初めて海外版ツクール2003製ゲームをプレイする人のための記事

表題の通りのハウツー的文章です。
海外版ツクール2003製ゲームのプレイはそれなりに面倒でかつ厄介な問題も抱えており、初めての方にはまあまあハードルが高そうです。なので一助になればと思い書きました。



RTPのインストール

RTPとは、ゲームを遊ぶために必要なデータ集のことです。これがインストールされていないとゲームが起動しません。RPG MakerのサイトからRTPをダウンロードしてPCにインストールしてください。

RPG Maker2003 のボタンをクリックして、
その後にDownload Run Time Packageをクリックするとダウンロードできる


ダウンロードしたファイルはZipファイル(圧縮されているファイル)なので、右クリックメニューから「すべて展開」を選びます。


展開されたインストーラーをダブルクリックで起動。セットアップウィザードを進めていきます。

「Next」→「I Agree」→「Install」と選ぶ


ゲームをダウンロードして展開

続いて、お目当てのゲームをダウンロードします。こちらもほとんどの場合Zipファイルに圧縮されていると思うので、上記と同じ手順で展開します。

展開されたフォルダを開くとこんな感じ。
スクロールして下のほうをのぞいてみよう
「readme」というファイルは説明書なので読んでおこう


実行ファイルの誤検知問題について

あとはフォルダ内にある「RPG_RT.exe」という実行ファイルを起動すれば晴れてゲームが開始できるのですが、残念ながら多くの場合そうはいきません。

RPG Maker2003の実行ファイルは、セキュリティソフトにウイルスとして誤検知されてしまい、展開と同時に自動で削除されてしまうことが非常によく起きます。
※もちろん、実際は無害なファイルですので安心してください…

そこで、ゲーム制作者は実行ファイルをパスワード付きのZipファイルに圧縮したりして対策を行います。こうすることでセキュリティソフトの監視からひとまず逃れることができるようです。


ユーザー側が行う対策

ですが、このままZipを展開し実行ファイルを起動しようとしてもセキュリティソフトによって妨害されてしまいます。

というわけで、ユーザー側で実行ファイルをウイルス対策の"除外設定に追加する"作業が必要になります。"ホワイトリストに登録する"だとか、セキュリティソフトの種類によって言い回しは異なったりはします。

要は「このファイルは悪い子じゃないからいじめないであげてね~」とお願いしておけばいいのです。以下にそのやり方の例を挙げます。

Windowsセキュリティ(win10標準ソフト)の場合の操作例

①スタートメニュー内の「設定」※歯車のアイコン
②更新とセキュリティ
③Windowsセキュリティ
④ウイルスと脅威の防止
⑤設定の管理
⑥除外の追加または削除
・ここで除外対象となる実行ファイルを選択
・またはファイルが含まれるフォルダを選択

展開したRPG_RT.exeは、プロジェクトフォルダのディレクトリに置いてから起動しよう(念のため…)


以上です。それでは良きツクールライフを。

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