすびめの、ぼてっと感がすきだ。

ぎゅっとととのえられたむすびめに、箸箱をすっとさしこんでいたり、または箸箱ごとつつんでいたり、脇に置いているかとかは、さほど気にならない。

最近はシンプルな手ぬぐいの和っぽい柄なんかが好み。

巾着袋でもいいんだけど。

とにかくおべんとを、かるく、そして、ふんわりと、そしてぎゅっとつつみこんでるあの雰囲気のあの感じが、いいんです。

あっ、とおもう。

文も、イラストも、着るものもなんだか最近の気分が、そんな感じなのかも?

一見地味なんだけど、素っ気ないくらいの、かすかさで、(じぶんにとっての)なんとなくのユーモアや、チャーミングさを、その佇まいをどっかに感じてるようなもの?

おべんと自体が、おいしさや、あったかさ、休み時間のほんのひとときの、のほほんさを感じるからなのかなあ?


(ここらで、一杯、ひとまずお茶をのむ。ずずずと)


おべんと箱のごはんには、ぱらぱらと、ごまをふってみたり、きんぴらごぼうとか入っていたりと、中身は、日々のきのうの残り物弁当で充分!あー、そういえば、きのうの晩、これ食べたなぁ。あんとき、たしか…って、ぼんやりと、初ものの果物を食べたなぁ、なんて思い出したりなんかもして。

〈桃栗たべたよ、柿まだだ、柚子湯のおふろでぽっかぽか〉

(ずこっ)

(ふふふ。なんかちがう気がするけど……ま、いいとしよう)

食べおわったら、また、よし、午後から、もいっちょ!って気になりそうな…

おべんと箱を洗っておいたり、出先のそのとき次第で洗えなくっても、いただきまーす!ごちそうさまー!って、おべんと箱にふたをして、またその布でぎゅっとむすぶ。

午後は、おべんと箱がたべてかるくなった分、おなかには、ずん!と、あったかごはんのエネルギーを補充して。



さて、日曜日。

ぼちぼちとですが、ゆるはりまする


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