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「お客さんのため」にビジネスをやると失敗するよって話。

これ「お客さんのため」じゃなくて「お客さんの立場で」考えなければいけないんですよ。

それって一緒じゃん!って思うかもしれないけど、この2つは同じように見えて、考えや行動が全く逆です。

例えばってところで、 ある人が「日本人の健康のために、うす味でも美味しいヘルシーなごはんを届けたい」って飲食店を始めましたよと。これは素晴らしい考えです。でも2年やっても、全然お客さんが増えなかった。 なんでかって言うと、これこそが「お客さんのために」が強すぎるビジネスの典型だったわけです。

日本人を健康にしたいって考えは素晴らしい。でも、お客さんの立場で考えてみると、外食でうす味の健康的なごはんを食べたい人って少数派ですよ。 大半の人は外食くらい健康は無視して、しょっぱいものやカロリー高いもの食べたいんじゃないですかね? となると「お客さんの立場で」考えると、この飲食店を求める人って少ないから、かなり難しい戦いになる。

これってビジネスだけじゃないですよ。 親が子どもを叱るときだってそう。 親は「あなたのために言ってるのに」って言うけど、実は親の都合で自分の価値観を押し付けてることが多いですよね。 子供からしたら、親が「ためを思って」叱ったり勉強させたりするの、全部嫌なわけですよ。自分の子供時代を振り返っても思い当たる部分があるはず。

うまくいかないビジネスも同じ。 「お客さんのため」と言いつつ、実は自分の価値観や正論を押し付けてるだけで、相手の立場で考えてないみたいな。 知らぬ間に自分の価値観を押し付けてしまってるわけですね。

これやっちゃっている人は多いから、本当に気をつけないといけないです。 ビジネスで成功したいなら「お客さんのために」じゃなくて「お客さんの立場で」考える。超重要。

この2つの違い、伝わりましたか?

コンセプトのディレクションをしていると、この2つを混同してる人多いなーって感じます。 だけど、ビジネスの成功はここにかかってる。特に市場になんの影響力もない状態のビジネス初期は。なので、しっかり意識しておきましょう。 ビジネスのアイデアを考えるとき、自分の理想を押し付けてないか、もう一度確認。

お客さんの立場で考えて、真のニーズを理解する。それが大切です。 お客さんの真のニーズを理解すれば、ビジネスの成功率はグンっと上がりますよ!

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