月組公演 WELCOME TO TAKARAZUKAとピガール狂騒曲ライブビューイング

11月1日、宝塚大劇場の千秋楽ライブビューイングを見てまいりましたので感想をば。

・プロローグで既に涙
華やかで重厚な音楽、迫力あるチョンパ、たまさまの笑顔と歌声で、自然と涙がポロポロこぼれました。それはとても、明るくて美しくて、良いものが詰まった瞬間でした。コロナで公演延期になったこと、自身の妊娠出産でなかなか出かけられなかったこと…色んなことがよぎり、こんなにも、こんなにも、美しいものは人に力を与えるのだと感動しました。これは大音響・大画面の映画館で見れて良かった!たまさまは日本物のお化粧が本当にお似合いで、ひとつひとつの所作に惹きつけられ、円熟という言葉でしか言い表せない。トップスターそのものの輝きでした。曲も宝塚らしくて最高です。月城さん、鳳月さんもやはり、日本物のお化粧が実に色っぽくお似合いです。美。娘役さんたちの歌声も素晴らしかった。

・月の群舞
ここでのたまさまは、プロローグから全く別人になっており、びっくり。プロローグが華やかな王子様だとすると、ここでは透明感や冷たさもある神秘的な存在。振り付けも、組子の皆さんのまとう雰囲気も、舞台セットや照明も素敵です。こんな群舞があるんだなと感じ入りました。

・花の場面、月城さんと風間さん
月城さん、美しすぎる!あのお衣装がしっくりくるのがすごいです。なよやかでもあり、繊細な表現力みなぎってましたね。風間さんも一瞬コミカルな雰囲気を出したりと、"""匠"""でしたねえ…

・可憐なジャックと勇気凛々ガブリエル・コレット
ジャックがガブリエルを説得に行く場面、すごく好きです!2人ともめちゃくちゃキュートで、たまさまのくるくる変わる表情も最高。美園さん、IAFAのエマしかり、実にかっこよいですね。つんつんした喋り方や表情、それでいてふと少女らしくもなり、魅力的です。台詞回しも説得力があった。最後のデュエダンや階段降りのときはより女らしさも前に出ていて、トップ娘役の貫禄。タイトな白黒のドレスはじめ、お衣装もすべて素敵でした。

・ウィリー、フィリップ、ボリス、ミシェル…シャルルゥ!
ピガールはめちゃめちゃ笑ってしまいましたが、それは組子皆さんが、テンポも表情も作り込んで演じていらっしゃるからなのでしょう…
まずもって鳳月さん演ずるウィリー!本当にお上手です。あのズンチャカした歩き方、「フンスッ」とした表情、ひとつひとつの台詞、どれを取っても一級です。好き。ガブリエルと別れたなら私と結婚してくれ。ポスターを見る場面や決闘の場面でのフィリップとの息もピッタリです。良い。
ボリスはおいしい〜〜!めちゃかわいい〜〜!これがゲバラでカストロやった人ですかね!?おそろしい子…!(カストロ役ほんっとーーに激渋でかっこよかったです。お歌も素晴らしかった…日本青年館で泣きましたよわたくしは!)
ミシェルも観客側の気持ちを代弁しているかのような、永遠の若さ(?)というか素直さのある素敵なお役でしたね。
そして、シャルルは…月城かなとさんがこれやると…落ちない女はいないでしょう…お金おじと見せかけて、実は夢追い人。そりゃたまさまジャンヌもあんなかわいくなっちゃうよ…

というわけで、3時間半みっちり堪能させて頂きました。幕間にパンフレット買おうとしたら売り切れててかなしい…(キャトルレーヴオンラインでも売り切れてた)
東京公演も見たいけど、往復の時間込みだと5時間くらいかかっちゃうから赤ちゃんあひるを預けて行くのもこればっかりはなかなかむつかしいかも…などと考えてる間に11月公演はだいたい売れちゃってました。
ブルーレイ発売も告知されたので、とりあえずこちらは絶対買い!ですね〜

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