セシルテイラーのソロピアノ
セシルティラ―のソロピアノを聴くと思いだすのは、30年以上前の当時のつくば万博のIBM館です。
IBM館に入るとデズニ―ランドのエレクトロパレードや今はやりのクリスマスのライトアップのような光のファンタジーの世界が現れます。
その色は、ブルーやパープルで今思うとあれは青色ダイオードなのかなと要らぬ心配をしてしまいます。
その青の美しさは恐らくセシルテイラーかと思われる、調性や規則的なリズムのなく、半音階的な曲で画像もしくは映像にマッチしておりました。
その印象が大きく、このような曲が大好きになってしまいました。
この印象が、私をフリージャズの世界に益々導いていったのではないかと思っております。
もしかすると、シェーンベルクだったのかも知れません。
今でも区別できませんのでそうかも知れません。
でもそんなことは関係ありません。
今となっては。オ―ネットコールマンのアルトサックスでの表現主義も素敵ですが、ピアノは打楽器なので、言葉発する呼吸器を使用して音を発しておりませんので、表現する機能が少し足りませんが、それがかえってピアノの特徴をあらわすものとなり益々美しさを醸し出すものとなっていると思います。
それに、何故つくば万博のIBM館の印象が強いのかというと、コンパニオンの質の高さも後押ししております。
コンパニオンが美人であったというのも勿論ですが、コンパニオンとしての仕事のプロフェショナルさだと思います。
解説の仕方、言葉使い、声の質、行動のしぐさ等どれをとっても超一流でした。
他の日本企業のパビリオンのコンパニオンが本当に子供に感じました。
一生懸命さは通じますが、これがプロなのかというものを感じざるを得ないものでした。
そのような中でセシルテイラ―のソロを聴くようになりました。
Indent, Silent Tongue,Air above Mountainsを聴きましたが、このガーデンだけは、聴いていませんでした。
Silent Tongueが特に好きで良く聴いておりました。
そして、ガーデンも聴こうと思いましたら、廃盤になっており諦めておりました。
そんな中、youtubeで見つけました。
全部で2時間くらいありますが、物凄く優雅で音の花火の連続です。
時間を忘れてしまいそうです。
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