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知らない内に決まっていた日

誰しもが、そんな日を経験した事が有ると思います。

例えば、風邪をひいて学校を休んだ日が丁度、委員会を決める日で、自分がやりたくもない委員会に勝手に所属させられていた、とか。

例えば、出張から戻ってみたら、全く知らない仕事が増えていた、とか。その上、家族は知らない間に旅行に行って家には誰も居なかった、とか。


そして、情報弱者にはありがちな事ですが、自分の住んでいる場所の法律や規則が勝手に変わったり、決まっていたりするのは日常茶飯事。

〝勝手に〟と言うのはかなりの語弊が有るでしょうけれど、気分的にはそうなのですよ。

今日の昼頃に【国旗損壊罪を新設?「日本と外国の国旗で同じ罰」】という記事を見まして、知っている人は以前から知っていた事でしょうけれども、当方は初めて国政でそんな動きが有るのだと知りました。ついでに、『国旗損壊罪』という罪状が有ることも初めて知りました。


「日本の名誉を守るのは究極の使命の一つで、外国の国旗損壊と日本の国旗損壊を同等の刑罰でしっかりと対応することが重要だ。」との説明を国会議員の方がしたそうですが、異論はけっこう有る模様ですね。

どうやら、刑法92条に外国の国旗の損壊や汚損を禁止している『外国国章損壊罪』という法律が日本国には既に有り、その法律と対にして日本国旗も保護しようという動きだそうです。

よくお隣の国で日本国旗を燃やされたり踏み付けられたり、色々されたりしていますが、日本国内でどっかの国の国旗に同じ様な侮辱行為をすると、罪になります。

憤りが有っても、抗議の為でも、そういう貧相な行為はやらない方がカッコイイですよね。

『国旗損壊罪』の問題点はかなり簡単に言えば、日本国内で日本国旗を公の場で燃やしたり破いたりの自由が有るかどうか、又は必要かどうかの様に思われます。勿論、他の問題点も有るのでしょうけれど、当方が理解できた一番の問題点は上記の点だと、皆さんには理解して頂きたいです。

当方が出す結論は簡単で、この法律は必要無い。

異論は有るでしょうけれど、外人が日本に来てわざわざ日本国旗を燃やしたりとか、そこまで不満が有るなら日本に滞在しなければ良くね?と。強制退去なりさせれば良いだけなのでは?

日本人がやるなら、そもそもの教育が悪いからじゃないかと思う。日本という国に誇りを持てないからなのではないかと。もし、何かしらの不満が有ってそんなアピールをするなら、そこまで民度が下がっている証左なのではないでしょうか。

教育で全てが解決するとは言いませんけど、民度を最初に確定させる部分はあると思うのです。なので教育の方を充実させる努力の方が優先なのではないだろうかと思わざるを得ない。

「日本の名誉を守るのは究極の使命の一つ」と仰った国会議員さんが居る様ですけれど、名誉を守る前に教育と出生率を向上させる方が使命なのではないのか。


そして、何よりの問題は、情報弱者にこういう法律が議題に上がっている事を知らしめる努力が為されていないとしか感じられない。


それよりも更に大きな問題は、法律に関心の無い人達に関心を持って貰う努力は無いのだろうか?


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