対談

ドローンの安全性、そして未来 (全2回)

小寺・西田の金曜ランチビュッフェ 22〜23号(2015年2月13〜20日発行)より #ドローン

ここのところずっと話題になっているドローン。今回から数回に渡り、これの日本における第一人者である、(株)ケイアンドエス代表取締役の菅木 紀代一氏との対談をお送りする。

菅木氏は、今のようにドローンが注目される前から、業務用ドローンの設計・製造を専門にされてきた。そして今年1月に、映像機器販売会社である(株)システムファイブと組んで、産業用ドローン専門の会社、株式会社プロドローンを設立された。機体の開発から製造、教育、メンテナンスまで、ワンストップで行なう会社である。

PRODRONE

今回のインタビューは、昨年11月のInterBEE2014の会場で、ブースでの説明にお忙しい中、30分だけお時間を頂いて行なったものである。ドローンの未来には期待する一方で、誰でも簡単に飛ばして大丈夫かという、安全性やモラルの問題は間違いなく今後大きく膨れ上がっていくだろう。今回からその答えを、探していく。

PRODRONEブース

ドローンの安全性、そして未来 (1)
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小寺:お忙しいところお時間を頂いてすいません。いまちょっとお話をお伺いできればなと思うんですけれども。――あ、これもう既にシステムファイブの名刺なんですよね?

菅木:そうです。これからシステムファイブさんと一緒に――というか、私、ドローンの設計とか作ったりはしてるんですけれども、あまり売ったりなんかというのは積極的じゃなくて(笑)。

もともと土木関係とか、警察だとかね、そういうようなところ用にドローンを作っています。あとは環境庁が土砂災害の時に「行ってくれ」とかね。そういうところでずっとドローンをやってきたもんですから。

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