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埼玉県道37号 皆野両神荒川線

起点〜黒海土バイパス旧道合流点(仮称) 2021/01/17
黒海土バイパス旧道合流点(仮称)~終点 2021/01/31
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秩父郡皆野町

旧・秩父郡国神村

国道140号の金崎交差点。Wikipediaはここを起点と紹介しているが、確証はない。ただここからやった方が面白いので歩いた。起点早々しばらく国道140号と重複する。

旧・皆野村

起点まもなくにある親鼻橋では荒川のライン下りで知られる区間を一望できる。
親鼻橋交差点で右に分かれ、単独区間へ。
橋の傍には橋を紹介する看板が置かれている。
親鼻停車場線(r205)と交差。
その後秩父鉄道、親鼻〜皆野間の踏切を渡る。標識は煙を吐く汽車になっている。
下原交差点を右折する。皆野荒川線(r43、両神の有無しか違いがない)の起点でもあり、r43はこのまま直進する。
また踏切を渡る。最短距離を取らず市街地に沿う道になっている結果である。
県道と紛らわしい皆野町道の看板がある。
栗谷瀬橋で荒川を渡る。栗谷瀬橋には歩道がないため、歩行者は隣の歩道専用の橋を渡ることになる。
橋に対する愛が深い。
荒川。

旧・国神村

国神交差点。ここから暫く秩父児玉線(r44)と重複。
蟹沢橋で渡る日野沢川。
この辺りで起きた秩父事件の戦闘で巡査が亡くなった。
大渕古墳。
大淵交差点で右に逸れ、単独区間へ。
交差点の近くには国神村の道路元標が置かれている。乱雑に放置されている自治体も少なくないなか、紹介の看板まで置かれている。元標自体は上部が欠けているのが惜しいところ。
自動車の殆どはr44に流れてしまうため、住宅の合間を狭い道路が通る、有名無実の主要地方道に変化。
秩父市との境界を前についに民家が見えなくなる。ひたすら森。
ただし境界付近には数軒ある模様。

秩父市

旧・下吉田村

秩父市へ。旧・下吉田村→吉田町。
しばらく歩くと集落に出る。幅員は相変わらず。
吉田久長秩父線(r270)が南へと分岐している。交差点名無し。
大久保入沢を渡る久長橋と前沢を渡る白砂橋。橋は立派だが沢なので水は大して流れていない。
吉田町の比較的賑わう地域に着く。
沿道には道の駅龍勢会館がある。直売所は賑わっていたがお食事処が閉まっていたので昼食は食べられなかった。
阿熊川を渡る龍勢橋。
見落としがちだが(私は見落とした)下日野沢東門平吉田線(r284)が下を通っている。
ここにも荒川にあったのと同じ形の案内板が設置されている。
秩父事件決起の地になった椋神社。
龍勢祭りではロケットも発射されるらしく、話題性があるためかこの付近は道の舗装も他と比べ丁寧になっている。
吉田総合支所(旧・吉田町役場)。今の県道とはやや離れたところにある。かつてはあちら側に県道があったようだ。
石間下吉田線(363号)の終点と合流。r363はここ以外で一切国県道と交差しない県道で、城峯の神社や山、太田部峠方面へ向かう貴重な道路となっている。

旧・上吉田村

万年橋で石間川(いさまがわ)を渡る。上吉田村の中心部は合角ダムの近くにあったようで、この県道は村外れの民家の特に少ない箇所しか通らない。
宮戸交差点を左折し高崎神流秩父線(r71、群馬側は2度の分断を含む限界主要地方道)と分岐。
交差点には観光地列挙看板がある。
吉田川を巣掛橋(欄干に書かれているのを反対側から見ただけなので違うかも)で渡る。
こんなところにもちゃんと民家はあるようだ。
みどりの村入口。テーマパークらしい。
大きな管は秩父太平洋セメントベルトコンベヤー。叶山鉱山まで繋がっている。下に立つとベルトコンベヤーの音がよく響く。
巣掛トンネル。

秩父郡小鹿野町

旧・三田川村

トンネルを境に秩父郡小鹿野町へ。名前の通りこの県道はかつての両神村を通るが、トンネル付近だけは昭和期からの小鹿野である旧・三田川村。
国道299号と黒海土バイパス前交差点で交差。黒海土は合成地名みたいな名前だがれっきとした字らしい。バイパス開通までこの県道は小鹿野高校辺りまで一旦東に大きく逸れていたが、バイパス開通により一直線で通行できるようになった。

旧・両神村

赤平川を黒海土橋で渡る。川沿いには小鹿野町総合運動公園もある。川を境に旧・両神村。
田舎にありがち(偏見?)な小字ごとに案内してくれる看板。
この交差点で旧道と合流。ここで1日目終了。
ここから2021/01/31。 旧・両神村の境界とは違う場所ながら盛大に歓迎された。集落の入口という意味では確かに正しいが。
コンニャク村なる建物があった。周りは静かなので比較的賑わっていると言える。
観光案内。
両神小鹿野線(r279)と合流。279号は終点であるここ以外で国県道と交わることなく川に沿って山奥へと進む。
r279との交差点周辺には歩道がない。
薄川は美女ヶ平橋で渡る。高低差が激しい。
両神庁舎(旧・両神村役場)。村はこの辺りが一番栄えているようだ。
村社らしい両神神社。集落の中心部にどんと構えている。
道の駅両神温泉薬師の湯。日帰り温泉がある。ここで薬師蕎麦を食べた。
薄小森線(r367)と交差。r367もr279同様この県道以外の国県道と交差せず山へ向かう。
小森川。橋の名前はそのまま小森橋。川を境に民家は一気に減少する。
ブリーダーがいるらしく、周辺では多くの犬が飼育されていた。吠えの歓迎を受けた。
本格的に山を渡る道となり、歩道の場所も不安定に。

秩父市

旧・白川村

秩父市(旧・白川村→荒川村)へ。
山を縫って国道140号へ向かう。
家のない道を暫く歩くと古池の集落に到着。でっかい蕎麦屋がある。割と人気らしい。
集落は大きくないので一瞬で終わり、また家一つない道へ。面白そうな林道、御岳山線もここから延びている。
双神トンネル。昭和18年竣工。すれ違いすらできないトンネル(そのくせ主要地方道だけあって交通量は意外と多い)だが、なんと町営バスが通るらしい。
そんな訳でこのトンネルを避けるために色々工事をしているらしい。
一部は完成したようで、トンネルから暫く歩くと規模の大きな道になる。
バイパスであるこの道からは民家は終点まで一切見えない。贄川橋で栃沢を渡り、終点まで一直線。
終点、贄川交差点。国道140号と合流。

GPSログ

ハードだが楽しい道だった。

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