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【無料公開】#80 オンライン講座で目指すものとは?

昨年よりオンライン講座を算数と国語で開設させていただいています。
私は、元来の教え好きということがあるのかも知れません。
しかし、一昨年のInstagram開設以来、主に学習方法について投稿を続けております。
その中で、保護者の方より、一層踏み込んだ解説をして欲しいとご要望を頂戴することが多々ありました。
また、私が息子に施していた学習方法と解説の手法が一般的なものとも異なる点があることをInstagramの活動の中で知ることとなりました。

子供というのは、本来、楽しく正しい競い合いが好きなものであるというのが、私の持論です。

そして、勉強の本質は、
・わかるとウレシイ
・出来るとタノシイ
・続けることがムズカシイ
ものだと考えています。

つまり、複数人の集団による学習環境の下で、正しく競い合いながら、決して、今現在の学力や理解状況を責めることなく、理解を第一目標に据えて、自分の目を動かし、手を動かすと頭も動き、理解したことが出来るようになると、学力が向上すると、我が子の経験から知り尽くしています。

わかる強烈な体験を短期間で実感させ、出来る経験を積み重ねて、自信を積み重ねていくことが、学力強化の方法論の中の大きな一つになると確信しています。

しかし、家庭の中だけで、学習環境を維持することは容易なことではありません。
そのような観点から、
・理解を第一目標にする
・手を動かす演習時間を授業内に確保する
・毎週、定時定刻で授業を開催する
3点を大切にして、オンラインゼミを開設しています。

オンライン算数で大事にしていること

冒頭に申し上げましたが、「理解」を最重要視しています。それでは、どのようにすれば、理解を促すことができるのか?
一番重要なことは、本人の理解度を絶えず追跡することです。そのためには、継続的なコミュニケーションが重要になります。
私のオンライン講座では、対話型の授業が進行していきます。時には脱線することもあります。
この脱線状態から授業モードにゼミ生を戻すことが、講師の腕の見せ所だと私は考えております。

次に大事なことは、ゼミ生がわからないというサインを発した時に、わからないことを「言語化」させる努力をすることです。
しかし、この言語化が一番困難です。
わからないことを言語化できた段階で勉強の7割は終わっていると思っています。
ご家庭でお子様方の学習指導をされている親御様がいらっしゃいましたら、この言語化を特に強く意識されることをオススメします。

また、演習時には、目標時間の設定とタイマーによる時間計測、また所要時間を個人別に記録するように努めています。
これは、実際のテスト環境と演習時間を同様のものと考えて実施しています。
「もう少し、時間ください!」という叫び声が授業中にもこだまします。
その時は、残りの時間と問題数を確認しながら、時間の延長を図ります。

そして、授業内外にわたり、正確性と迅速性の両立の重要性を細胞に染み込むほどに伝えていきます。
算数という教科において、最重要なのは正確性です。速くとも間違っていては何にもなりません。
しかし、正確でも迅速でなければ、多くの問題に対処できなくなります。
中間プロセスでは、塾の中では、一つでも上のクラス、最終的には、志望校合格がゼミ生の受講目的ですから当然と言えば、当然ですね。

また、理解を促すには、わからない部分の言語化が重要と先述しましたが、もう一つ、徹底的なロジックと図式による具体的考え方の提示必要になります。これをオンライン用のホワイトボードを使用して実施します。
私共の教育期間中には、このような便利なものがございませんでした。
息子の中学受験終了後10年を経過してからオンラインで授業をできるようになったのは、時代の恩恵ということが言えるかも知れません。

わかった時の嬉しい顔、出来たときの誇らしい顔、これらの顔を見たくて授業をしているかも知れません。

オンライン国語ゼミで大事にしていること

算数の文章題に解法があるように、国語には、より簡潔で明瞭な読解方法が存在します。
しかも、その理論というのは、非常に単純なもので、どちらのお子様にも習得可能と私は考えています。しかし、世の中には不思議なほどに読解方法の方法論を体系化した情報が出回っていません。
穿ったものの見方をすれば、理論を持たぬまま指導している教育機関や執筆者が多いのか?
はたまた、理論を金のなる木と考えて小出しにしているのか?
このように考えてしまします。
我が子は、4年から5年に進級する前後で国語の成績低迷期がありました。
幼い頃からの読書経験による速読で積み上げてきた成績が一気に崩れ去ったと言っても良いと思います。
私が成績不振状況を心配し始めてから、真因に気付き、対策を講じるまでに3ヶ月はかかったと思います。
速読による我流読解法を「暴走読解」と読んでいました。その暴走読解から脱却して、客観的な読解法に切り替えるのは造作のないことでした。
物語文や論説文の読解の核になる部分をフレーム化して、塾の読解素材やテストの問題をフレームに入れて読むだけですから。
しかし、これがムズカシイと仰る方がいらっしゃることも事実です。
鉄棒で逆上がりができない子、なかなか縄跳びがとべない子、いわゆるコツをつかむまでの苦労というのは、何につけてもあるものだと思います。
だからこそ、オンライン授業で、子供達の理論への理解度を確認しながら、問題文にあわせてフレームにはめていく作業をご一緒に進めていきます。
こちらは、実際の入試問題を使用した演習型の授業になります。私が本文に目を通して、比較的に読みやすい文章と読みづらい文章を選択しながら、子供達に自分で乗り越えるお手伝いをすることを心がけています。
正直、個人差はあります。しかし、理論は単純な方法ですし、作業自体も簡単なものです。
塾などの授業での心がけ、復習時に注意することをしっかりと行えば、短期間に大きく偏差値をあげていけると確信していますし、実際に2ヶ月程度で偏差値を20程度あげたお子様も複数人いますし、なにより、我が子がサピックスで国語の帝王の名を欲しいままにしたのが大きな証左と考えています。

大手進学塾では、多大なコストがかかります。
経済的なコストに加えて、ご両親様の精神的なコストがかかります。
子供達は正しく納得できるやり方を知れば、必ず取り組みます。
なぜなら、子供達は、競い合うことが好きであり、わかることを嬉しく感じ、出来ることに楽しさを感じるからです。

毎回毎回の塾の授業で、成績に一喜一憂していると思います。我が家もそうでした。
しかし、勉強の本質は、「わからないことをわかるようにして、なりたい自分に近づく」ことに他なりません。

つまり、オンライン講座で目指すものとは、
「勉強の本質」を大切にして、
「子供達の本能」に働きかけ、
学力を強化して、成績を向上させることに他なりません。

我が子の幸せのカタチがどのようなカタチなのか?子供を支援しながら、家族の幸せのスガタとはどのようなスガタなのか?を考えながら、わかる、できる、続けるための仕掛けと我が子にあった方法論を是非とも連休中のこの時に考えてみてはいかがでしょうか?

本年度のオンラインゼミに、まだ若干の席数が残っております。また、オンライン算数は5月開講、国語は7月開講となりますので、ご興味がございます方は、下記の公式WebSiteで内容をご確認いただきますようお願いいたします。

オンライン算数/国語WebSite

オンライン算数プレミアムゼミ公式WebSite

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