履っき(履っけ)ょーい、のこった。
えーっとね、なんだかんだで、履き心地のいいのを、繰り返し、繰り返し、履いちゃうんだよね、気づいたら。
え?なになに?あー、靴下の噺かって。
そう靴下の噺です。靴下の噺ですとも。寒い寒い年末の心身ともに、もうくったくたになってる、いまでこそ、ぴったりの噺じゃありませんかっ。
(ふむふむ。……あ、ところで、そこんとこ、くつした、あなあいてるよっ!)
え?…ゴホン、ま、あなだってあくさ。だって、毎日何足かをコウタイゴウタイで履いてんだもん。そうそう、寒がりで冷え性のおいらにとっては、靴下は、あったか応援団の一員なのですぞ。
(ずこっ。うーむ。あったか応援団って、ほかにどんな方々?)
マフラー、てぶくろ、こたつ、ストーブ、スープに、おだしに、おふとん、ゆたんぽ(電気あんか)などなどでござるよ。
(なるほど。そうでござったか。それがし、あいわかった。)
時代物のお噺の季節だなぁと。とりあえず、なんとなくそのトーンで描いてみましたがいかがでござったか?
(ずこっ。じゃあ、ふふふ、でござるよ)
○
靴下さんたちへ、春夏秋冬、いつもありがとー!
履っき(履っけ)ょーい、のこった!
(ずこっ……履きよいのがのこった、ってこと?)
おあとがよろしいようでっ。
○
くつした、って、ひらがな自体(字体)が、
なんだか一字一字、靴下に見えてきたふゆ。
年末年始、靴下の履き方くらいは、どうぞ、ごゆるりと。
○
(川柳)
靴下も二足なじんで和気藹々(わきあいあい)
おあとがよろしいようで(アンコール?)
12/29 夜 すこし手直し
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