スプリングS 気になる馬達

前置き

金曜と土曜の雨で日曜は稍重~重馬場になりそう。

先週までですでに『外差し』傾向にある中山がさらに内×外◎になる。

今回は枠順が非常に大きな意味を持つ。

外を走りやすい外枠はもちろん、内枠でも枠の並びで外に出しやすいかどうかが決まる。

評価

混戦模様。
不確定要素が多すぎてどの馬にも好走、凡走の可能性がある。
雨による馬場状態、馬の調整度合い、本気度合いは追切と当日の雰囲気で判断。
そして騎手がどう乗るかわからない馬も何頭かいるのでそれにも大きく左右される。
1着と思える馬がいない。

2着以内候補
アルナシーム 前半折り合えば

3着以内候補
アサヒ   出遅れても外差しでなんとか3着
ソリタリオ さらに体重増で!
ディオ   騎手が追い出しのタイミングを間違わなければ
グランドライン 騎手が無理に逃げなければ

掲示板候補
アライバル 
エンギダルマ
ビーアストニッシド

出走予定馬

アサヒ
出遅れはこの馬のスタートの仕方が下手なのでしょうがない。
今回も出遅れるだろう。
しかし、今回に限っては悪い事ばかりではない。
9月の中山未勝利は4番枠で出遅れたので楽に外を走れた。
相手がアスクビクターモアでなければ勝っていたレース。
今回のスプリングSはあの未勝利のレースでいいんです。
勝ち負けはわからないが3着以内は堅いんじゃないかと。
走り方から重馬場は苦にしないタイプ。

アライバル
京成杯は4コーナーから直線でいかにスムーズに走れたかどうか。
オニャンコポンは4コーナーを不利なく加速しながら周れたが、アライバルは内のゴチャゴチャしたところで前に合わせて走らざるを得なかった。
外に出して追い出せた時にはすでにオニャンコポンは2馬身前にいた。
ゴール前の脚色は劣っていなかったので4コーナーの周り方次第ではもう少し接戦に持ち込めたと思う。
アライバルの内にいたヴェローナシチーの方が最後の伸び脚はよかったけど。
雨の稍重東京の走りから重馬場もこなせる。
胸を張って走っているのでこういうタイプは重心が安定していて足元が不安定でも大丈夫な事が多い。
リファールの5x5x5もあるし粘り強く諦めないでしょう。
中山よりも直線長いコースの方がいいとは思う。
掲示板は堅い。

アルナシーム
人気馬はみんな『ア』からはじまるな!
前走は2着も超スローで抑えたアルナシームと行かせたテンダンスの位置取りの差。
2頭とも32.9秒の上りでそれ以上に速く走れと言うのは無理。
スタートはアルナシームの方が良かったのだが、この馬は前科持ちなので抑えてた。
キレイな脚の回転でトムフールクロスの良さが出ている。
好きだなぁ。
軽量だけどバネを活かした感じではなく力強く一歩一歩踏みしめて前に進んでいる。
成長とともにどんどん良くなっていくでしょう。
朝日杯も出遅れから直線で馬場の良くなかった内を走っての4着。
むしろその走りは印象的でさえあった。
前半の折り合いさえクリアすれば勝ち負け。

グランドライン
ホープフルSは前半の600mが速すぎた。
過去10年でも前半35秒台の年は差し追い込みが有利な展開になっている。
ボーンディスウェイにハナを譲らない姿勢を見せたら馬が気持ちよく行ってしまった。
芙蓉Sや葉牡丹賞のレースぶりで良かったのに…。
三浦騎手のレース後のコメント
「ゲートを上手に出て未勝利戦を勝った時の戦法でレースをしました。坂を上がってアップアップしたところはありますが、力がある馬です」
あれは前半600m37.8秒ってゆっくり入ったじゃん!
急坂のある中山で35.9秒なんて速く入るのは無謀ですよ?
お願いだから落ち着いてレースに入ってほしい。
前回逃げてしまった影響で馬は行く気になってしまっているのがどうか。
ビーアストニッシド次第ですね。
今回は控えてほしいなー(願望)
血統的に買いたい馬やねん。
小回りのドゥラメンテ産駒で母方にモンズン、プレザントコロニー、ロベルトと重馬場が得意な面々もある。
先行して直線で馬場の真ん中を走れば残れそうなイメージはある。
ただ、三浦騎手は直線でも馬場の悪い内を選びそうでもある。


