デュエルマスターズのCSは怖いのか。ビビりが行ってみた。
皆さんこんにちは。
今回は、デュエルマスターズのCS(チャンピオンシップ)大会に初めて出場したので、その体験を書こうと思います。
最近、またcs大会がチラホラと再開している中で、「cs……興味はあるけど怖いな」というあなたに、凄くビビりな私が参加してきましたので、細かいところまでお伝えできれば、と思います。
ですが、概要を知りたい方もいらっしゃれば、細部まで、細かく知りたい方もいらっしゃると思います。
なので、概要を知りたい方は目次だけを見て、細部まで知りたい方は、本文を読んで頂くという書き方をさせて頂きます。
では、早速いってみましょう。
1 雰囲気は、カードショップで知らない人と対戦する感じに近い。
行きから2回戦まで
会場へは、電車と徒歩で行きました。
受付時間5分前には5、6人ほどの列が出来ています。開店と同時に、お店の中へ流れ込んでいきます。
一階、二階はにはフィギュアなどが売っていて、三階はカード、四階はデュエルスペースということで、大会は四階で行われました。
早めに着いたこともあり、会場の椅子に腰をかけ、自分のデッキの枚数を確認しておきました。
ちなみに、私が握ったデッキはオカルトアンダケインです。
デッキリストは有料記事のものなので見せられませんが、まあ、あまり変哲のない構築です。
機械のトラブルで三十分ほど遅れましたが、何とか受付スタート。
受付では、事前に印刷しておいたデッキシートを渡し、お金と接触確認アプリ(cocoa)の提示を求められました。
受付が完了すると、キャンセル待ち抽選が始まりました。私は事前予約をしていたのでやりませんでしたが、当日参加の方はキャンセル待ち抽選をパスしなければならないので、結構大変かな、と思います。
対戦相手は、QRコードを読み取り、そのサイト内で組み合わせが行われ、自分がどこの卓(机)に座るのか、対戦相手を確認します。
実際に座ったら、名前を確認してもいいと思います。(私もしました)
注意事項やルールが説明されます。
制限時間は二十分で、制限時間切れは両者敗北です。
そして、対戦スタート
お願いします、という多数の声と、「最初はグーじゃんけんぽい」と、弾丸のようなシャカパチが順番に室内に響き渡ります。
シャカパチが嫌いな方はあれかもですが、集中していてあまり気になりませんでした。
対面は赤緑バーンメアで、DHアツトを2ターン目に召喚する、中々良い初動でしたが、引くカード全て弱く、盤面を作り終わった頃には相手のアバレガンの三点が通り、敗北しました。
ということで、人生初のデュエマの大会での初戦は、敗北ということになりました。
その後、ポイント(勝つとポイントが貰え、そのポイントが高い人から予選突破できる)が同じ人、つまり一度負けた人と対戦します。
その際、参加賞であるバルチュリスと、1パックを貰います。
そして、ジャッジのコールで2回戦開始です。
お相手は青魔道具でしたが、初手新世壊埋めという全DMPを絶望に落とすムーブをされ、私は少し顔をしかめます。
しかし、アツトやダースシスKで山札を掘り、途中、アンダケインドルマークスでマナを削るも、ゾメンザンという切り札を使われ、あまり意味の無いランデスになります。新世壊も残り1枚で起動し、ガリュミーズを唱えられれば確実に敗北します。
ですが、私はここであることに気づきます。
あれ、アンダケインドルマークスロック決まるやん、と(途中ラビリピトの全ハンデスも挟みました)
相手のマナが無くなってもランデスしようとする私を対戦相手の方が止めてくれました(ありがたい)。
零龍5点+7打点で、ゴゴゴcho絶ラッシュからのガリュミーズをケアし、何故かクロスファイアでダイレクトアタック(零龍ダイレクトで絶対良かった)し、勝利することができました。
勝った時の感想は、正直何も思ってなかったです。
ただ、勝ったんだ……という充足感で胸が満たされます。
ここで思ったのが、意外とギチギチに厳しい訳でもないということです。
必要最低限の緊張感はありますが、やはりデュエマを楽しむという根本は無くなっておらず、和気あいあいとしたものではありませんが、そこが心地よいと私は感じました。
学校の試験と同等の空気感だと思って頂ければ大丈夫です。
なので、デュエマが好きで、真剣勝負がしたいと思えば、誰でも尊重される空間だと確信しました。凄く怖がっていたcsですが、噂でよく聞く態度の悪い人や、匂いがキツイ人、マナーがない人などはおらず、「お願いします」「ありがとうございました」「手札何枚ですか?」「それはこういう理由で出来ないと思います」など、殺気立ってはいますが(勝負なので)、丁寧な人が多かったです。
