【ショート日記】夢の中で脳に汗をかく
最近の夢の思い出。夢の中で頭を使うことってありますか?
私はたまに何かから頑張って逃げる夢を見ますが、それでも夢の中って、半ば自動的に事が展開していく気がします。
ところが最近見た夢は、約30年生きてきて初めて脳に汗をかくものでした。
その夢に出てきたのは実家の食卓。そのそばに、北欧出身のDJ・エドシーランが立っていました。
……え?なんでエドシーラン?普段私はエドシーランの音楽をほとんど聴かないのに。
我が夢の人選が意味不明すぎますが、夢の中の設定では、どうやら父が彼を我が家に招いたらしい。そして私がエドシーランに挨拶をしなければいけない状況だということは分かりました。私は突然の事態に大困惑です。
エドシーランの母国語なんて分かる訳がないので、英会話を試みます。
普段の夢だったら、すらすらセリフが出て来るのに、このシーンだけ何を言うかは私に委ねられていました。
日常で英語に触れることがほとんどないので、英会話はかなりご無沙汰。パッと出てくるわけがありません。夢の中だというのに急速に回転する私の脳。
なんとかひねりだして、 ‘I like your songs such as Perfect and Shivers.’ と言いました。中学生レベルの英語ですが、テンパっている状況で英語脳にスイッチングするのと、軽くしか知らないエドシーランの曲名を引っ張り出してくるあたりにエネルギーを使いました。
会話の中身がお粗末すぎるのを、笑顔で友好的態度を示して精一杯ごまかします。
私の言葉を受けて、エドシーランも何か言っていたはずですが、そこは夢であるのと私のリスニング力が低すぎるせいか、何を言っていたか分かりませんでした。
この夢、私にとってあまりにも都合が悪すぎませんか?
とりあえず私はニコニコと頷いて返事の代わりにしたような気がします。
そしてこんな貴重な機会はそうないのだから、写真でも撮ってもらったら?という親からの言葉を受けて、 ‘Could you take a picture with me?’ と勇気を振り絞ってエドシーランに尋ねました。するとその瞬間、彼からの返事も聞けないうちに夢から覚めてしまいました。
とことん私に都合が悪すぎます。
ただ、こんな夢ですがよかったことが一つだけありました。それは、エドシーランがずっと微笑んでいてくれたこと。私が拙い英語で話しかけてもエドシーランは常にスマイルだったのです。ありがとう、エドシーラン!勝手に異国の熱心なファンというわけでもない一般人の夢に登場させられて、笑顔までくれて。
(おそらく、微笑以外のエドシーランの顔を私が知らないせいで、私の夢の中ではずっと微笑んでいたんでしょうね!)
高校時代に、英語の勉強を続けていると、夢で話す言葉が英語になる時があるらしいと聞いていましたが、現実は思っていたのと違うなーと強く感じさせられた出来事でした。
久々にエドシーランの曲をBGMにしながら✍
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