PS2版最遊記RELOAD GUNLOCKの話(攻略・感想)

はじめに

タイトル通りのnoteです。最近このゲームを初めて遊んだのですが、インターネット上の情報が少なすぎるので頑張って一石を投じます。詳細な検証はしておらず、大体が主観ですのでご注意ください。
筆者は格闘ゲームのプレイ経験は多少あるものの、ストーリー収集を目的に遊ぶことが多かったので上手くないです。ブレイブルーではノエルのDを擦ってたタイプです。ですので、特にキャラ性能に関して既プレイの皆様のご意見をお待ちしております


ゲーム概要

最遊記シリーズのキャラクターが登場する格闘ゲーム。対応ハードはPS2。2004年8月5日発売(Wikipedia調べ)。価格は発売当時の定価が7140円、現在はパッケージ付き中古が500円ほど。Amazonだと3500円前後で新品が買える模様。

基本操作

  • ○ボタン:武器攻撃

  • ×ボタン:通常攻撃

  • ⬜︎ボタン:投げ

  • △ボタン:ドラマチックレイヴ(ゲージ技、3ゲージ消費時のみカットインあり)

  • R1、L1:挑発(ゲージ増加)

  • R2、L2:軸移動

その他前方2回入力でダッシュ、後方2回入力でバックステップ、後方入力中はガード。各攻撃は一撃目のみ十字キーとの同時入力でモーションが変化する。コンボ中は十字キーと攻撃ボタンを組み合わせたコマンド入力はない。
余談だが、説明書にドラマチックレイヴ/レイブという表記揺れがある。

ゲームモード

DRAMATIC

今作の目玉。操作キャラクターを選んで、登場する相手キャラクターを順番に倒していく、いわゆるアーケードモード的なやつ。三蔵一行、清一色、紅孩児が選択可能で、クリアするとシステムボイスやメニュー画面のイラストを操作したキャラのものに変更できるようになる。
対戦開始前にはキャラクター同士の掛け合いが見られる。フルボイス。内容はキャラクターが誰と誰かのみで決まる。例を挙げると、三蔵ルートの悟空戦前の掛け合いと、悟空ルートの三蔵戦前の掛け合いは同じもの。
最終ボスのカミサマを倒すとエンディング。こちらもフルボイスで、内容はキャラクターごとに異なる。

SINGLE PLAY

キャラクターとステージを自由に選んでCPUと対戦するモード。何故かキャラクターのランダム選択ができない。

VS PLAY

2人対戦モード。コントローラーが2つ接続されていないと選択できないため、未知の領域。

TIME ATTACK

読んで字の如く、クリアタイムを競うモード。

SURVIVAL

勝ち抜きモード。1戦ごとに残りタイムに応じた量の体力が回復する。

TRANING

練習モード。システムボイスを悟空や悟浄のものにしていると、選択した時ちょっと嫌そうな声が聞ける。

WATCH

NPC同士の対戦を観戦するモード。立ち回りの参考にするも良し、RELOAD9巻巻末の天下一拳闘会を再現してオーディエンス気分に浸るも良し。

OPTIONS

各種設定の他、成績の確認やシステムボイス・メニュー画面イラストの変更、ギャラリーの閲覧が可能。ギャラリー内容の解放条件については個別項目を参照。

キャラクター

玄奘三蔵

モデリングの都合か、常時諸肌脱ぎインナー状態での参戦。画面の端から端まで届く銃での武器攻撃が持ち味。→○から撃ち始めることで最大5連射が可能。軸移動や意図せぬ軸ズレで銃弾を躱されると無防備極まりない状況に陥るので乱射は厳禁。射程の代償か、攻撃の出が全体的に遅い。
ドラマチックレイヴは魔戒天浄。

孫悟空

出が早くリーチが短い通常攻撃と、少し隙のできる如意棒での武器攻撃を組み合わせて戦う。分かりやすく弱攻撃・強攻撃という感じでコンボが素直。参戦キャラクターの中で最も小柄で、←○などの身を屈めるようなモーション中は三蔵の中段の銃弾を避けられる。
ドラマチックレイヴは斉天大聖状態でのラッシュ。いいのか。

