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大物ハ―ピストの楽しい乱入で聴き分けたいハーモニカの音色


ハーモニカを吹く人は必ずと言ってToots Thielemansの曲をコピーすると思います。

その中でも必ず一度はコピーするのはこのBluesetteと言う曲と思います。

半音ずつ上がっていく曲ですが、一度はまるとくせになります。楽しく吹ける曲です。

また、 Toots Thielemansというとこの曲で色々な場面で聴くことができるし、必ずこの曲を披露してくれます。


特にこのYouTubeで面白いのは、あの大物ミュジッシャンの Stevie Wonderがハーモニカで突然参加してくるところです。

勿論これだけで大変な事です。

世紀の共演です。

でも私が注目したいのは、二人のハーモニカの音色です。

Toots Thielemansのつかっているハーモニカは、HOHNER Super Chromonica をベースとしているHOHNER Toots Model [MellowTone]で木製のボディのものです。

HOHNER Super Chromonicaはオーソドックスもので初心者にもなじみのものです。

かたや、Stevie Wonderが使っているのは、HOHNER Super 64をべースとしているHOHNER Super 64 Xという強化プラスチックの樹脂製のボディのものです。

Super 64は、金メッキのものもあり、クラッシックやポピュラーのプロの多くが使っております。

樹脂製のボディのために息漏れが少なくメリハリのある乾いた音が特徴です。

一方、木製のボディのものは、多少の息漏れはしますが、上手な人が吹くと木製独特の柔らかい温かみのある音が出ます。

エレキギターかアコーステックギターかというような違いがあります。

勿論、演奏家の好みややっている音楽のジャンルにより使い分けられております。

音に明らかな違いがあります。

是非とも聴き分けて下さい。

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