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株:7月18日 TSMCの決算:日本株

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。

今回の決算を見てもハードルはかなり高くなっています。
アナリストはTSMC の 2024 年の売上高成長率を少なくとも 25% に引き上げなければ、株価が下落する可能性があると結果発表前に警告していました。

今回のTSMCは『前年同期比では、売上高が40.1%増、純利益と希薄化後EPSはともに36.3%増』と見事にハードルをクリアしましたがこれから決算を待っている他の半導体関連銘柄はどうでしょうか?

もうこのレベルまで来ると少しのミスも許されません。

それを考えると、決算シーズン前に半導体関連の株価が下落したのはかえって良かったのかもしれません。
いい買い場になると同時にハードルも下がったのですから。

NVIDIAの120以下は買いです。
例えまた何か問題が起こって下がったとしてもそれは天が与えてくれたチャンスです。
あなたの神に感謝を捧げましょう。
「ネットの神秘と、生成AIの誕生の奇跡に満ち溢れた世界を提供してくださったNVIDIAに畏敬の念を捧げます。cudaSuccess!」


TSMCの決算

TSMC は、業績がアナリスト予想を上回り、AI関連の世界的な支出ブームに乗じて、通期売上高予想を引き上げました。

2024年6月30日締め第2四半期の連結売上高6,735.1億ニュー台湾ドル、純利益2,478.5億ニュー台湾ドル、希薄化後1株当たり利益9.56ニュー台湾ドル(米国預託証券(ADR)1口当たり1.48ドル)を発表しました。
前年同期比では、売上高が40.1%増、純利益と希薄化後EPSはともに36.3%増となりました。
2024年第1四半期と比較すると、第2四半期の結果は、売上高13.6%増、純利益9.9%増でした。
すべての数字は、連結ベースで TIFRS に従って作成されています。
米国ドルベースでは、第2四半期の売上高は208億2,000万ドルとなり、前年同期比32.8%増、前四半期比10.3%増となりました。
四半期の粗利益率は53.2%、営業利益率は42.5%、純利益率は36.8%でした。

2024年第3四半期の業績見通しを以下のように発表しました。

収益は、224億米ドルから232億米ドルの間になる見込みです。
為替レートを1米ドル = 32.5ニュー台湾ドルと想定した場合、粗利益率は53.5%から55.5%の間になる見込みです。
営業利益率は42.5%から44.5%の間になる見込みです。


Apple (AAPL) や Nvidia (NVDA) 向けのチップ製造大手である同社は、これまでの上限予想であった20%半ばよりも高い売上高成長を予想しています。TSMCは今四半期、アナリスト予想を上回る232億ドルまでの売上高を見込んでいます。
また、将来の需要に対する同社の見方を反映する重要な指標である設備投資額の見積もりを、当初の280億ドルから最低でも300億ドル~320億ドルまでの範囲に上方修正した。

この見通しの引き上げは、2022年末のOpenAIによるChatGPTの登場で始まったAIブームの持続性に対するTSMCの自信を示唆しています。これにより、Microsoft から百度 (バイドゥ) まで、大手テック企業は主にNvidiaのアクセラレータを搭載したAIインフラへの投資を急増させました。

TSMCの報告に先立つ数週間、市場予想はすでに上昇していました。
台湾最大の企業である同社にとってもう一つの大きなけん引役であるスマートフォン市場全体は、回復軌道に乗っています。
Appleは、新しいAIサービスの潜在的な強みを理由に、発売予定のiPhone 16の出荷台数についてサプライヤーに楽観的なガイダンスを提供しました。
これにより、TSMCは6月四半期の利益が予想を上回る36%増となったことを報告することができました。

ブルームバーグ・インテリジェンス (BI) は、以下のように報告しています。

  • ASMLの 2Q 受注額が 23.7% 増加したことは、TSMC の 2ナノ開発が順調に進んでいることを示唆しており、生産能力の増強が加速する可能性があります。 TSMC は、2025 年下半期に台湾の新竹 (しんちく) で月産約 3 万ウェハーの 2ナノプロセスの量産を開始する予定です。 BI アナリストのチャールズ・シュム氏は、2ナノプロセスの価格は 3ナノ よりも少なくとも 15% 高くなると予想しています。

  • 一方、ブルームバーグ・ビジネスウィークがアメリカ大統領候補のドナルド・トランプ氏の発言を掲載したことで、TSMC の見通しに対する投資家の熱狂は水曜日 (おそらく記事掲載日) に後退しました。 トランプ氏は、中国の侵略があった場合、台湾防衛への支持はせいぜい消極的であると述べています。

  • さらに Bloomberg News は、アメリカが中国に対するより厳しいチップ規制を検討していると報じました。 世界最大の半導体市場への影響を懸念する投資家が増えていることから、世界的なテック株の売り抜けが起きています。

  • 市場の一角では、AI への慎重な見方も出てきています。 ゴールドマン・サックスは今月、大手アメリカテック企業が AI に過剰投資している可能性があると警告しました。

  • アナリストのツェン・チャオリェン氏は、TSMC の 2024 年売上高成長率を少なくとも 25% に引き上げなければ、株価が下落する可能性があると結果発表前に警告していました。

日本株

SQに向けて上がり過ぎた反動で落ちて来て、41100をとりあえずの下値抵抗線として7月末のFOMC&日銀までレンジの動きかと思われた。
そこに半導体の対中規制、トランプと某デジタル大臣の金利に関するコメントマーケットは大きく動かざるをえない状況になってしまった。
チャートは崩れて次は39500が下値のラインと予想。

以前、岡崎さんが6月後半から日本株が上昇したのは『6月の日銀金融政策決定会合でしばらく利上げがなさそうだと市場に受け取られたからだ』みたいな事をおっしゃっていた。
だからこそ、月末の日銀金融政策決定会合の動向を気にしていたのだが、ここにきて日本の大臣が利上げ発言。
それをうけてドル円も円高方向に向かい156円。
これは輸出企業の決算にマイナスになるし、再び4月のような調整になってもおかしくない。

TSMCの決算のおかげで明日は半導体株を中心にリバウンドが期待されるが、突発的なニュースに翻弄されたばかりなのでマーケットは慎重だろうと思われる。


レーティングが上方修正されている信越化学工業とアドバンテストは特にリバウンドが大きいかも。

信越化学工業は塩ビ樹脂の需要増が見込まれる。
インフラや住宅投資等とのかかわりが強く、利下げでアメリカの住宅着工数が増加しそうだ。

個人的には電力株とニッスイ、住林が上昇してくれたのがうれしい。
円安による燃料コストの上昇の影響が今後、沈静化に向かうとの期待が高まり、電力株全般に資金が流入し株価を押し上げたようだ。

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