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【AOAローテ】環境のまとめとRAGEの持ち込み【シャドバ】

AOAローテーション、2023年4月19日時点での環境の考察です。あまり環境を追えていないがRAGEに出場される方向けとなっています。中盤以降は有料となります。今環境終了後は無料とする可能性があります。

更新歴
2023年4月19日 公開
2023年4月20日 誤字修正/直近のJCGのデッキ組み合わせごとの勝率データについての考察を追記
2023年4月21日 持ち込みについて追記
2023年12月20日 無料に変更


ファーストデッキ

結論から言うと、間違いなくヴァンパイアは持ち込むべきクラスである。

以下はゲーム外対戦サイトのRatings for shadowverseにおける2023/4/18の各クラスの使用率及び勝率の表だ。

引用元: https://xn--gck7ah6dsb1hyh.game-box.xyz/rating

見ての通り、ヴァンパイアが圧倒的な成績を残している。

・ミラーの勝率は50%換算かつ使用率が89%(200%中)なため、その他のクラスへの勝率は60%近い。

・既に環境の中心として認知されており、ヴァンパイアのデッキの性質、対面する上での定石などが広まっている、ヴァンパイアを攻略する方向でメタゲームが進んでいる中での結果である。

上記の要素を加味すると、現環境において圧倒的に強力なデッキであると言える。

公式大会であるJCG Shadowverse Openにおいても、コンスタントに10人以上の決勝進出を輩出している点もその裏付けとなる。

【狂乱ヴァンパイア】

今のテンプレ
 
《マリシャスブレイダー》でヴァンピィ確定サーチ型も存在する


ヴァンパイアの内、殆どは【狂乱ヴァンパイア】だろう。

自傷カウントを進めて狂乱状態を達成し、豊富な打点と回復でゲームを有利に進めていく。

補助が必要なものの4コスト11点となる《羅刹の咎人・ガロダート》、器用に盤面に対処しつつ4コスト7点or2コスト3点となる《紅き血の女王・ヴァンピィ》ら高性能な打点カード、《クイーンキャッスル》《悪魔の笛吹き》による回復カードを兼ね備える。

中でも「5点AOE+5点疾走+5点ドレイン」の《ハウリングデーモン》は攻防一体の極めて強力なカード。このカードの存在により多くのデッキに五分以上で立ち回れると言っても過言ではないだろう。

また《デモンビーター》《威圧の防衛隊長》といった軽量守護を多く搭載していることから、守護裏にフォロワーを隠す動きが可能な点も強みの一つ。「2T《クイーンキャッスル》3T《憤激の副総長》」の動きで副総長が生き残り、ゲームが崩壊するパターンも存在する。

打点、回復ともに高い質を誇り、名実ともに環境トップと言えるデッキである。

【復讐ヴァンパイア】

《バイオレントスクリーム》or《沼地の大蠍》

環境初期に躍動し、ナーフも叫ばれた【復讐ヴァンプ】。

復讐状態で1コスト3点となる《韋駄天のパシリ・マロン》、4コスト全体+顔に6点の《エンペラーフィスト・ガロム》と強力な打点カードを擁し、攻撃的に動いていく。

《ルームサービスデビル》+《変幻のフェイカー》《月下の狼王・ヴァルツ》らライフ条件を無視して早期に復讐状態に入るカードにより、序盤からライフを詰めていける点が長所。

「ヴァルツ本体に《月下の跳躍》or《逢魔の校長・ヴォルガス》の疾走付与」でのOTKも兼ね備えている。

環境の中心が【狂乱ヴァンプ】に移ったことによりこのデッキへのガードが下がっており、不利対面である【ディスカードドラゴン】が減少傾向にある点も追い風と言える。


両者の比較

基本的には【狂乱ヴァンプ】の方が強力なため、【復讐ヴァンプ】が勝っている点を挙げると

・盤面を使わずに打点を出しやすい/1盤面あたりの打点効率が高い。なので《チャームマジック》や《大いなる意思》を利用したハーフロックに強い。

・《ルームサービスデビル》の存在により、【コントロールロイヤル】のヴァイスロックで詰みにくい。

・超先行有利の【狂乱ヴァンプ】ミラーを回避できる。

などが考えられる。

自分は【狂乱ヴァンプ】を持ち込みたいと思っているが、理由があれば【復讐ヴァンプ】でもよいだろう。

セカンドデッキの候補

Ratings for shadowverse で一定の使用率を持つデッキが以下の6デッキ。

【ディスカードドラゴン】

テンプレ
アルバハの枠が可変

《金色の威信・リュミオール》を軸としたデッキ。

ランプ+ディスカードカウントを高速で進め、早期のリュミオール着地を目指していく。10PPから繰り出されるリュミオールは1ターンで10点超のダメージを叩き出すため、これを連打するだけでも強力なムーブと言える。

