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マートル酒

マートルは和名を銀梅花(ギンバイカ)と言い、初夏にフワッとした白い綺麗な花を咲かせます。フトモモ科の常緑樹で、葉はいい香りがして肉料理の香りづけやハーブティに、乾燥させてポプリに、精油はアロマテラピーにも利用されています。

冬の庭に緑が欲しいな~、できればハーブがいいな~と探してたどり着いたのが、このマートルでした。

マートルの花

去年の11月、実を付けているのに気が付いて、もしかしたら食べられるかも?と調べてみたら、果実酒としての利用法がありました!生の実は渋くて美味しくないと書いてあったので、試しに食べてみたら(何でも体験してみないことには)ブルーベリーの実のような食感で、ほんのり甘い味の後、強い渋みが口全体に広がりました。やはり生では美味しくありません………。

紫の実を付けたマートル

一つはウォッカに、もう一つはジンに漬け込みました。やはりアルコール度数の高いウォッカの方がきれいな紫色になりますね。一か月ほど漬け込むと飲めるそうなので、一か月待って飲んでみました。ウォッカのほうがシンプルにマートルの香りが感じられ、ジンはジン自体の香りと合わさって複雑な味わいでした。

左がウォッカ、右がジンに漬け込んだもの

実の利用法は他にも乾燥させてスパイスとして使うとかジャムにするとかあるようです。

さて、我が家のマートルの栽培方法ですが、まずは苗木からプランターで無農薬栽培。肥料は固形の発酵油粕を使っています。一年ほどして鉢にいっぱい根が回ったようなので、去年の夏の終わりに地植えにしました。植え替えるには春がいいのですが、思い立って始めてしまいました。それでも根付いたようで新しい葉が出てきて、去年の秋、初めて実を付けました。

今年もまた実を付けています。冬はマートル酒と窓からの緑の葉の眺めを楽しもうかな。



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