見出し画像

キース・ジャレットのスタンダードトリオ

以前の投稿で、キース・ジャレットのソロが素晴らしい、緑箱の「ソロコンサート」は勿論の事、「ステアケース」が最高と言う話をさせて頂きました。ジャズについては、50年以上聴いていますが、まだまだ知らないものが沢山あります。
 ジャズファンとして大変お恥ずかしいしいのですが、最近キース・ジャレットのスタンダードトリオの素晴らしさを発見致しました。キース・ジャレットのスタンダードトリオのことは、気にはなっていたのですが、ビル・エヴァンスのトリオやキース・ジャレットのソロの素晴らしさに、そちらに目が届きませんでした。キースのソロについては、様々な音源で全て持っており堪能しております。ビル•エヴァンスのトリオについても色々な音源で持ち合わせていました。
 今回気になっていたキース・ジャレットのスタンダードトリオについて出逢いたいと思い、調べた結果、自分の好きなスタンダード曲が沢山入っている『枯葉』を選んで見ました。メロディが自然と湧いて来るスタンダード曲をどの様に料理するのか、ベースやドラムというリズムセクションがどの様な絡み方をするのか、アドリブの展開がどの様になるのか、フレーズをどの様に活用するのか等、興味は尽きません。
 聴いてみて驚きました。物凄く新鮮さを感じました。今まで味わってことがないような爽やかさです。ピアノは勿論美しいのひとことなのですが、ベースやドラムも心地よい主張しており、キースのピアノを引き立たせたり、調和をさせたり安心感と冒険心がたまりませんでした。感動の真っ只中にいるとこの素晴らしさを中々表現するのは厳しいものがあります。更に聴き込んで表現したい気持ちでいっぱいです。この感動から、『Whisper not』を聴き始めています。その次は、トリオ初期の『Standard』も聴かなければと思っています。
 ジャズには、色々な発見があり、興味が尽きません。ジャズっていいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?