合わせて出される《黒白の乱舞・ノール&ブラン》は、1点疾走でOTK補助となる上、破壊・ダメージ耐性持ちの守護フォロワーとして相手のリーサルを妨害してくれる。

また《独尊龍・スーロン》《マーメイドシンガー》《禁牙の執行者・ドラズエル》《竜の真恵》と豊富な回復手段を持ち、ランプやディスカードの隙を補っていく。

サブプランとしてピン刺しされることが多い《インフィニットフレイムドラゴン》(通称インフレ)は1枚で20点以上の打点となり得るカード。《剛爪の看守》《リリウムの幼竜》、抱えておいた《竜の創造》からのノーブラも打点に換算できる点は覚えておきたい。

純粋にパワーが高く、雑多なデッキに当たり得るRAGEに向いたデッキであると考えている。


【マーズロイヤル】

復讐を見るならガードナーを数枚入れる

スキンカード実装に伴うアッパーで環境入りを果たした【マーズロイヤル】。《ブレイブフレア・マーズ》に進化を切り、《炎将の二槍》のバフと交戦時ダメージで相手のライフを削っていく。

7ターン目(ないしは7PP時)には《ヴァリアントフェンサー》のエンハンスによる《マッハナイト》《ウインドスラッシャー》+αの動きで一気に20点近くライフを削ることもできる。

またプレイが極めて簡単であることも長所の一つ。直前で持ち換えたとしても、高い出力を出してくれると思われる。

基本的に《炎将の二槍》を2枚展開して戦うため盤面が狭く、ウィッチの《チャームマジック》や《大いなる意思》には注意して立ち回る必要がある。

【コントロールロイヤル】

テンプレ
援護射撃寄せ

各種フォロワーで連携カウントを稼ぎつつ、《英傑の学園長・ガルドル》などの大型フォロワーに繋げるデッキ。

必殺ムーブとして、守護裏に立てた《選別の教員・ヴァイス》によるファンファーレ封じを持つ。自分が使う際はどのように守護裏ヴァイスを安着させるかを考え、相手にする際はヴァイスを置かせない立ち回りが必要となる。

《学び屋の黄昏・リーシャ》が進化で場に出す《援護射撃》や、《華の大将・タケツミ》の生成する0コスト《伊達の大見得》などを駆使し、ヴァイスの着地をサポートしていく。

また《英傑の学園長・ガルドル》の軽減付与効果は《ビクトリーブレイダー》と異なり、ガルドルが場から離れたとしても他のフォロワーの軽減効果は残ることは覚えておきたい。

【マナリアウィッチ】

テンプレ

《マナリアの双姫・アン&グレア》により生成される《双姫の大魔術》によりワンショットを目指すデッキ。

《双姫の大魔術》単体で20点出すことは難しいが、マナリアフォロワーにバフをかける《マナリアパーティー》や《光の魔法教師・ミラ》の進化で生成できる《マナリアの秘術》を駆使して打点を増やしていく。

《始まりの魔術・マナリア》でスペルにマナリアタイプを付与し、進化時のコストダウン効果と合わせて高速で《双姫の大魔術》のコストの下げ切りを狙うことが出来る。

複数枚の《マナリアの詠唱者・クレイグ》による大回復もあり長いゲームも狙えるため、アン&グレアがある程度遅れても戦うことが出来る。

【フェアリーエルフ】

テンプレ(と思われる)
Rumoiプロが配信で使用

フェアリーに「ラストワード:相手のリーダに2ダメージ」を付与する《黒百合の女王・ノワリス》を軸としたデッキ。

【狂乱ヴァンプ】の回復と軽量守護が重いため、体感では《聖緑の輝き・カーバンクル》を入れて後ろに寄せた型が主流と思われる。ただ個々人の調整の余地が最も大きいデッキであり様々な型が存在する。

進化型:進化回数を稼ぐ《農作のエルフ》を採用し、《ワンダードリーム・アリス》を活かして戦う型。

カステル型:《サルビアパンサー》《森の遊撃者》などバウンスカードを多めに採用し、場を離れたエルフフォロワーのカウントを稼いでいく型。

基本は《アネモネタイガー》《シャイニングヴァルキリー》ら序盤からライフを詰めていく疾走フォロワー、《安らぎの神・プルメリア》のフェアリー疾走付与、そして《黒百合の女王・ノワリス》のラストワードバーンダメージを活かして攻撃的に戦う。

