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テンホールズ ハーモニカの変遷あれこれ


今ではクロマティクハーモニカも吹くようになりましたが、ハーモニカを始めたころはテンホールズを色々と奏でておりました。

一番最初に買ったのは、勿論テンホールズの代名詞となっておりますブルースハープです。

木製のボディで枯れた音が良いということで買いました。

その時にハーモニカにホナ―というメーカーがあるのを知りました。

これをしばらく吹いておりましたが、どうも息漏れがするし、ベンドがうまくできませんでした。

色々と調べてみると初心者は、木製のボディよりは、息漏れの少ないプラスチック製のボディが良いとのことでした。

色々なハーモニカのサイトを見ましたが、ホーナーのスペシャル20がお勧めで、最近のブルースハ―ピストのシュガ―ブルーと言う人もこのハーモニカをメインにしているということでした。

早速買って吹いてみましたが、勿論技術がないとは思いますが、ブルースハープよりもっと息漏れはするし、吹いていてスカスカする感じがするし、音も何か哀愁を感じないものでした。

申し訳ありませんが、少し音を出せるようになってからも、マウスが少しとがった感じであまり私には向かないように思います。

もしかすると、買ったハーモニカの当たりはずれかもしれません。

次に出会ったのは、ゴールデンメロディです。

確か日本の有名なミュージィシャンも使っていたと思います。

ボディはプラスチック製で少し他のものよりは大きいです。

その為物凄く吹きやすく、ベンドもこのハーモニカでできるようになりました。

しばらくは、頻繁に使うなりました。

後で分かったのですが、このハーモニカの調律は、唯一平均律となっているらしいです。

そのため和音を吹くと音が少し濁るらしいですが、メロディを吹くと素晴らしくそのためにゴールデンメロディと言うらしいです。

プラスチック製のハーモニカの素晴らしさも少し分かりつつある中、トンボのウルティモというハーモニカにも手を出しました。

すごく柔らかくとてもいい音がでます。

ただ、ちょっと音が小さく、ジャズやブルースには合わないかもしれません。

プラスチック製ボディで音が出せるようになると木製ボディのハーモニカも吹きたくなります。

昔から世界の多くのプロのハ―ピストが使用しているマリンバンドを買ってみました。

これが吹けるようになれば一人前かなとも思っております。

吹いて見ると、とても食い付きが良く、音をすごくコントロールしやすいと思いました。

息の加減通りの音が出せるのです。

また、とても小さく持っていてもおさまりもよく、とてもかっこが良くて一発で気にってしまいました。

買ってすぐ、いい気になって吹いていると、3番、4番当たりのボディが膨れてきました。

後で知ったのですが、木製ボディのハーモニカは、ならし運転が必要でいきなり吹いてはいけないようです。

木が少しずつなじむと膨らむことがないようです。

従って、もう一度買い、ならし運転をしてハーモニカが使えるように調整をしました。

そのように育てていると益々ハーモニカが好きになります。

それからちょっと浮気をして、アルミのボディのハーモニカに挑戦しました。

スズキのハモンドやプロマスターです。吹いていて気持ちが良いです。

高音も気持ちいいほど伸びやかです。

音もすっきりしています。

楽しく吹くことができますが、やはり、食い付きの良さというと、マリンバンドにはかないません。

今は、ホーナーのクロスオーバーという、竹製のボディのものにはまっています。

マリンバンドの食い付きの良さとアルミボディの軽やかさの両方を持ち合わせたようなハーモニカです。

今はこれが一番と思っております。

写真には、とても小さなハーモニカも写っておりますが、二つは、ホーナーのリトルレディです。

月面旅行に持ち込まれた楽器ですが、金色に光っているものは、茨城県のボランティアで妻がドイツからのお客さんの通訳をした時に、そのお客さんからもらったものです。

聞けば、ホーナーの方らしく、その方に貰ったものです。

今では宝物です。

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