共同通信杯 ダノンベルーガありがとう!

勝ち馬 ダノンベルーガ

勝ち時計 1分47秒9
レースラップ 12.7 - 11.3 - 12.1 - 12.5 - 12.5 - 12.5 - 11.3 - 11.2 - 11.8
前後半(800m) 48.6-46.8

ダノンベルーガはGⅠ級の可能性が高い。

共同通信杯は過去の例からもスローの瞬発力勝負で33秒台の脚を使えた馬はGⅠ級だった。

過去に前半3ハロンが遅かったのは6回。
  名前(上り3ハロン) レースの前後半3ハロン          
2021エフフォーリア(33.4) 37.4-33.8
2020稍ダーリントンホール(34.1) 37.6-34.3
2019ダノンキングリー(32.9) 37.1-33.3
2014イスラボニータ(33.2) 36.7-33.4
2012ゴールドシップ(33.3) 37.3-33.6
2011ナカヤマナイト(33.8) 36.8-34.4

ゴールドシップの年は1,2着馬で3冠全て、イスラボニータの年が皐月1着、ダービー2着、マイネルフロストがダービー3着。
ダノンキングリーは皐月3着、ダービー2着でアドマイヤマーズがNHKマイルを勝っている。
スローとはいえ、高速決着に対応できた馬は春のGⅠでも活躍している。

今年は稍重で去年よりも時計のかかる稍重馬場で前半3ハロン36.1秒と決して遅くはないペース。
レースペースは前後半の比較なのでスローペースになるが、遅くはなかった。

その流れを中団で折り合って33.7秒で上がったダノンベルーガの実力はホンモノ。
過去のレースタイムを見ていただけばわかると思うが共同通信杯ではレースタイムは速ければいいというものではない。
『いかに前半折り合って』、『ラスト600mで強さを見せられるか』が焦点なのだ。

1着 ▲ダノンベルーガ
ヤバいです。
未完成レベルでこの走りができた、できてしまった。
まずまずのスタートから流れに乗って⑨の後ろで折り合う。
直線で外に出してドン!
新馬の時よりも落ち着いて一歩一歩が力強くなった。
最後まで胸を張っていたし、前足がフワッとなることもなかった。
馬体写真を見ればわかるけどまだ全然幼いし緩い。
去年のエフフォーリアの方が完成度は高かったので安心して春のGⅠで両方とも◎にした。
今年はまず『無事に成長してくれ』と思う。
この後、GⅠに向けて仕上げて行く過程で難しさもある馬だと思う。
可能性は間違いなくGⅠ級。

松山騎手のコメント
「重い馬場でしたが、良い脚を使って強い競馬でした。道中は人気馬を見ながら進むことが出来ましたし、しっかりと溜めも利いていました。追ってからは良い反応で突き抜けてくれました。デビュー戦で石橋脩騎手がレースを教えてくれていて、乗りやすかったです。
返し馬の雰囲気も良かったですし、乗り味が良く、良い馬だと思いました。凄いものを持っています。良馬場だともっと良いパフォーマンスが出来ると思います。これからまだまだ成長できる馬です。大きい舞台に行っても楽しみです」

2着 △ジオグリフ
新馬戦以来の好スタート。
相変わらず前半に少し行きたがるそぶりを見せるが直に⑦の後ろで折り合う。
直線に入って⑦と⑨の間をスムーズに抜け出せた。
最後の失速が勝ち馬よりも大きかったのは位置取りが前だったからだと思う。
前走は距離が短かったし展開も向かなかった中での5着。
レース展開が違えば朝日杯で勝ち負けしていただろう。
そしてダノンベルーガの方が朝日杯組よりも強いと思う。

ルメール騎手のコメント
「良いスタートを切ってくれました。4番手になってから冷静に走れていました。ずっと良い感じでしたし、直線では良い脚を使ってくれました。こういう馬場でも良い反応でしたし、前の方に行ったので、良い経験になったと思います。能力はあるので今後も楽しみです。2000mに延びても大丈夫です」

3着 △ビーアストニッシド
スタートで右に寄れて⑨にぶつかったが問題なく前へ出た。
直線でも結構がんばったが最後100mで疲れて脚が浮いてしまった。
しかし、先行すれば強い事を改めて示した。
シンザン記念はスタート後に勝ち馬に前に入られて先行できなかったのが響いた。
ビーアストニッシドは勝ったマテンロウオリオンと同じくらいの強さがあると思っていた。
それを証明した今日のレースだった。

飯田助手のコメント
「積極的に乗ってくれました。手応えがないかなと思っていましたが、追い出してからしっかりとしていました。ジョッキーも止まっていないと言っていました。瞬発力を見せてくれましたし、よく頑張ってくれました」


4着 △ジュンブロッサム
外側で先行して良く粘った。
脚の長い馬で大きなストライドが持ち味。
手前を替えても脚の回転は速くならないので最高速では劣りL2で置いて行かれた。
しかし、速くはないが持続力にはかなりのモノがあり、最後の失速は少なかった。
距離が長い方が良さそうだ。
決め手に欠くので勝ち切るのは難しいかもしれないが安定して上位に入るだろう馬。

武騎手のコメント
「間隔が空きましたが、成長して良くなっています。良い競馬が出来ました。まだまだ良くなってくると思います」

5着 ◎アサヒ
スタート出遅れ。
9月の未勝利と全く同じ出遅れ方。
アサヒのスタートをよく見ると、ゲートが開いてからまず後ろ脚を上げて踏み出すのです。
他の多くの馬は前足を上げて踏みだすのにアサヒは後ろ脚からがクセになっている。
東スポ2歳Sでも後ろ脚を上げて踏みだしていた。
ただ9月の未勝利と今回は踏み出しに大きく時間がかかったけど東スポ2歳Sの時は踏み出しが小さくて比較的速くゲートを出れた。
これは今後も出遅れがあると思った方がいいですね。
内のやや悪い所を通って33.8秒の上りは素晴らしいのでスタートが決まれば3着以内だったでしょう。

9着 〇アケルナルスターは現時点では柔らかい馬場は苦手ですね。直線に入ってフラフラして疲れてました。


力関係は
イクイノックス>ダノンベルーガ>ジオグリフなど2歳GⅠ組といったところでしょうか。

馬券的には

とりあえず保険の馬券は当たりましたがNoteの3連単では当てれなかった。
アサヒみたいない事があるので1頭軸というのはギャンブル性が高い。
その中でいかに限られた予算で組み立てるかは永遠の課題ですね。

今日はけっこう当たって万馬券も3つでした。

共同通信杯、小倉2R、阪神5R

東京2月13日11R151

小倉2月13日2R191

阪神2月13日5R351


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