《幻想の使役者・フィリィ》は盤面に出した《フェアリー》を破壊する効果を持ち、それらを回復/ドロー/打点に変換するフォロワー。事前にノワリスとプレイしている場合一気に相手のライフを削ることができる。

カーバンクルの効果で手札の《フェアリー》が0コストになっている場合はPP回復カードとしても働き、動きの幅を大きく広げてくれる。


【アークネメシス】

Ratingsで一時期10%ほどの使用率を見せていたためこちらに記載。

保持している進化権が相手より多い時強力な効果を発揮するアミュレット《アーク》を軸としたデッキ。コントロール気味に立ち回り、アルバハの直接召喚を目指していく。

非共鳴状態から共鳴状態になる度にPPを回復するリーダー付与効果を持つ《外界の審判者・ノルン》は、プレイ後にデッキに戻る《アルティメットバハムート》と相性が良く、《終焉の地》と合わせて7ターン目でのアルバハ直接召喚を狙えうる爆発力を持つ。

また《勇気の少年・カシム》《職人の一念》の存在により、序盤の盤面干渉能力が極めて高い。そのため【狂乱ヴァンプ】の守護裏副総長/笛吹きへの対処が容易。

ただ全体的にデッキがもっさりしており、パワー不足感は否めない。

Tier下位デッキについて

オフラインで開催される大型大会ということもあり、カジュアルな持ち込みとマッチングする可能性も十分に考えられる。

パワーが不足しているデッキが多く持ち込みには値しないが、当日対戦する可能性は考慮したい。

【アルバハドラゴン】

ランクマッチにおいて異常に人気のあるデッキタイプ。「ランプ→ドラズエル→アルバハ着地」により勝つことを目指す。

基本的に受け続けることしか出来ないためそれ程強いデッキではないが、回復量が多いのでOTK気味に立ち回る必要があり、また常にドラズエルの対処を意識することが求めれられる。

特筆すべき点として、《竜山の鳴動》《レジェンドティーチャー・ルシウス》とアミュレットに対処する手段を多く持つことが挙げられる。【マーズロイヤル】は主軸となる《炎将の二槍》に対処されることが多く、厳しい戦いになる。3枚マーズを出す気持ちで戦おう。


【回復ビショップ】

こちらもランクマッチにおいて人気のデッキ。

《華麗なる淑女・エルヴィーラ》の進化時効果により、強大な盤面の形成を狙う。

疾走札として《ミュースクラウン》が採用されている可能性に注意。場に出たときに1回復を行う《祈祷の聖遺物》や融合で0コスト回復を行う《異端の指導者・ベルディリア》と組み合わせ、思わぬ打点が出ることに気を付けたい。

【バフドラゴン】

バフを進めて高体力のフォロワーを展開するデッキ。

1コスト3点の《竜人のストライカー》、進化で7点バーンの《熱血の竜教師・ジョー》などで10点ほどは簡単に出ることを覚えておきたい。

またバフが重なった《禁牙の執行者・ドラズエル》の対処が難しいため、早めに決めるもしくは疾走打点を吐くことも意識したい。

【スペルウィッチ】

スペルブーストを進め、《破式の執行者・シュマエル》《ブレードレイン》で一気にライフを削るデッキ。

《反転する翼》《万能の奇跡・メルティーナ》により、マナリアフォロワーを変身/消滅させて《双姫の大魔術》の復活を妨害出来る点が強みとなる。

5T目に進化置きされた《御伽の姫・アマリリス》がいると《ブレードレイン》の打ち先となる、《クラッシュレイン》による打点が増加するなど大きくライフを削られやすくなる。《痛苦》で体力が5となっていることが多いので、対処手段を持つデッキは処理を頭に入れておきたい。


【ゴーストネクロ】

各種ゴースト生成でゲームを進行するデッキ。

《ゴーストヴァニッシュ》が《アビスドゥームロード》の対策となることから一時期話題となった。

7ターン目以降は常に《ゴーストヴァニッシュ》の打点を確認すること、《忠犬のゴースト》のラストワードで出てきたゴーストと《マスカレードゴースト》が絡むと思わぬ盤面が形成される点に注意したい。

