エッセイ (チョコレート) こどものねぐせの、バレンタイン噺3
こどものねぐせです。おはようございます。
読者の皆様、お身体は、大丈夫ですか?どうぞご無事でいてください。
いろいろと悩みましたが、軽めのお話をいたしますね。
読むこと自体が、お好きな方なら、エッセイのようなものを読むことで、すこしでもいつものように落ち着けるようなら……と書きました。温かい飲み物とともに、わずかばかりのひとときかもしれませんが、すこしでも、ごゆっくりおすごしいただければと願っております。
では。
○
「チ、ョ、コ、レ、ー、ト っ !」
じゃんけんぽん!
「パ、イ、ナ、ッ、プ、ル っ !」
あいこでしょ!
○
きのう、公園で、どこからか、ちいさなおんなのこの、げんきのいい声が聴こえてきて、ふとそちらの方を観てみると、数メートルだけはなれた、ちょっと奥側のところに、おとうさんがおられました。
じゃんけん一回分か、二、三回分くらい?のはなれた場所から、前へ前へと進もうとする、そのおんなのこの軽やかなステップをしている間も、おとうさんは、じっとその場で見守っておられました。
すこしとおくで、このじゃんけんおやこさんのじゃんけんを、しばらくの間、ほほえましく観ていると、進んだ先から、そのこのうれしそうに振り返ったあとの、つぎのじゃんけんも、どうやら、またおんなのこが、かったようでした。
チョコレートか、パイナップル……とかじゃんけんの種類までは、忘れてしまいましたけど。
よし、歩こう!と、さぁ行くか、と、もともと、こちらもじゃんけんおやこさんの方へと、向かっていたので、お互いが、すこしずつ近づくような感じになり。
おんなのこ、と、おとうさん、
すれちがいざまにも
じゃんけん、ぽん!
と、はずむような声に、軽やかなげんきのいいステップ。
たぶん、幼稚園か保育園の年長さんくらいから小学校の低学年くらいかな?という背丈だったような気がします。ぼんやりとだけど。
○
そのときは、バレンタインのことなんて、すっかり忘れていたけど、あの娘は、いまごろ、チョコレート、おとうさんにあげてるのかな?だいすきな子や気になる子とかいるのかな?
お見かけしたときに、おかあさんは、一緒じゃなかったから、わかんないんだけど、公園の外の駐車場の方へと、向かって行ってたから、おうちへ帰る途中だったのかな?
○
じゃんけん、ぽん!
「チ、ョ、コ、レ、ー、ト っ !」
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