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ほっぺたサイズの絵画展

封筒にちいさな絵をぺたりと貼る。

いくつかの節目。タイミング、タイミングでかわりゆくものやこと。その過ぎ去った歳月を補うかのように、かたわらにある、もうひとつの、またはいくつかの絵。

さながら偶然がもたらす、ちいさな絵画展というところか。手紙の書き手さんが選んでくれた絵なのか、郵便局のどなたかが選んでくれた絵なのかはわからない。

こどものころ、本の形をした、おちついたみどりいろの保管用いれもの(スタンプブック)があった。

図案は、かわいいイラストレーションや、渋いモチーフの日本画、鳥や昆虫、さまざまないきもの(恐竜も!)などなど。

外でもよく遊んだが、どうぶつの図鑑とか、絵本とかを観てるのも、これもまただいすきな時間の過ごし方だった。(どんなどうぶつが、どんなものを、どのぐらいたべてるかとか書いてあったのもおもいだした。へー、とか、ほぉほぉ、おーっ!すごい!とかおもいながらページをじーっと観てたような…)

スタンプブックも、まだまだちいさくて手紙を書け?(か?)ないこどもにとっては、そういった図鑑や絵本とおなじように、ときどき本棚から出してきては眺めてたのしんでいた。

たぶん、使ったあとの絵(stampたち)もいっしょにはさんであったんだろう。半円や、円弧、温泉マークの湯気のような縦におされたインクたち。ふちのぎざぎさや、白いところなども、独特で、特別な感じがしていた。黒い下地に、透明なセロファンのレーン。間隔をあけてひとつずつ置かれたstampたち。これまた透明なセロファンでぴたりとていねいにあつかわれている。

いま、本棚からそのみどりいろをしたstamp bookがあったのでひらいてみてる。ずいぶんと久しぶりだ。懐かしい。わたしよりもまえの世代の方々の時代。未使用の第18回オリンピック競技大会記念(1964)のものや、スキー板を履いた選手のイラストレーション('76の冬季オリンピック)のstampもある。おなじページには、春のうたの音符とイラストレーションのstampも。



すぎゆく歳月に、いろいろなstamps.




短歌


あしたゆびで地面に手紙をかいたら地球にstamp貼ってみる!






おあとがよろしいようで




※語学はまったく詳しくないです!こまかなニュアンスとかまちがってるかも…?

(ずこっ)



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