【葬送ネクロ】

葬送を重ねて戦うデッキ。

《滅屍の執行者・ミロエル》のリーダー付与と《不浄の古霊》のバーンダメージにより思ったよりもライフを詰められること、及び7PP時には《双魂の久遠・ケリドウェン》のリアニメイトにより《亡き街の大幽霊》が出てくることに注意が必要。

参考


その他

これら以外にも【八獄エルフ】【チェスウィッチ】【セブンスウィッチ】【武装ドラゴン】【機械ネメシス】等々、多くのデッキと当たり得るが、アドリブで頑張ろう。 


何を持ち込むか

上述の通り、【狂乱ヴァンプ】は確定として良いと考えている。メタデッキとされる【マナリアウィッチ】が台頭しているとはいえ、パワーが突出しておりこのデッキを外すことは避けたい。

セカンドデッキに求められる条件

その上でセカンドデッキに求められる要素としては、

①パワーが高く、雑多なデッキに負けにくい 
②【狂乱ヴァンプ】に対してプランがある
③セカンドデッキ内で立ち位置が良い。

の3点。

候補となるのが【ディスカードドラゴン】【マーズロイヤル】【マナリアウィッチ】の3デッキ。

ノワリスへの依存が激しい割に序盤のドローが少ない【フェアリーエルフ】はパワーはあるものの安定感に欠け、【コントロールロイヤル】は安定感はあるものの少しパワー不足と判断した。

現時点での自分の認識としては

①は「ディスカ>>マーズ>>マナリア」

②は「マナリア>>マーズ>>ディスカ」

③は「マーズ>>マナリア>>ディスカ」

とそれぞれ一長一短に感じている。

【マナリアウィッチ】はプレイが難しく6回戦のBO3で常に勝ち切る自信がないため除外。

現時点では【ディスカードドラゴン】か【マーズロイヤル】が候補となるが、ここの対決で【マーズロイヤル】が有利となるためこちらを持ちたい。

よって以下の持ち込みで出場する予定としている。

シャドバ

最終的に持ち込みを決定したら理由及びリストをこちらに追記します。

4/20 追記

JCGのデッキ組み合わせごとの勝率データ


シャドラボというJCGのデータまとめサイトより、直近大会の「狂乱&ディスカ、狂乱&マーズ、狂乱&マナリアのBO3単位での勝率」のデータが公開された。

この内上位デッキの部分を見ると、

「狂乱&ディスカ」VS「狂乱&マーズ」 
  勝率 47.8-52.2
「狂乱&ディスカ」VS「狂乱&マナリア」
  勝率   48.9-51.1
「狂乱&マーズ」VS「狂乱&マナリア」
  勝率   60.9-39.1

という相性差になっている。サンプル数が50戦弱と少ないが一定の参考になると思われる。

また上記の③セカンドデッキ内での立ち位置の認識が大きく外れてはいないことが分かった。

ただ、ディスカ持ち対マーズ持ちの戦績が思ったよりも五分寄りであり、ディスカ持ち込みに有利というマーズの売り文句に少し疑問符がつくようなデータでもある。プレイが洗練されており、かつアルバハをしっかり採用しているディスカには思ったよりも勝てないのかもしれない。

4/21/18:30 追記

持ち込みについて

これまで言ってきた通り狂乱は確定。《デモンコンダクター》減らし、《邪悪への変貌》採用なども見られるが、RAGEという大会の性質を考えると安定性重視の上の型が良いと信じている。

セカンド候補はこれまでマーズとしてきたが、ここにきて対狂乱性能がかなり低いことを認識。ディスカと迷いが生じてきた。

序盤の守護裏フォロワーの対処が難しい点を《屠竜の一閃》でカバーする構築も見られた。

また【チェスウィッチ】が中々強力なデッキであることも認識。

《ミスティックキング》が1枚で14点出ること(3×4+進化、《クラッシュレイン》や《チェック》で更に打点が伸びる)、またコストダウンの条件が場を離れたポーン8体であることに要注意。


22時頃にまた更新しようと思います。

4/21/22:30

結局に【マーズロイヤル】の持ち込みに決定。

「勝てる手札を貰った時、ディスカではプレイで落とすゲームが発生する」と判断した。(消極的な選択理由) 

この時間まで迷うような自信の無いプレイヤーは、マーズの方が無難だろう…

結局上の構築と同じ。ヴァリアントの出力を高める、守護裏盤面に対処し得る《ヒロイックエントリー》だけ採用を迷ったが、マーズの進化条件に兵士が1枚足りなかったとき後悔すると思い断念。

当日は頑張りましょう。

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