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春秋吉祥サブスクチャレンジ

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2020年8月1日から2021年1月20日まで、春秋航空と吉祥航空の乗り放題でどこまで多くの地を踏めるかにチャレンジしています。 8/1-8/2 洛陽 8/14-8/16 銀川…
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2021年度版春秋吉祥サブスクチャレンジ。

2020年の夏からはじまった春秋吉祥サブスクチャレンジ。 それぞれの有効期限は、春秋航空の「想飛就飛」は2020年12月末まで、吉祥航空の「暢飛カード」は2021年1月20日まで。 てっきりコロナ以降低迷した航空機需要を底上げするための一時的なキャンペーンだと想像していましたが、中国における航空券サブスクの先駆けである中国東方航空が「週末随心飛」の2021年度版を発売したのを皮切りに、各社も2020年度版をアップグレードするかたちで次々と2021年度版の航空券サブスクの商

春秋吉祥サブスクチャレンジ、ラストスパート前の中間報告。

2020年8月から2021年1月20日までの6ヶ月弱の春秋吉祥サブスクチャレンジ。3ヶ月強が過ぎ、残り2ヶ月となりました。 直近では甘粛省の蘭州を旅行し、その後も毎週足跡を増やしていく予定だったところ、11月上旬に上海で輸入症例、つまりは海外からの流入以外の新規感染者が発生しました。 健康コードの色が緑から黄色に変わる中リスク地区に指定されたのは上海のごく一部のエリアに限定されるものの、上海から上海以外への移動の可否が不透明になり、事実上の移動制限がかかる事態に。 PC

蘭州麺旅。

春秋吉祥サブスクチャレンジ、第12弾は甘粛省の省都、蘭州です。  蘭州は西安とならぶ西北エリアのハブ。 新疆ウイグル自治区や同じ甘粛省で世界遺産で有名な敦煌などへの乗継拠点でもあり、便数も人気も多くなっています。  ぼくのように遠くへ遠くへと行きたがるサブスクチャレンジャーがよく使うらしく、サブスク用の座席はすぐに埋まります。なので、相当前からこの蘭州便を確保していました。  蘭州といえば、蘭州ラーメン。現地ではシンプルに牛肉麺と呼ばれるこの麺は、中国で誰もが知る名物料

三亜で束の間のリゾート気分。

春秋吉祥サブスクチャレンジ、第11弾は海南省の三亜です。 中国のハワイと称される三亜。一方で、海がそれほどきれいではない、海鮮が高い割にそれほど美味しくない、などなど、まわりから芳しくない評価を耳にしていたのでずっと足が遠のいていました。そんな三亜、せっかくのサブスクチャレンジの機会なので訪れてみます。 さすがに中国のハワイだけあって、フライトは人気。いつものエアバスA320ではなく、長距離型でちょっと大きめのボーイング787-9です。上海から三亜へのフライトは特にサブス

満州里のロシア料理。

深セン、大連と過去に訪れた都市の再訪が続きましたが、全省踏破に向けて次に選んだのが内モンゴル自治区。 内モンゴルの見どころは草原や砂漠ですが、草原の季節でもなし、砂漠は寧夏旅行でもう体験した。ほかにどこかオモシロイところはないかと路線図と格闘し、最後に選んだのは満州里でした。 春秋吉祥サブスクチャレンジ第10弾、内モンゴルの満州里。 満州里はフルンボイル市にある県級市で、ロシアと国境を接し、シベリア鉄道とも接続する交通の要衝です。北海道最北端の北緯45度よりさらに北、北

満州里でロシアを遠目に望む。

内モンゴル自治区の満州里では、車をチャーターして市内と郊外をまわりました。もともとはツアーに参加するつもりでしたが、現在はどのツアーも外国人お断り。仕方なく唯一手配できたのがチャーターでした。 マトリョーシカホテルホテルまでピックアップしてもらい、最初に着いたのはマトリョーシカホテルでした。 ロシアを代表する工芸品、マトリョーシカをモチーフとしたホテルで、建物が巨大なマトリョーシカで覆われています。ちなみに、本場ロシアのモスクワにもマトリョーシカホテルがあるようですが、そ

大連で海鮮尽くし。

春秋吉祥サブスクチャレンジ、第9弾は遼寧省の大連です。 大連には過去に何度も訪れています。中国、ロシア、日本それぞれの文化が混じりあった独特の雰囲気、その複雑な歴史を感じる古い街並み、そして、レベルの高い海鮮に日本食。 ぼくにとって、大連はハズレのない、勝利が約束されている街です。深センで王将の餃子を食べた翌週末はぼくの誕生日。間違いのない大連で、確実に幸せな誕生日を過ごします。 上海と大連を結ぶ航路は、ほぼすべてが上海浦東空港からの出発です。この日はお昼前のフライト。