ビーアストニッシド
共同通信杯はこの馬の力を見せたが上位との差も見せられた。
飯田騎手のコメント
「積極的に乗ってくれました。手応えがないかなと思っていましたが、追い出してからしっかりとしていました。ジョッキーも止まっていないと言っていました。瞬発力を見せてくれましたし、よく頑張ってくれました」
つまり力負け。
今回のスプリングSでこの馬に負けるようでは皐月賞は難しい。
とはいえ、この馬も弱いわけではなく、堅実に走るので掲示板は確保しそうだ。

エンギダルマ
ルーラーシップxアユサン
ルーラーシップはキンカメ系でもカナロアやドゥラメンテほど母馬の特徴を大きく表に出さない。
それでも母桜花賞馬はこの時期の重賞では◎
キレイな走りだがルーラーシップ産駒なので重馬場もこなせそう。
前走のゴール前の走りからもまだまだ成長途中といった感じ。
プラス12キロで一回叩いた効果は今回出ると思う。
穴馬

サトノヘリオス
エリカ賞を好時計勝ち。
そのレース2着のヴェールランスは京成杯で14着だが後に剥離骨折が判明。
サトノヘリオスはホープフルSで13着。
レースを見直しても馬がイラだっているとか折り合いに欠いたとか大きな不利とかもなく、残り200mでバテた。
エリカ賞から17日後のレースで前走の疲労が抜けていなかったと考える。
今回は十分に間隔を空けているので力を出せるか。
重馬場は若干不安。
胸を張って走っていはいるが走りが少し軽く良馬場向き。

ソリタリオ
モーリスxキンカメ
シンザン記念時点では後手を踏んだビーアストニッシドと同じ位だと思う。
こちらはモーリスで向こうは米愛国者なので今後はソリタリオの方が上になっていくと思われる。
レースごとに体重が増えているのもモーリス産駒として好感が持てる。
すくすくと成長しているなー。
1800mは問題ないし、むしろプラスアルファを見せてくれる可能性もある。
上半身しっかりしているし血統的にも重馬場は大丈夫だとは思うのだが前脚の使い方がLow-actionなのが気にかかる。
上位候補の一頭だが馬場しだい。

ドーブネ
首を下げ気味だが膝を高くあげるし重馬場はこなせるだろう。
ただ、ききょうSをみても前脚が宙に浮いている時間が長い、つまり跳んでいるので柔らかい足元を気にする可能性もある。
朝日杯は位置取りがこの馬にしては後ろ過ぎたがさらに後ろにいたジオグリフにちぎられている。
血統は魅力的だが現時点では足りないと思う。

ディオ
2走前は内から先行抜け出して勝ったかと思ったが大外を飛んできたデルマグレムリンに差された。
前走は超スローな流れをラスト32.9秒で快勝。
脚を曲げて掻き込むような走りなので、脚を伸ばして行くデルマグレムリンにゴール前の勢いで敗れた。
血統からもパワー重視なのでしょうがないと思いつつも休み明けの前走ではペースが遅かったとはいえ速い上がりを出せた。
去年よりも四肢が良く伸びているように見える。
成長があった。
血統も魅力的だ。
リオンディーズxマンハッタンカフェxストームキャット
キングマンボ系とマンハッタンカフェの相性は〇
リオンディーズ+ストームキャット=サートゥルナーリア
これは楽しみ。
重馬場も大丈夫だし、今回は過去2走よりもやや後ろからの溜める競馬をするだろう。
鞍上が先週のビジュノワールみたいに仕掛けるタイミングを間違えなければ上位争い可能。


オウケンボルト
これも母方にジャンポケ、バゴ、ロベルトと重馬場得意そうな面々。
しかし、フェノーメノ産駒は重馬場での勝利がまだない。
足さばきが軽いので重馬場はどうか?
走ってみないとわからないタイプ。
前走は4コーナーでいい脚で抜け出したがゴール前で差された。
3着は離しているが、重賞で上位に入るのはどうか?

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