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ひらがな

こどものねぐせです。おはようございます。

一月三日。いかがお過ごしですか?

お正月には、書初めなどで一筆なども目にしたり、家族の誰かが、書いてたりしてますかね?

「とめはねっ!」(河合克敏さん作)というマンガがあります。書道部の高校生の男女の漫画です。青春マンガでもあります。

この第7巻p43に、

今ある「ひらがな」は、みんな漢字を草書(そうしょ)にして、そこからさらにくずしていって、これ以上ないくらい単純な形になって完成したのです。

と(主人公・カナダからの帰国子女のおっとりした男の子)のおばあちゃんが、書道部の子たちに説明する場面があります。このページの横に、ひらがなの元になった漢字の一覧表が載っています。

わたしは、これを見て、えっ、とか、へぇ〜と思ったので、この巻のみは、ぜひ買わねば!と持っています。(本がありすぎるのと、和歌など詳しくはない、素人です。でもこう書いてると全巻持っていたい内容のマンガです!河合印のマンガは、おもしろさが濃いので、他にもたくさん読んでます)ただ、この表は、ちいさい子や学生さん、おとなの方々にも、パッと一目でわかるので、伝わりやすさなどでは、すごくいいなと思います。

このページの前にも、じーんとなる場面やセリフがあるので、すこしだけ。

漢文で文章を書いていた昔の日本人は、だんだん漢文だけではもの足りなくなってきたんです。 それは、ここ、心の中のことを書きたくなったからです。(p36)

※(漢文には、漢文の良さがあると思います。ここは、遠い昔の(ひらがな)を持つ前の時代のお話の中の描写引用なので、どうかやさしく読んでいただければ幸いです)

そこから、和歌について、またおばあちゃんから部員への説明があります。

わたし自身は、和歌のことなどは、全然詳しくないですし、百人一首なども、小中学でやったぐらいのことです。

ただ大人と呼ばれる頃に、デザインやイラストに興味をもち、タイポグラフィや、ピクトグラムなど、一人で本屋や図書館で、読む程度でしたから、このページを見た時に、和歌の文学的側面だけでなく、デザインの面から見た(ひらがな)の独自性を思いました。

マンガの中には、ほんのちょっとだけカタカナについても、漢字から出来たとも書かれてるのですが、そちらは青春書道マンガ、さらっと短く流してあって、そちらももうちょっと聴きたいところですが、ページ数か、書道マンガの筋のことかで割愛されてました。

……という訳なので、わたしの文に、何か感じるなら、あれっ?ここなんで、ひらがななの?と思わられたら、それは感覚的に、としか言えません。変換機能があるツールで、あえてひらがななのは、ひらがなの持つ、やわらかさと、ゆっくりさ、ながれるような字体のもつ時間性でしょうか?

数ある国々のうちの1つの島、日本。その日本人の、そのユニークさの1つに、ひらがなもあると思います。

ひらがなで、文面をさらさらさらと流れるように読みとばし、ポコポコっと浮き出るようにある、カタカナと、漢字。視覚的にも、縦書き、横書き可能とこの柔軟性。何かで読んだ、様々な国がグローバル化し、英語が入ってきて言葉が変化することもあるが、日本語では、このカタカナがクッションになり、これは外来語ですよ、と一目でわかる、これもまたデザイン的なんじゃないかなぁ。

ま、ひらがなが文を読むときに、あってない、なくてあると、すごくじゃましてない感じがいいなぁと。

いろんな言語にも、独特さや背景があるのでしょう。十人十色でいいと思います。さまざまないきものがいて、わたしたちもいるのだから。

お正月。おせち。書初め、凧揚げ、福笑い……昔からの何かを引き継いで、季節を味わう。

おせちを、それぞれの家庭でやっているところは、想像すると豊かですね。駄洒落?も喜んで取り入れて、料理にして、味わっている。外国人さんからしたら、その光景は、とてもユニークなのでは?

noteを始めた頃に、ご紹介したおーなり由子さんの「ひらがな暦」(いま、偶然思い出し、手元に持ってきました)、太田垣晴子さんの「365日絵こよみ」、折にふれ、ぱらぱらと読むのですが、この2冊とても、好きなのです。

おせち、黒豆、栗きんとんは、甘くておいしい。

今日も、よろこんぶ、だったらいいね。

では。





※ 書いた後で、ひらがなの成り立ちの一覧表については、持ってる国語辞典のはじめのとこにもありました。

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