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株:7月10日 TSMC6月の月次売上高

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。

大き過ぎる需要に対して供給が追い付かないのではないか?という不安もあったが何とか無事通過。
7月18日の決算での質疑応答に注目したい。
他のスーパーマイクロやデルなどのサーバーメーカーにも影響が大きい。


2024年6月売上高

2024年6月売上高は、約2,078億台湾ドルとなり、前年同月比32.9%増、5月からは9.5%減となりました。

2024年1-6月までの累計売上高は、1兆2,661億5千万台湾ドルとなり、前年同期比28.0%増となりました。

4-6月の第2四半期売上高は、約6735億台湾ドル(206億7000万ドル)で市場予想の6542億台湾ドルを上回った。

この水曜日の売上高発表は、世界最大の受託型半導体メーカーである同社が、AI関連のデータセンターやデバイスへの投資ブームにより、一時的に1兆ドルの市場価値に到達した直後に行われた。

世界中の企業が、NVIDIAのチップなどのハードウェアを購入してAI対応インフラを構築するための競争が激化しています。
ウォール街の証券会社は、TSMCが2025年に顧客への値上げを行い、さらに収益を伸ばす可能性があるとして、同社の目標株価を引き上げています。

(素人注釈:現在の4~5ナノの技術で作られているAI半導体がよりエネルギー効率の良い2~3ナノへと移行していきます。単価は上昇し、強力なAI関連需要がこれからも続けばより多くの売上高が見込めます)

AIチップの受注は、低迷していたスマートフォン販売の落ち込みを補うのに役立っています。
Appleは依然として、新竹に拠点を置くTSMCの最大顧客です。

AI投資の人気銘柄であるNVIDIAについては、過大評価懸念が楽観論を和らげています。New Street Researchのアナリストは今週初、同社の株価を「完全に評価済み」として格付けを下げました。

米国と中国の地政学的な緊張関係が懸念される中、TSMCや台湾の他のAI関連銘柄は、過去12カ月間に台湾総合株価指数を40%以上押し上げるのに貢献しました。

その地政学的なリスクを踏まえてAppleはTSMCのアリゾナ工場から半導体の一部を調達する計画です。

NVIDIAのGPU不足はどうか?

今回の月次売上高で最低限の不安は無くなった。
HBMメモリーの供給不足やTSMCのCoWoSのキャパシティーが足りない事が問題になっていたから、ネガティブサプライズとして6月の売り上げが順調でない可能性もあった。

Q1の決算でもアナリストから以下のような質問をされた。
『貴社の CoWoS (Chip-on-Wafer-on-Substrate) 能力は非常に逼迫していて戦略的であることは理解しています。しかし、どのように需要を判断し、さまざまなタイプのAI半導体顧客に能力を配分するのか疑問です。大口顧客が来年の2倍の能力を要求しているという話を聞いています』

それに対してTSMCは、「遠回しに努力するけど追い付かねー><」と言っている。
『需要は非常に強く、私たちは能力を増やすために最善を尽くしてきました。おそらく今年度は昨年の2倍以上になるでしょう。しかし、それでも顧客の需要を満たすには十分ではなく、私たちは OSAT パートナーを活用して TSMC の能力を補完し、顧客のニーズを満たすようにしています。

もちろん、まだ十分ではありません。しかし、私にとっては、どの顧客であろうと、顧客を成功させることが最優先事項です。そしてもちろん、長期的なパートナーは、TSMC との技術やプロセス複雑さにおける協力がよりスムーズになるため、立ち上げがはるかに簡単になります』

この点に関しては7月18日のQ2の決算の質疑応答でも語られるだろうから、要チェックや!

NVIDIAのGPUの供給が足りないとスーパーマイクロやデルの売り上げにも影響を及ぼすので非常に重要。


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