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みんな大好きクラコワ|フィギュアスケート

先月のチャレンジカップ、女子シングルでは青木祐奈とクラコワの
3連フリップ対決(2A-1Eu-3F vs 3Lz-1Eu-3F)を楽しみにしていたのですが
残念ながらクラコワの3連フリップは不発に終わりました。

今季のクラコワはちょっと調子出てない様子。
ヨーロッパ選手権ではまさかのショート落ちとなってしまいました。
ユーロ解説のマッシミリアーノさんは、ジャンプ構成が迷走中ではと指摘していました。

ポーランド代表のクラコワ選手はロシア出身。
ほとんどの元ロシア選手は国籍を変えても練習拠点はロシアのままという
ケースが多いですが、クラコワ選手はロシアの外に拠点を移しています。

最初はポーランドに住み、その後カナダに行ってそれからイタリアに行きましたが、去年の春にイタリアのエーニャの練習拠点が閉鎖となって、
現在はイタリアのミラノとカナダの二拠点生活です。

まだ21歳の若さですが流転の連続。
今の情勢では故郷の家族に会うことも難しいという事情も抱えています。

今季のフリープログラムは、そんな自分の人生を語る内容とのこと。
過去を振り返ろうとする自分の首を前に向ける、という動作が入るなど
ブノアリショーらしいメッセージ性の高い振付に仕上がっています。

今季フリー

ヨーロッパ選手権でフリー進出を逃したクラコワ選手ですが、
翌日の男子フリーでは、同じポーランド選手のノーミス演技に大声援。
いいやつだ・・・。

Q. あなたがスケートを続けているモチベーションは何ですか?

クラコワ:
私はこれまでのキャリアを通して重要なことに気づきました。
たくさんの変化がありましたが、私を裏切らず、がっかりさせなかった唯一のものはフィギュアスケートです。
これが私の人生であり、これが私がやりたいこと、幸福を感じる源であり、喜びをもたらしてくれるものです。
そして、私は一人ではありません。たくさんの人が私のことを待ち、応援してくれています。
私は笑顔を見せているのは、本当に嬉しいからです。
完璧なスケートでなくても、私はここにいて、これらの人たちを見ることができ、感じることができるからです。

クラコワ選手インタビューより(英語訳)



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