某配送会社は、外国人労働者がいないと成り立たないけども・・

某配送会社は、外国人労働者がいないと成り立たないけども・・

皆さんこんにちわ。今回は、無料コラムです。

さて、今回は某配送会社での経験を書きたいと思います。もうずいぶんと外国人労働者問題(というより日本の人手不足問題)を議論されていますが、少なくとも配送・運送にとってはなくてはならない存在になっています。

みなさん配送・配達・運送というと、どういうイメージを持っていますか?アマゾンの工場のようにロボットが働いているとか、あるいは日本の最新鋭の現場のように全部オートメーション化していると思っていませんか?

いや全然です。

機械・コンピューターで、配送ベルトを流れてくる荷物の行き先を判別して、こっちは東北、あっちは、九州行といったように機械ではじいて、自動的に地域別の荷物がまとめられるという印象を持っている人も多いはずです。

でもそれは、間違いです。ちょっとづつ近代化はされていますが、それはごくわずかです。

私が実際に経験した現場はこうでした。

■:各地の集権センターから、この地域に荷物が届く。

■:荷物の入った鉄かごをトラックからセンターに入れていく(人力)

■:鉄かごから、ベルトコンベアにどんどん荷物を載せていく(人力)

■:流れてきた荷物のうち、自分の担当地域の荷物を配送票みて引き入れる(人力)

■:それを空の鉄かごに積んでいく(人力)

■:満杯になったら、それを発送担当部署に移動させて、空の鉄かごを持ってくる(人力)

■:仕分けミスは戻ってくるので再度、流す(人力)

ほとんどが、こんな感じです。もちろん一部自動化されているところもありますけど。

で、やっぱり多いのがAmazonや楽天などの購入品。私が見た限り、高価なグラボ(PCの部品の一つ、高いものだと数十万する精密機械)が箱のまま粗雑に扱われていたり。でも仕方ない部分もあるんです。

なぜって?量が多すぎてさばききれない事態になっているからです。通販・ネット販売はとても便利ですけど、実際に家に届くまでの配送料はもっと正当に評価した方がいいような気がしました。そうすれば少なくとも、量に対しての人員あるいは機械化・自動化へもう少し投資できるから。

個人的には、多少面倒でも、自宅周辺で買えるものは自分で買いに行くようにしています。2リットル×6本入りの飲料などは、一回限り(スーパー→自分の車→自宅)ならそんなに大変に思いませんが、それが、労働時間中に絶え間なくベルトコンベアから流れてきて、積むとなれば本当に厄介です。

そうなってくると、きつい仕事には日本人だけでは足りなくなってしまいます。私のいったところでは、ざっと話している言語だけ聞いても5-10か国くらいの方が働いていました。

けど、言語の問題なのか本当に簡単な指示でも伝わっていないことが多くトラブルになっていました。

これから日本で、本気で外国人労働者を引き入れるなら、マネージメントの部分はかなり重要になってくる。あるいはオートメーション化が必須になってくるでしょうね。

それと、ちょっと感じたことは日本人の学生の態度の悪さ、これはかなり心配になりました。少し前まで日本人=「真面目・誠実・時間やルールを守る」というステレオタイプな印象がありましたが、真っ先に怒られていたのは、日本の将来を担う彼らでした。外国人ではなく。

今の時代は、とくに、第三者が注意をするという社会でなくなりました。その分自分の行動を自分で律しないといけなくなった、そんな気がしています。

だって研修ビデオを流しているにもかかわらず、ちゃんと見もせずスマホゲームをしているんですよ。それが非常識なことかそうでないかは、言われなくてもわかりそうなもんなんですが・・・。

今回も、読んでいただきありがとうございました。よければファン登録・いいね、をお願いします。











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