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これでいいのか

さあ、新年度がスタートして僕の法人も新しくスタートを切りました。最近うちのような就労B型施設が増えてきています。また新しくできるという噂も。障がいのある方にとっては選択の幅が増えるという点では良いのでしょうが、我々事業者は選ばれる事業所になるための戦略を練って行かなければなりません。ずっと福祉の世界にいる方にとっては戦略を練って人を呼び込み売り上げを上げることに不慣れな方も少なからずいると思います。だから今も給付費頼みで運営している事業所が多いような気がしています。本来、就労B型とはいえ就労なのですから給付費頼みではなく事業所としての売り上げをいかに上げるかを考えなければならないと思っています。でも売り上げを上げることに本気で取り組んでいる事業所は少ないような気がしています。簡単な内職の仕事が未だに多いのがその例。そこで最近思うのが、もしかすると障がいのある方なので、できる事は限られるのだろうと僕たちが勝手に思い込んでいるのではないか?もしくは障がいのある方が自分たちは障害があるからと自分たちで能力の限界を作ってしまっているのではないか?と。あくまで僕の個人の意見ですが。でもそうだとするならすごくもったいないですよね。もしかしたらすごい可能性を持っているかもしれないのに。それを出せないままでいるなんて。我々は就労を通じてその方の持っている可能性を見つけ力を引き出していくことが1番大切だと思っています。それが売り上げにもつながると。なのに来るだけであとは休んでてもいいよ。や、とにかく利用者が何人くるかばかりに気を取られていたり、外見ばかりを気にして利用者さんやスタッフの心を置き去りにしている所もあり、支援(力を引き出す)という本来のあり方が忘れられているような気がしています。就労B型は安い工賃で済むからと簡単に考えて事業を始めているような…。もちろん全ての事業所のことではないです。なぜ工賃が安いのか。なぜ福祉的就労があるのか。なぜ働くことに支援が必要なのか。なぜ給付金が支払われるのか。なぜ売り上げを上げることが困難なのか。根本を考えていくことが必要なんじゃないかなと思っています。偉そうな事を書いていますが、これは僕自身に言い聞かせているのです。忘れてしまわないようにnoteに記録しています。失敗してもいい。とにかくチャレンジする心を持てる人を増やしていきたいですね。

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