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小児科医から5~11歳のお子さんを持つお母さんお父さんへ(接種券が届いたら読んでください。)

こんにちは。高知有志医師の会の宜保美紀です。
小児科医として、小さなお子さんを持つお母さん、お父さんにお伝えしたいことがあります。

私は内科と小児科の外来で勤務する中で、新型コロナワクチンを接種する前には健康だったにも関わらず、接種後に心臓を原因とする失神・胸痛・めまい・聴力低下・アレルギー・易感染などの症状で来院する患者さんたちに遭遇しています。この中には高校生もおられました。

最近では、鎌倉市で接種4時間後に入浴中に亡くなられた13歳児のお母さんの悲痛な声が市議会で報告されたり、中部日本テレビで小6女児の接種後の辛く長引く不調、その父母の涙ながらの声の報道もありました。

これらの当事者に共通しているのは、接種前にこのような事態がありえるということがあまりにも知らされていなかったこと、今後このようなことが少しでも減るようにしっかり事前に説明してほしいという、「インフォームド・コンセント(十分な説明を受けた上での選択)」を強く望む声だと思います。

しかし、実際の現場でのそれは十分なものではありません。
ある市町村から保護者に発送される5~11歳へのコロナワクチン接種の案内文書を見ましたが、「治験中のワクチンである」、「努力義務ではない」という重要な言葉は見当たりませんでした。

また、「発症を90.7%防ぐことができる」と記載されていますが、それはデルタ株での、しかも不適切と識者に指摘されている「相対評価」の数字に過ぎません。(コロナ感染のように頻度の多くない感染症に対しては「絶対評価」を使う必要があります)

「変異の大きいオミクロン株にはワクチンの感染予防効果がほとんど失われている。感染しても小児はそのほとんどが軽症あるいは無症状であり、本来の自然免疫で十分に乗り越えることができる」という日本小児感染症学会理事長の森内浩幸長崎大学教授の意見も反映されていません。

副反応についての説明は、直後のもの(痛みや発熱など)が中心であり、男児に見られる心筋炎について記載されたのは評価できますが、5~11歳では「12歳以上より少ない」としか書かれていません。

予防接種健康被害救済制度について説明されていますが、接種後に死亡が報告された国内の1443名(厚労省発表)の方々や高度障害を生じた方々はほとんどが「因果関係が評価不能」とされ、補償への手続きも非常に難しく、わずかな人数への医療費の支給を除いて、いまだ補償に至ったケースはないことには言及されていません。

国はこのような情報しか示しておらず、保護者への十分なインフォームド・コンセントが市町村からの案内の段階でなされているとは到底言えないのではないか、これまでの当事者の声は何だったのか?と感じずにはいられません。

日本の将来を担う大切な5-11歳のお子さんたちの保護者に十分な情報が提供されないまま、接種がすすんでゆくことをとても心配しています。
大切なお子さんを守れるのはお母さんとお父さんです。
どうか、熟考をお願いいたします。

高知有志医師の会は、新型コロナワクチン接種への慎重な姿勢を皆さんに持っていただくことを願い、ワクチン後遺症への医学的サポートを目的として立ち上がりました。

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メンバー(2021/03/02現在)
野中一興 うしおえ太陽クリニック
木田正博 木田山薬堂診療所
山口廣明 プライマリーケア医
宜保美紀 小児科医
箱田英二 内科医
吉村尚子 新本町クリニック
濵田正人 ソフィアデンタル
野田理香 形成外科・皮膚科

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