なので、怖い人いたら……などは考えなくて良いと思いますし、もし居たとしたらDMPの面汚しだと思えばいいと思いますし、そういう空気感です。実際、試合中音楽が漏れた人に、対戦相手の方がでかい舌打ちをしていました。
それほど試合を真剣にやっているのです。
何度も言いますが、真剣勝負なので、多少指摘されたり、舌打ちされるかもしれません(私はされませんでした)。それは真剣勝負だからであり、全員が全員勝ちたいし、あなたに対してではなく、自分や、自分の運に怒っているのです。
なので、本当に怖がらなくて大丈夫です。みんなデュエマが好きで、好きだからこそ出るものがあります。それが容認できないなら、それはやっぱり向き不向きがあると思います。
2 デッキは基本環境デッキ
現在アドバンス環境トップとされる、オカルトアンダケインや、5cドルマゲドン、ずっと強いバーンメアなど、環境デッキがやはり多く見られました。
ただ、ファンデッキなら失礼なのか、と言うとそういう訳でもなく、勝ちづらいよってだけです。
好きなデッキで挑みたい方はそれでいいと思います。しかし、勝ちたい方はやはり環境デッキを使った方が無難です。
よく環境デッキに勝てる! という触れ込みのデッキがあります。ああいうのは、勝てなかないですが、基本環境デッキの圧倒的な強さにひれ伏します。
そう、環境デッキは強いんです。勝ちに行くなら環境デッキを握りましょう。
しかし、やはりそこはお好みです。
好きなデッキで勝ちたいのなら、そのデッキで行った方が勝つ確率は上がるかもしれません。
だって、いくら強いデッキでも、練習不足なら本当に有り得ないくらい弱いです。どんないいバットを使ったって、素人が使っては良さはわからないし、使いこなせもしません。
なので、自分が一番得意なデッキで行っても全然いいと思います。
環境デッキだって、デッキです。事故る時もあります。
その隙につけこめば、勝てる可能性もあるかもしれません。
3 ジャッジはテキパキしてるけど、話しかけやすい。
ジャッジが怖い、ジャッジキルが怖い。
そんな方もいるかと思います。私も怖かったです。
ジャッジの方の空気感をどう表現しようか、少し考えましたが、高校受験の試験中、巡回している先生くらいがしっくり来ます。
効果がちょっとわからなかったり、「あれ、そうだっけ」みたいなことも結構気軽に確認できるので、迷った瞬間、手を挙げて訊いてもいいと思います。その時のジャッジは、塾の知らない先生みたいな感じです。
それと、ジャッジキルは他の方の話も参考にすると、ほとんどないらしいです。よっぽどの事をしないとありえないので、気にしなくていいと思います。
それに、そういうミスは、未然に防ぐことが出来ます。
いつもはしないミスをするんじゃないか、緊張で二枚引いてしまうんじゃないか、シャッフルする時相手の山札の中身を見てしまうんじゃないか……などなど、不安は絶えません(現在シャッフルはセルフで、山札を三つに分けて重ねる順番を相手が決める方式が取られています)。
まず、落ち着けばミスはしません。大丈夫です。
私自身、驚くほど不器用であがり症なので、これが一番怖かったですが、それでも大丈夫だったので、落ち着けば平気です。
十五分、二十分は、短そうで長いので、落ち着いて効果処理やターン始めのドローをすれば問題ありません。
とにかく、一つの処理にひとつ呼吸を置きましょう。相手に確認しながら処理すれば、更に安心です。
たくさん練習すれば、自分が不安でも体が覚えています。アスリートだってそうです。頭が真っ白になっても、体に染み込ませた動きは、絶対に裏切りません。
それに、五試合……最大七試合するのに、そんな普段しないミスが起こる確率も低いです。
ミスは焦るから起きるのです。それに、デュエマはコミュニケーションを通して試合が進みます。
緊張をほぐすためにも、卓に着いたら、よろしくお願いします、と一礼しておくといいと思います。
そうすれば、ド緊張状態でも、少しは冷静になれました。
4 めちゃくちゃ疲れるけど、CSでしか味わえない楽しさがある。
私のcsに行っての感想です。
怖い気持ちは十二分にわかります。だけど、デュエマが好きで、自分の強さを試したいと思ったら、ぜひぜひ参加してください!
ここでしか得られないものは、多々あります。
負けたっていいんです。死ぬわけじゃありません。
でも、一度でも勝った時、その瞬間をあなたに味わって欲しいです。
全てのDMPに幸あれ。
では。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?