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『POLE STAR』〈NONインタビュー〉など、2024年7月「ダ・ヴィンチweb」記事まとめ

本記事では7月にダ・ヴィンチwebにて公開された当社作品関連の記事をまとめました。


『POLE STAR』NONインタビュー / 「性的なパフォーマンスをするダンサーにも信念がある」ポールダンスへのリスペクトを込めたスポーツマンガ

『ハレ婚。』のNONが新たに挑むのは、ポールダンスに挑む女子中学生の物語。 『POLE STAR』は自身初挑戦にもなるスポーツ漫画と語るが、なぜポールダンスになったのか?  スポーツを描く上での難しさとは?  漫画家としてのこれまでとこれからを語ったインタビュー。

■内容紹介
男運の悪い母に連れられて、熱海へと引っ越してきた女子中学生の“ややの”。母の就職先である老舗のホテルは、その昔に母がポールダンサーとして輝いていた場所だった。当時の面影がない体型であっても、改めてダンサーとして認められようとして懸命に踊る母の姿に、なぜかドキドキしてしまうややの。それまで特に夢を持たずに生きてきた彼女の中に、何かが生まれた瞬間だった──。一本のポールが少女の運命を変える! 

『POLE STAR(1)』NON

『月ぬ走いや、馬ぬ走い』レビュー / 21歳著者の目標は“テクストでの魂込め”。すべての人に届けたい、時代を超える語りの力

これほど“語り”の力をもつ作品とは、めったに出逢えないと思う。本書を21歳の著者がひとりで書いたという事実を、私はいまだに受け止めきれていない。何度読み返しても、その時代を生きた、実在する人々によって語られたとしか思えないのだ。これは歴史上の事実や沖縄の風景、文化を随所にちりばめるだけで成し遂げられることではない。“テクストでの魂込め(マブイグミ)”を目標と掲げる著者が書いた作品だからこそ、これほどのエネルギーが言葉の一つひとつにこめられたのだろう。

出典:ダ・ヴィンチweb

第67回群像新人文学賞受賞! 新たな戦争の時代に現れた圧倒的才能! 21歳の現役大学生、衝撃のデビュー作

島尾敏雄ほか先人のエコーを随所に響かせながら、沖縄に深く堆積したコトバの地層を掘り返し、数世代にわたる性と暴力の営みを、『フィネガンズ・ウェイク』的な猥雑さで、書きつけた作品。Z世代のパワフルな語部の登場を歓迎する。
―― 島田雅彦

十四章の構成で沖縄の近現代史を描き切る、しかも連関と連鎖、いわば「ご先祖大集合、ただし無縁者も多い」的な賑わいとともに描き切る、という意図はものになった、と私には感じられた。/この小説はほぼ全篇、ある意味では作者自身のものではない言葉で綴られていて、だからこそ憑依的な文体を自走させている。つまり、欠点は「長所」なのだ、と私は強弁しうる。要するにこの「月ぬ走いや、馬ぬ走い」は小さな巨篇なのだ。
―― 古川日出男

『月ぬ走いや、馬ぬ走い』豊永 浩平

『WIND BREAKER』レビュー&試し読み / 彼らが守るものは町の治安…新時代ヤンキーの魅力を解説

桜はケンカがとてつもなく強い。一方で、すぐ照れて赤面したり目を逸らしたりしてしまうような、不器用だけどまっすぐな性格。しかし、高校に入学するまでは、孤独な生活を送っていた。彼の過去については詳しくは語られていないが、その孤独さの要因は所々で垣間見られる。注目したいのは、7巻の桜が体調不良になるシーンだ。仲間が見舞うシーンで描かれる1人暮らしの住まいは、仲間も言葉を詰まらせるほどさみしく、彼の孤独が伝わってくる。はじめは人に拒絶されることをこわがっていた彼が、仲間と共に過ごすうちに、人を頼り頼られることを覚えていく。

出典:ダ・ヴィンチweb

■内容紹介
彼らは、最強の不良軍団。そして、街の英雄───。偏差値は最底辺、喧嘩は最強。超不良校として名高い学校・風鈴(ふうりん)高校。この春、そんな風鈴のトップを目指して街にやってきた風鈴高校1年生・桜遥(さくらはるか)は、風鈴高校が“防風鈴(ボウフウリン)”と名付けられた街を守る集団となっていたことを知る。そして桜は、風鈴の一員として街を守るため戦い始めることに──!

『WIND BREAKER(1)』にい さとる


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