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クロマテック ハーモニカの変遷あれこれ


前回は、テンホールズについて書きました。

今回は、クロマティックハーモニカについてです。

ハーモニカでジャズをやろうとするとどうしても出したい音があります。

それもスムーズです。

そうするとどうしてもダイアトニックではなくクロマティックハーモニカをやってみたくなります。

一番最初に買ったのは、やはりホーナーのスーパー64です。

4オクターブというのとスティ―ビ―ワンダーの音にあこがれていたからです。

買って吹きましたが、驚くほどしっかりとした良い音がでます。

びっくりです。

ボディはプラスティク製です。

調子に乗ってブカブカ吹いていると、最初の試練としてバルブがべッタリとくっつきます。

そして音がでなくなります。

くっついたバルブを楊枝で無理に離そうとするとバルブの端が折れ曲がったり大変なことになります。

分解してメンテナンスやバルブの張替などもやり、だいぶ慣れてきました。

一度だけ音程等のメンテナンスをプロの方にお願いをしました。

その後、色々吹いておりますと、テンホールズと同じように、木製のボディを吹いてみたくなります。

ジャズハーモニカの第一人者であるトゥーツシルマンスのように吹きたいとも。

そこでHOHNER Chromonica 270 Deluxe 270/48 DLX C というハーモニカを買いました。

これは、一番ポピュラーでスタンダードなハーモニカのデラックス版です。

音は確かに木製ボディの独特の音がして且つ、ホールがスーパー64と同じ丸い形ですので違和感がありませんでした。

ちょっとものたりなかったので、別のものも試してみたくなります。

トゥーツシルマンスが監修しているトゥーツがどうしても吹きたくなりました。

欲しくなるといてもたってもいられません。

ついにHOHNER Toots Mellow Tone/Cを購入いたしました。

吹いてみるとあのテンホールズのマリンバンドと同じように、物凄く食い付きが良いです。

息のコントロールのままに音を出すことができます。

これだ、と思いました。

相性がばっちりです。

もうこれしかないという感じです。4オクターブのものはありませんが、3オクターブで十分です。

大きさも、もった感触も見た目もクラッシィクタイプでかっこ良いです。

このハーモニカは、シンガポール駐在中もいつも持ち歩いておりました。

シンガポールの会社のパーティで盛り上がり、最後にはダンスパーティになるのですが、あまりに盛り上がりダンス中に落としてしまったようです。

家に戻ってきてから気がつきました。

翌日、パーティ会場であるホテルに電話しましたがありませんでした。

日本に戻ってきて、すぐに同じものを買いに行ったのは言うまでもありません。

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