エクストリーム王将 in 中国、後編。

ということで、春秋吉祥サブスクチャレンジの第8弾は深センです。 前編はこちら。 AプランとBプラン上海から広東省の深センまでは約1,300kmの距離があります。同じ上海から関空までのフライトもほぼ同じ距離なので、ある意味で一時帰国レベルの旅です。 航空券も人気路線だけに往復1,500元は下らないところ、サブスク期間中ゆえに往復100元の民航発展基金のみ。 そんな深セン日帰りのプラン、2種類つくりました。 ひとつは、早朝に出発し、深センの観光地をひとつふたつまわってか

エクストリーム王将 in 中国、前編。

国慶節と中秋節の8連休を終え、その次の土曜日は悪名高い調休、振替出勤日です。 週末の2日間のうち1日しか休めないという状況、おまけに8日間の旅行を終えた直後の週末。普通なら1日ゆっくり休むところでしょうが、そんなシチュエーションだからこそ却ってサブスクチャレンジャーの血が騒ぎます。 日曜日の1日だけ、どこか日帰りで行けるところはないか。 あるいは、どこか行きたいもののわざわざそのためだけに泊まりで行くのは躊躇するところはないか。 そんなわがままな条件にぴったりあてはま

雲南古城めぐり。

7日8日で雲南をぐるっとまわりました。そのあいだ、ツアーに参加したり現地のグルメを楽しんだりと満喫しましたが、雲南旅行のメインはやはり各地の古城めぐりでしょう。 56の民族のうち26の民族が暮らす雲南省には、各地にそれぞれの少数民族が集まり、それぞれの文化を伝える街があります。ぼくが訪れたのはそのごくごく一部ですが、その記録をざっとご紹介します。 麗江古城雲南省の西北に位置する麗江古城は、1997年にユネスコの世界遺産に登録された雲南を代表する観光地です。 ナシ族(納西

麗江の玉龍雪山。

サブスクチャレンジ第7弾は、7泊8日の雲南旅行です。 国慶節と中秋節が合体した8日間の連休。なかなか予定が決まらなかったところに降って湧いてきたのが吉祥航空の乗り放題でした。購入に成功して最初に予約したのが、連休初日に雲南省屈指の観光地である麗江にイン、最終日に雲南省の省都の昆明からアウトというチケットです。 さて、初日。普段は春秋航空ばかりなので縁のなかった機内食を実に久しぶりにいただきます。麗江に到着してから遅めの夕食にするつもりでしたが、意外に美味しかったので完食し

雲南で食べたもの。

7泊8日の雲南旅行。 かつて5日間ほどハワイを旅行したとき、途中で耐えられなくなってパンダエクスプレスに逃げた記憶があります。たった5日間の旅でもそうなのに、今回、8日間もあれば日本食に飢えてしまいそうなものですが、やはり同じ東アジアなのか、なんだかんだで現地の料理だけで全旅程を過ごしました。 そんな雲南での8日間で食べたものを、ただつらつらと書いてみました。 きのこ雲南を代表するグルメがきのこです。 特にきのこだけでだしをとった鍋は絶品という噂を聞き、初日、麗江到着

大理の崇聖寺三塔。

7泊8日の雲南旅行はいよいよ終盤。 麗江での2泊、香格里拉(シャングリラ)での2泊、沙渓での2泊を経た7日目。朝一番で次の目的地、大理へと向かいます。 沙渓から大理からまでは、行き同様、剣川バスターミナルを経由する必要があります。もともとは沙渓から乗合のコミュニティータクシーに乗って剣川バスターミナルまで行くはずでしたが、前日の晩にバーのお兄さんから直接大理まで行ってくれる白タクを紹介してもらったので、それに乗ることに。 沙渓から剣川は15元、剣川から大理は42元の計5

沙渓古鎮で一息。

麗江で2泊、香格里拉(シャングリラ)で同じく2泊したあと、次に向かったのは剣川県の沙渓鎮です。 位置的には麗江と大理のあいだにあり、香格里拉から麗江を経て、そこからさらに100kmほど南下するというイメージです。かつて雲南のお茶とチベットの馬の交易路であった茶馬古道、別の名を「もうひとつのシルクロード」「南のシルクロード」とも呼ばれるルートにあったのが沙渓です。 20世紀半ばに雲南省に高速道路が建設されてからは茶馬古道は寂れ、沙渓古鎮も消滅の危機にありましたが、2004年