沙悟浄

蹴りを主体にした通常攻撃のリーチが優秀。脚が長いと自認するだけのことはある。錫杖での武器攻撃も含め、全体的にそこそこの射程とそこそこの出の早さ。←○での錫杖を後ろから前に大きく振り下ろす攻撃はうまく飛び込みが狩れたらめちゃくちゃ気持ちいいやつだと思う。
ドラマチックレイヴは錫杖の鎖を伸ばしての連撃。

猪八戒

メインウェポンの武器攻撃は気功を纏った徒手空拳。通常攻撃から始動するコンボはどれも最大3段、少し隙があり微妙……と思いきや→×××のコンボは踏み込みでの総移動距離が長く、思ったより離れていても当たる。←○での気功砲はステージ端から中央に届くくらいの射程だが、手のひら部分にも判定があり近距離で当てると2ヒットする。
ドラマチックレイヴは特大気功砲。必殺・害虫駆除!

清一色

2キャラ分のドラマチックモードクリアで解放。
武器攻撃はステージの端から端まで届く点棒の投擲。軸を跨いで5WAYで撃ったり上方に3WAYで撃ったりできるため一見遠距離からのチクチクが強そうなのだが、恐らく通常攻撃コンボの締めにする方が使い勝手が良い。×××○のコンボは出し切っても相手がダウンしないのが特徴。
ドラマチックレイヴは大量のムカデ。八戒の害虫駆除と併せて考えるとちょっとエモい……かもしれない。

紅孩児

4キャラ分のドラマチックモードクリアで解放。
武器攻撃は炎を纏った徒手空拳。八戒との違いは飛び道具がない点と通常攻撃の出の早さ。バックステップのモーションがバク転でカッコいい。インファイターという言葉が似合う男。→×の跳び膝蹴りは移動距離が長い。↑×から始まるコンボは2発目が↓×のモーションとなっており、ガードする場合中段ガードと下段ガードの使い分けが必要。……と思っていたんですが、このゲーム下段ガードの概念ないかもしれないので追って検証します(じゃあなんで崩せてたんだ)。
ドラマチックレイヴは炎獄鬼の召喚。

カミサマ

6キャラ分のドラマチックモードクリアで解放。ドラマチックモードの各シナリオで最終ボスを務めており、笑いながら軸移動を連発してくる姿が印象的。
数珠を振り回す武器攻撃はそれなりにリーチがある。コンボのパターンは少ないものの、→○○は入力回数の割にヒット数が多く決まると気持ち良い。
ドラマチックレイヴは数珠の珠を使った弾幕。

ヘイゼル

隠しキャラ。勝ち抜きモードでの累計勝利数が条件?解放できたら編集します。

ギャラリー解放条件

解放できたら編集します。多分各キャラごとの累計勝利数とかだと思う。シングルプレイ、バーサスプレイの勝利数はカウントされない模様。

感想

各キャラがどんな感じの構え方するのか、どう戦うのかといった部分がアニメとはまた違った形で見られるのが楽しい。簡単操作でキャラごとの個性もしっかりある。同キャラ対戦時の2Pカラーがよくよく見ないと色の違い分からないくらい元の色と似ていて、キャラごとのイメージカラーがはっきり決まっている最遊記ならではの仕様を感じられたのもちょっと面白かった。
しかし遊ぶにつれてボリューム不足が浮き彫りになる。キャラ数が少なく、掛け合いのパターンも多くないためドラマチックモードの攻略がダレてくる。試合開始前に一言言うやつのパターンがもうちょっとあっても良かったかなとか……。これにプラスしてストーリーモード的なものがついていても良かったんじゃないか。これで当時7000円したのか……強気だな……。
でも今から中古で購入するなら自信を持ってオススメできます。そんな塩梅。

個人的に格ゲー化最大の長所は原作では顔を合わせるのが難しいキャラの同士の短い掛け合いや立ち姿などの情報が出ることだと思っています。なのでそこは最低限満たされてるんだけどもう一声欲しいな〜という感じ。新しく作りません?キャラ数増やして、外伝キャラも入れて、欲を言えば異聞のキャラも、コンパチで湯バージョンのキャラも入れたりして……。外伝一行と三蔵一行の魂が共通のキャラが当たった時専用の試合開始ボイスとか、光明様と峯明の掛け合いとか聞けたら激アツじゃないですか(早口)。最遊記ファンの所持率が高いゲームハードって何?とか考え始めると、もうコンシューマーゲームが出るのは難しいかなとは思いますが。


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