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ユーモア柄のセーター (雑誌 旧版ku:nel vol65より) 読書日記6 (編み物詳しくなくても、大丈夫。ほっこりしましたの話)

ども こどものねぐせです。おはようございます。ほんと寒くなってきましたねー。風邪などひいてませんか?こちらはちょっと体調崩し気味です。あ、大丈夫です。あたたかくして、温かいものとか食べて地味にすごします。書く度にラジオのような?文体になってませんか?これ。

さて、寒くなって、秋冬ものとかどうですか?羽織物とか、フリースとかセーターとかの出番ですよね。あったか応援団のような。

視力検査の柄のセーター

セーターといえば、忘れられない柄が、あります。タイトルに書いた旧版ku:nel 2014.1.1vol65のp98から103までの部分。ニット作家、荒井佐喜子さんという方の作。

個展の度に作るアイデアブックには、デザインのもとになった絵本や雑誌の切り抜きなどがスクラップされている。 (文、つるいももこさん、写真、長野陽一さん p98より)

なんと(以下、個人的のユーモアです!)視力検査のよく見かける、いや、小さくて見にくい!あの平仮名の羅列(こ、と、り、て、へ……とかCのぐるぐる回ってる模様とかは、縦横には並ばずランダムに配置されていて、ベースのさわやかな青地に白文字が、ポップにちりばめられてるのです。襟には、白地のライン、腰も…??模様があります。(小さな写真なので、はっきり腰の柄は、分かりません。すいません。詳しくないので描写大丈夫ですか?イメージできてますか?)

とにかく、パラパラとページをめくる手がピタっととまり(ん??)と。ユーモア感じました。これをみて、セーターにしようとかってアイデアすごいなぁって思いました。またインタビューがいいんです!

セーターたちを知らない街へ旅させたいんです

荒井さんが、編み物をはじめて35年が経った。1〜2年かけて編んだものを、個展で発表しはじめてから25年。作品のほとんどはセーター、カーディガンで、今まで展示したものは、そこで惜しげもなく新しい持ち主へと譲られる。 「セーターたちを知らない街へ旅させたいんです」と荒井さんは言う。編み物は工芸品でなく生活用品。どんなに優れたものも、使わなければ無用の長物。自分のセーターも、人が来てくれなければ意味がない。(同誌p100より)

とにかく編む

創作のアンテナがキャッチしたら、まずは手を動かす。自分の頭のなかにあるぼんやりとした完成図をこの目で確かめたい一心で、とにかく編む。編み図(柄を編み込むための計画図)はほとんど描かない。「難しい技法は使わない。編み目を数えるのも段々苦手になってきて、前身頃と後ろ見頃の幅が合わないのもしょっちゅう。出来上がりをなんとか工夫することで、おもしろいものが、できたりするので楽しい。とにかくアバウトでぶきっちょなんです」(同誌p103より)

編み物はファジーでしょ?なんせ、伸び縮みする。その自由さがうれしかった

「いろいろ挑戦してみて最後に出合ったのが編み物だったのです。縫い物や織物と違って編み物はファジーでしょ?なんせ、伸び縮みする。その自由さがうれしかった」(同誌p103より)

こどものねぐせの、小さなユーモア

世界のどっかで、このセーターを着てる人がいると思うとその方のセーターは、いま、どのあたりを旅してるんだろ?(旅してきたの?)とセーターさんに聴いてみたいものです。いまだと秋冬は北半球。どっかの眼医者さんのお気に入り?はたまた、雪の降る国で、視力検査の道具としても誰か着ながら使ってる?手でCマークやことばを指差したりして(小さなユーモア)サンタさんのふだん着?のひとつ?(もちろんユーモアだけど、そうだったらうれしいな)

そして、このセーターを着ている人を見たらなぜか、(みな無意識にウインク)をしてしまうらしい。だから持ち主は、(照れ)てばっかりだとか。……は?、なんで?……それは決まってるでしょ。……視力検査なんだから。片目をつむって……ウインク!(こどものねぐせの落語的オチ!)

一緒にさんぽに出かける犬のように、セーターさんも、そろそろい着(き)ますか!と、出番がきてるといいですね。

セーターだけに、あったかいおはなしでした。

おあとがよろしいようで。

では。


おっと!

余談ですが、北欧暮らしの道具店の佐藤店長さんや、アシスタントのよしべさんも、いつかの回で、雑誌旧版ku:nelを熱く語っていました。ラジオチャポンと行こう!で聴いたとき、(おー!わかる、わかる!)とうなづいて。この雑誌旧版ku:nelは、有山達也さんという方がアートディレクターで、すごく好きな雑誌なのです。当時も今も本と読む旅に、もとい、ホント読む度に(最後まで小さなユーモア!しつこい!照れです照れ。でも本を読む度に、本と読む旅に出てるようでした。さんぽのような小さなことから、遠くの国の小さなことまでの、まさに雑誌でした!この話のセーターのように、こどものねぐせは読んでる間、旅をさせていただいてたのかもしれないななんて。)楽しい気分、うれしい気分、ユーモアなどたくさんいただき、ありがとうございました!







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